
撮影 2011年5月 三重県南牟婁郡御浜町坂本地区(紀州犬の故郷にて)
(1枚目)弘法大師とも所縁の深い紀州犬の故郷、坂本地区の里の風景
里のバックにある山の右手に<横垣峠>があり峠からは熊野灘が望めます。
(2~4枚目)坂本の里の棚田の中にある『亀島の石灯篭』
亀島と呼ばれる周囲25m、高さ5mの大岩があり頂上に石灯篭が建てられている。
(5枚目)峠を降りてきた所にある車椅子利用者も安心して利用できる手入れの行き届いた
公衆トイレ。
(私も安心して利用できるのでこの地区は風景撮影のホームグランドの一つです)
<熊野古道中辺路へと向かう本宮道の横垣峠道>
世界遺産『紀州山地の霊場と参詣道』のひとつ熊野参詣道(熊野古道)、
伊勢神宮から紀伊山地の三霊場の一つ『熊野三山』へ向かう伊勢路から
熊野市海岸で新宮の「熊野速玉大社」、那智山の「熊野那智大社」へ向かう
『浜街道』と本宮の「熊野本宮大社」に向かう『本宮道』に分かれる。
『本宮道』の最初の峠が『横垣峠』で、
熊野方面から峠を越えて来ると、ここ紀州犬の故郷として知られる坂本の
山里へと降り、
里を抜けると「さぎり」で有名な尾呂志の里へと向い、
日本一の規模を誇る棚田『丸山千枚田』の山里へと越える『風伝峠道』へと続く。
『横垣峠』には地殻変動の際にマグマが波紋状に固まったというこの地方特有の
「神木流紋岩が敷き詰められた石畳が整然と続き、四季との調和が美しい。
また峠には水つぼ地蔵とも呼ばれる地蔵の横に弘法大師がここを通った最、
杖で穴を開けて水を出したという伝説の湧き水がある。
「熊野三山」に参詣する道は、京都方面からの参詣のために最も頻繁に使われた「中辺路」、
「高野山」との間を結ぶ「小辺路」、紀伊半島の南部の海沿いを行く「大辺路」、
伊勢神宮との間を結ぶ「伊勢路」からなります。