問題 111 歯・口腔疾患とその看護について、正しいものを一つ選べ。
1 エナメル上皮腫は、顎骨を破壊することはない。
2 抜歯当日の含嗽は、止血するまで頻回に行うように説明する。
3 開口障害がある場合は、口腔ケアを控える。
4 歯周炎は糖尿病との関連がある。
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・正解 4
1 エナメル上皮腫は、顎骨を破壊することがある。
2 抜歯当日の含嗽は、出来るだけ控えるように説明する。
3 開口障害がある場合も、口腔ケアは必要である。
4 歯周炎は糖尿病との関連がある。
※エナメル上皮腫=歯を形成するエナメル器と呼ばれる組織に生じる良性の腫瘍
開口障害=口が正常に開かない状態
問題 112 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症とその看護について、正しいものの 組合せを一つ選べ。
問題 112 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症とその看護について、正しいものの 組合せを一つ選べ。
a 感染直後から日和見感染を起こしやすくなる。
b 傷のある患者の清拭は、手袋を装着して行う。
c 本人を感染源としての個室隔離は必要ない。
d CD4 陽性T細胞が増加すると、後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症する。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
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・正解 3
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・正解 3
a 感染直後から日和見感染を起こしやすくなるわけではない。
b 傷のある患者の清拭は、手袋を装着して行う。
c 本人を感染源としての個室隔離は必要ない。
d CD4 陽性T細胞が減少すると、後天性免疫不全症候群(AIDS)を発症する。
※日和見感染=健康な状態では感染しないような、弱い病原体による感染症
CD4 陽性T細胞=異物攻撃の司令塔となる細胞
問題 113 高齢者を取り巻く社会と社会システムについて、正しいものを一つ選べ。
1 介護保険におけるサービスは、要介護認定の有無にかかわらず、65 歳以上であれば 申請により受けることができる。
2 健康日本 21(第二次)では、健康寿命の延伸が重視されている。
3 新オレンジプランでは、高齢者の自立支援(寝たきり老人ゼロ)を目標としている。
4 新ゴールドプランの目標には、若年性認知症施策の強化がある。
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・正解 2
1 介護保険におけるサービスを受けるには、要介護認定が必要である。
2 健康日本 21(第二次)では、健康寿命の延伸が重視されている。
3 新オレンジプランでは、認知症の人にとって良い環境をつくることなどを目標としている。
4 新ゴールドプランの目標には、高齢者に対する介護サービスの強化がある。
問題 114 地域包括ケアシステムについて、誤っているものを一つ選べ。
1 住まい、介護、医療および生活支援・介護予防が一体となったシステムである。
2 概ね 30 分以内にサービスが提供される日常生活圏域を基準とする。
3 地域包括支援センターは、高齢者の権利擁護の業務を担う。
4 地域包括支援センターの設置主体は、都道府県である。
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・正解 4
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・正解 4
1 住まい、介護、医療および生活支援・介護予防が一体となったシステムである。
2 概ね 30 分以内にサービスが提供される日常生活圏域を基準とする。
3 地域包括支援センターは、高齢者の権利擁護の業務を担う。
4 地域包括支援センターの設置主体は、市町村である。
問題 115 加齢に伴う生理機能の変化について、誤っているものを一つ選べ。
1 生理機能の変化は不可逆的である。
2 肺の弾性収縮力が低下し、残気量が減少する。
3 尿の濃縮力が低下する。
4 血管の弾力性が低下し、収縮期血圧が上昇する。
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・正解 2
1 生理機能の変化は不可逆的である。
2 肺の弾性収縮力が低下し、残気量が増加する。
3 尿の濃縮力が低下する。
4 血管の弾力性が低下し、収縮期血圧が上昇する。
※不可逆的=元に戻ることが出来ない
2 肺の弾性収縮力が低下し、残気量が増加する。
3 尿の濃縮力が低下する。
4 血管の弾力性が低下し、収縮期血圧が上昇する。
※不可逆的=元に戻ることが出来ない
弾性=外力によって変形した物体が、もとの形に戻ろうとする性質
残気量=肺に空気を深く吸い込み、出来る限り吐き出した後に残る空気の量
問題 116 介護保険法に基づく施設について、誤っているものを一つ選べ。
1 介護老人保健施設は、リハビリテーションを実施する。
2 グループホームは、認知症のある要介護者が共同生活をする住居である。
3 小規模多機能型居宅介護は、デイサービス、訪問看護およびショートステイを提供 する。
4 看護小規模多機能型居宅介護は、看取りにも対応できる。
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・正解 3
1 介護老人保健施設は、リハビリテーションを実施する。
2 グループホームは、認知症のある要介護者が共同生活をする住居である。
3 小規模多機能型居宅介護は、デイサービス、訪問介護およびショートステイを提供 する。
4 看護小規模多機能型居宅介護は、看取りにも対応できる。
問題 117 高齢者の自立支援と介護予防について、誤っているものを一つ選べ。
1 介護予防とは、要介護状態になることをできる限り防ぎ、要介護状態が悪化しない よう機能の維持を図ることである。
2 介護予防プランは都道府県が作成する。
3 エンパワーメントとは、対象者自身が持つ能力を最大限に引き出すことである。
4 ヘルスプロモーションにおいては、健康寿命の延伸が重視される。
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・正解 2
1 介護予防とは、要介護状態になることをできる限り防ぎ、要介護状態が悪化しない よう機能の維持を図ることである。
2 介護予防プランは市町村から指定を受けた地域包括支援センターが作成する。 ※2024年改正あり
3 エンパワーメントとは、対象者自身が持つ能力を最大限に引き出すことである。
4 ヘルスプロモーションにおいては、健康寿命の延伸が重視される。
※エンパワーメント=力を与える 自信を持たせる
ヘルス=健康
プロモーション=助長 推進 奨励
問題 118 高齢者のための国連原則について、誤っているものを一つ選べ。
1 自立の原則
2 公平の原則
3 参加の原則
4 ケアの原則
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・正解 2
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・正解 2
※高齢者のための国連原則=①自立
②参加
③ケア
④自己実現
⑤尊厳
類似問題 正看第102回 午後59問
問題 119 高齢者の知的機能について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a 流動性知能とは、過去に得た知識や経験をもとに物事に対処する能力をいう。
b 流動性知能は、60 歳を過ぎても急激な変化はない。
c 結晶性知能には、日常生活における理解力、判断力および一般常識に関する能力が ある。
d 結晶性知能は、60 歳ごろまで上昇し、その後、緩やかに低下する。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
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・正解 4
a 結晶性知能とは、過去に得た知識や経験をもとに物事に対処する能力をいう。
b 流動性知能は、30歳代にピークに達し、60歳ころまで維持される。
c 結晶性知能には、日常生活における理解力、判断力および一般常識に関する能力が ある。
d 結晶性知能は、60 歳ごろまで上昇し、その後、緩やかに低下する。
※流動性知能=新しい情報を獲得し、それをスピーディーに処理・加工・操作する知能
問題 120 認知症高齢者とのコミュニケーションについて、正しいものを一つ選べ。
1 記憶障害や見当識障害に留意して関わる。
2 情緒面や感情の機能低下に留意して関わる。
3 同じ話を何度もする時は、何度も話していることに気づかせる。
4 こころの安定を図るには、最近の出来事を思い出しながら語るように促す。
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・正解 1
※見当識障害=時間や場所、人物を認識・理解する能力が低下した状態
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!
「あなた様のご健康・学業成就・ご活躍を祈念しています!」