週末から長野県軽井沢町の山荘に来ています。今日は晴れた冬の一日、軽井沢周辺の冬の野鳥観察ポイントをハシゴして来ました。
クルマで碓氷峠を下って、まず最初に訪れたのは霧積ダム湖。ここでは以前にミサゴを観察しているので、期待して訪れたのですが、結果は一部が結氷した湖面にはカモ一羽おらず空振りに終わり、3~4頭のニホンザルの群れに出くわしただけでした。
そこで場所を換えて、近くの妙義湖へ移動しました。ここはオシドリの越冬地として有名ですが、今日はその姿はありませんでした。流木除けのブイに7羽のカワウ、ダム湖の対岸には30羽ほどのマガモ、頭上に1羽のトビが円を描いていました。少し上流へ移動してみると、中洲に白いサギの姿がありました。近付いて双眼鏡でカクニンすると、橙色の長い嘴、淡緑黄色の目先、黒い足、冬羽のダイサギです。と、その時、キョッキョッと鋭く鳴きながら湖面近くを上流から下流方向へ飛翔してゆく、青白いムクドリくらいの大きさの鳥がありました。ヤマセミです。対岸の枝先に止まって、しきりに鳴き続けています。他には、ホオジロ、ヤマガラ、ジョウビタキ、コゲラなどが見られました。
次に向かったのは、碓氷峠を上ってクルマで30分ほど離れた、佐久市の香坂ダムです。ダムとは言っても、大きな堤防があるだけで、冬場はほとんど干上がっています。ここでは昨年の冬にシメの群れを観察していますが、今日も同じ場所に、10~15羽くらいのシメの群れが3グループほどいました。
最後に佐久市街地を抜けて、千曲川の調整池へ来てみました。ここにはキンクロハジロ、スズガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、カワウ、チュウサギ、オオバン、ミコアイサ(かな?)、カワアイサなど、数多くの水鳥たちが羽を休めていました。千曲川沿いの河川敷ではツグミ、カワラヒワ、スズメ、ホオジロ、チョウゲンボウ(かな?)が見られました。