私に出来る事

昨日、その前から発熱して３９度の熱で寝込んでいました。
発熱したのは寒空の中で、仕事をした後でしたが、きっと
世界大会から帰ってきて、精神的にも肉体的にもずっと
つかれきっていたのでしょう。
寝込みながら、ずっと考えていました。
今後私に出来ることとは？

リーダーさんとは、あの後何度も
話し合い、続けていくこととはなりました。
お互いに傷つけあった気持ちを少しでも戻したかったのです。
ここまで、ずっと一緒にやってきました。私の裏切りは、
リーダーさんにとって一生忘れることの出来ない傷を残すと
身を切るほどに判っていました。
それをしてしまった私にとってもその事実は、一生忘れられない
ものとなると判っていたのです。世界大会の思い出も、今までの思い出
もこのままで終わってしまったら、苦しいだけのもので終わって
しまう。一生をかけた思いだったからこそ、後から思い出したときに
良い思い出だったね。と少なくとも言えるものにしたかったのです。

まだ、私は世界大会の写真を見ることが出来ません。あまりにも
気持ちが痛すぎるから。
でも、今回の事で何より感謝しているのは、私の旦那様拓ちゃんです。
人前で泣かない彼が、「二人をもう一度踊らせてやってくれと」怒り
ながら、訴えてくれた。だから今の私達があるのは確かです。
感謝してもしきれないほどです。きっと私と一緒に夢を追ってくれたの
だと思っています。

でも今後は今までのように自由にデモや競技会には出られないと思います。
今まで私がしてきた事を思っても、ずっと甘えてばかりだったから
こうなったのは当然のことなのでしょう。

ただ一段落したのは事実、今後自分になにが出来るのか、車いすダンスに
返していけるものはないのか、自分のためでなく、誰かのために踊ること
をもっとメインに考えて、前向きに進んでいきたいと思います。
今まで私は自分のためだけに踊ってきました。自分の技術の向上だけに力を
いれてきたのです。
もっと伝えていかなければ、そして育てていかなければ、誰にも伝わって
いきません。少しずつですが、そうした事を頭に入れて進んでいきたいと
思います。