大学入試センターのサイトでみつけた大学入学共通テスト記述式問題のモデル問題例を読んで驚いた。
これは入試改革のために今のセンター試験を変えていくその中での動きですが、架空の自治体の景観ガイドラインを読んで答えたり、駐車場の契約書を読んで答えたりするのだ。
しかもどちらの問題も続く問題の中に、家族の会話や業者の電話、友人としてのアドバイスなどがあり、これは演劇を教育に生かすべきだ、と改めて思った。
ワークショップデザイナーの講座に通っていた時に、そんなことを考えていたのだが、当時教えていた塾の生徒たちがはたして実社会に出て、お役所の文書や契約書を読解できるのかといぶかったものだ。
テストの問題さえきちんと読まないのに、お役所の回りくどい文書や、細かい契約書などを隅から隅まで読む力があるのか、と思ったのだ。
こういうことこそ、演劇で行うとよい。平田オリザさんも確かに授業の際にそんなことをおっしゃっていた。
異なる立場からの提案書や市の資料について話し合う場面、また実社会とかかわりの深い文章を読む上で、ロールプレイという演劇的手法はかなり有効なはず。
ペーパーでやっていくだけ、テクニックとしてやっていくだけではなく、実際の論理、立場の違い、説得するタフネス。
そうしたものを培えるのは、演劇をおいてほかにないと思う。
ひさびさにまじめな文章だが、忙しい中でもこれだけは書きとめておきたく、ここに記す。
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