On楽工房奮戦記byよっさん@アコギ

わたしの音楽活動、楽器、PA、読書についての勉強を綴ります。

映画音楽を楽しむ午後のひとととき

2008年03月16日 | コンサート
本日、エミーホールにて相生シネマ倶楽部主催「映画音楽を楽しむ午後のひとととき」が開催された。立ち見がでる盛況で約2時間、映画音楽の生演奏を楽しむ会が無事終了した。

エミーホールは相生駅前にある、どちらかというとアコースティックなクラシック音楽向きの小ホールである。今回はエレクトーンとJAZZトリオという異色の組み合わせの生演奏を「映画音楽」という切り口から楽しんで頂くと言う企画で開催され、その内容は「映画に関する文章の朗読~生演奏」という流れで10作品を取りあげての、「映画に思いを馳せる」という内容であった。

10作品の映画は「愛」というテーマで貫かれたアメリカ映画。古くは「80日間世界1周」や「ライムライト」から「スターウォーズ」まで。これらを題材にとりテ-マ音楽を主に生演奏したわけだ。それぞれの作品には深い思い出のあるかたも多かったのであろう。私に限らず懐かしい思い出に浸った方もいたと思う。

今回の演奏スタッフは4名。エレクトーンの栗原先生と安則明稔トリオ(安則明稔、久保田肇、小野雄介)である。朗読はグループ環から木村さんはじめ4名、音響スタッフは私と息子(高校生)の2名、スライド上映もOn楽工房Kさんが担当した。
音楽・音響というのはPA装置の操作なんだけど、映像が絡んでくるとその「タイミング」っていうのが途端に映像転換とセンシティブにからんでくるのでおおざっぱが許されなくなる。CDをスタートするタイミングはコンマ何秒変わるだけで非常に受ける印象が変わるのだ。今回はその点かなり勉強にもなった。

音楽ライブなんかと違ってお客さんが画面を注視していて、音がないと「シ~~ン」というるような雰囲気のイベントでは本当に「間(ま)」が命取りになる。変な間を作らないためには何度も練習(ゲネプロ)を経て潰していくしかないと思うのだが、今回は時間不足で「やる内容」は確認できたが全体の流れの中のエラーチェックが出来ていない状態であった。実は本番中にそれはいくつも見つかった。観客にどの程度「退屈さ」を感じさせてしまったかどうかは分からないけれども、演じる側としては本当はいくつも反省点があったのである。



今回の映画音楽を楽しむ午後のひととき、全体の出来としてはそれなりに大丈夫失敗の無い出来であったと感じてはいるが、おそらく数倍出来の良い物をもしかしたら作れたのではなかったか、という気持ちが残っている。イベントを作り上げる参加者、演者、スタッフがどれだけ納得いく物を時間を掛けて一所懸命手塩に掛けたか?という点では反省の残るイベントであった。

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