マーケティングとは?ブランドとは?

とはいえ、まじめな話ばかりだと続かないので、なんでもあり。

さくらも終わり?

2004-03-31 21:59:38 | Weblog
明日は、april foolですね。早いものです。
明日から地下鉄がメトロになるんですよね。これからは路線名をアルファベットでも表記するみたいです。
三田線はIらしい。丸ノ内線がMを取っちゃうからですね、きっと。

Yahooは決してイノベーターではない

2004-03-30 01:48:04 | Weblog
Yahoo!Japanから生まれた日本初のサービスって、実は少ないのではないでしょうか?

utablogで、Yahoo! Japan はblogに参入しないというのが出ていました。Yahoo! Japanとしてはビジネスモデルが見えないので当分参入を見合わせるということです。

いやいや、固いというか、ビジネスに厳しい会社だと思います。
コンビニで言えば、ローソンやファミマではなく、セブンイレブン。
銀行で言えば、みずほや三井住友でなく東京三菱。

イノベーター企業が試行錯誤した後で、うまく行きそうだったら一気に攻める。ガリバーならではの戦略を見事にまっとうしている会社だと思います。
オークションに進出した当時は、もう少しイノベーター的だったと思うのですが...

今でも唯一イノベーター的に先走っているのはYahoo!BBですよね。孫さんはイノベーターだけど、井上さんは、オピニオンリーダのさらに先のアーリーアダプターってことなんでしょうか?(Yahoo!BBも、Yahoo!Japanにとってはしっかり儲かる仕組みができているので、堅実であることには変わりないですが)

googleでblogが排除?

2004-03-30 01:11:58 | Weblog
先週の金曜日までは、このblogも「コンサルティング」×「ブランド」でgoogleすると、8位ぐらいにできていました。
それが土曜日になったら、一切引っかからなくなり、google側で見直したんだな、と思ってました。

そうして、月曜日にgoogleを見たらデザインもちょっと変わってるじゃないですか!なんとなくですが、blogがひっかりにくくなっている感じがします。気のせいでしょうか?

コンビニの商圏は3000人

2004-03-29 15:16:09 | マーケティング
3月29日号の日経ビジネスに「小商圏で大きく稼ぐ」という特集が出ていました。


なぜ今、小商圏なのか?記事によると、


1.高齢化の進展
  
  ちょっとぐらい安くても、遠くのショッピングセンターに行くのは面倒。近所の店の価値が高まる。

2.働きに出る主婦の増加

  夫婦共働きが当たり前になり、平日は「仕事帰りに短時間」が基本に。

3.大型店同士の競争激化

  大店法の規制撤廃で、大型店が乱立。より狭いマーケットの深耕はむしろ手薄に。


ということだそうです。


上記の条件にぴったりなのが、コンビニエンスストアです。

当初は、若者や労働者など特定の層に偏っていた利用者層も、今では子供から、普通の主婦、高齢者まで幅広い層が利用しています。

コンビニの商圏は3000人。一見、小さくないように見えますが、

 食品スーパー   1万
 ドラッグストア  2万~3万
 ファミレス    3万~5万
 宅配ピザ     5万
 総合スーパー   7万~15万
 DS       10万~20万
 SC       25万~150万

と比べるとずいぶん小さいですね。

現状では、クリーニング、町医者、歯医者、個人の学習塾なども、コンビニと同じぐらいでしょうか...

肉といえば、豚肉?

2004-03-28 13:32:16 | Weblog
東日本では、肉といえば「豚肉」。西日本では、肉といえば「牛肉」。

今日のTBSの「噂の東京マガジン」で、豚肉王国=新潟の謎を分析していました。新潟では、カツ丼にも豚肉が使われたり、スキヤキでさえも豚肉だったりするという話題に、出演者の皆さんが驚いていました。要因としては、稲作がさかんな地域では、家畜として豚を飼い、米の柄を餌にして豚を肥やし、豚の糞を田んぼの肥料につかうという見事な連鎖があったためと結論づけています。確かに私の実家の近くにも豚小屋がありました。

新潟出身の私としては、肉じゃがも豚肉ですし、ステーキと言えばポークステーキ。豚が肉の基本であり、牛肉はあまり食べた記憶がありませんでした。

その後、大阪にすむことになり、有名な「豚まん」に出会って、なんで「肉まん」ではないのか?と思ったら、豚は「肉」ではなく「豚肉」であるからであるからだということに気づきました。困ったのは大阪でトンカツを食べたくなったとき。なかなかないんですよね。トンカツ屋が。KYKというのが唯一チェーンであったと思いますが。

テレビの中で、豚と牛を食べる比率で日本の都道府県を色分けすると、見事にフォッサマグナの東と西で、豚派と牛派に分かれてます。例外は、米沢牛が有名な山形が牛肉派、黒豚牛で有名な鹿児島が豚派、その他、沖縄が豚派。和歌山は、超牛派ということで、豚はほとんど食べないようです。

そして東京は牛派ということですが、大阪に比べればトンカツ屋もたくさんあるし、元々新潟や東北の出身の人が多いので、豚もたくさん食べていると思います。


ブランド=存在理由

2004-03-26 18:30:03 | ブランド
レゾンデートル(raison d'etre)という言葉があります。フランス語で「存在理由」という意味で、「生きがい」という意味もあるそうです。経営者が考えるべき「ブランド」とは、その会社の「存在理由」と言い換えることができるのではないかというのが、今日の仮説です。


ブランドに絡めてよく議論される言葉として、「ビジョン」「ミッション」そして「戦略」という言葉があります。

「ミッション」とは、アルクの英辞郎によると、

【名-1】 使節団、代表団、ミッション、使節、派遣団、委員団
【名-2】 (派遣された人の)任務、特別任務、特命、使命
【名-3】 宗教の布教、伝道(団体)
【形】 伝道団体が運営する
【他動】 ~を派遣する

となっています。


続いて「ビジョン」を、同じく英辞郎によると、

【名-1】 視力、視覚、見ること
【名-2】 先見、先見の明、洞察力、想像力、考え方
【名-3】 見通し、構想
【名-4】 空想、幻
【名-5】 素晴らしい光景[情景]、絶世の美女[美人]
【名-6】 画像、映像
【他動】 ~を思い浮かべる、幻に見る、幻に示す


・ミッションは、何かの命令によって動くもの。自分の意志は必ずしも関係ない。
・ビジョンは、自分が進みたい夢や方向を示すが、周りは必ずしも関係ない。

ブランドは、絶対的な自分自身そのものであり、かつ、相対的な社会の中での意味を表すものだと個人的に思います。その意味で、ミッションでは自分の意志がなく、周り(顧客や株主といえるか)のことだけを考える。ビジョンでは、自分の夢(社長は社員の思い)だけで、周りは関係ない。

レゾンデートルというのは、相対的な社会という器の中で、絶対的な自分がなすべきことを表すという意味で、企業におけるブランドの意味と近いのではないかと思います。
コンピテンシーという言葉もあります。これは、他にはない自社の強みという意味ですが、これは対顧客、対市場に対する競争優位性をは表しますが、社員の働きがいや、社会における意味を表しているわけではないと思います。

ブランド戦略というのは、レゾンデートルをまっとうするための様々な障害を払いのけ、合理的に到達するための手順を示すものといえるのではないでしょうか?

パッション=受難

2004-03-26 17:41:26 | Weblog
Passionという言葉。普通は「情熱」ですよね。パッションフルーツというのもありますが...

このpassionをアルクの英辞郎で調べると、以下のようになります。

【名-1】 情熱{じょうねつ}、熱情{ねつじょう}、激情{げきじょう}、理性{りせい}のない感情{かんじょう}
【名-2】 愛情{あいじょう}、愛着{あいちゃく}、熱中{ねっちゅう}
【名-3】 キリスト受難{じゅなん}(曲)◆the Passion の形で
【名-4】 好きな道◆one's ~

米国の最新映画で、メルギブソンが監督で話題沸騰中のパッションは、キリストの受難を描いた映画。この映画を見て、殺人犯が自首したとか。

映像はかなり残酷らしいのですが、忠実に受難を描いているとのこと。日本では公開されるのでしょうか?
見たいけど、ちょっと怖いです。

危険なまわる扉

2004-03-26 16:53:20 | Weblog
今日のニュースで、六本木ヒルズで小1男児死亡という記事が出ていました。とても悲しいニュースです。


六本木ヒルズの開店初日に行ったときも、この大きな回転扉におじいちゃんが挟まれて転倒するのを見たことがあります。時間帯によって、回っているときと、回らずに中の部分が通常の自動ドアのように開く場合があるようですが、回転している場合は、回るスピードも意外に早く、ちょっと怖いなとおもったこともありました。

回転扉自体の構造に問題があるような気がします。

日本のマーケティングは、中国、韓国以下

2004-03-24 11:19:48 | Weblog
今日の日経新聞に「日中韓国経営者300人アンケート」というのが出ていました。

3カ国の経営者が、企業の競争力の源泉を何だと認識しているかという質問に対して、

日本の経営者が中韓に比べて高く見ているのは、

・新商品・サービスの創造力
・製品開発力
・コスト競争力

逆に、最も厳しく見ているのは、

・経営者の資質
・マーケティング能力
・長期的視点を重視する経営スタイル

ということです。

米国の企業経営者なら、逆の回答をするのではないでしょうか?
ちなみに、韓国の企業は「経営者の資質」と「マーケティング能力」を競争力の源泉と見ています。

これをどう見るかですが、日本の経営者は、マーケティング軽視という側面があるのではないか?特にトップマネジメント主導での改革やマーケティングを信じていないのではないか?と思います。最後のマーケティングの部分の流れが滞っているために、本来の現場力を生かしきれていないのではないかと...

日本の経営者に必要なのは、ブランディングなのではないでしょうか?