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ヨッピーのアスペルガー症候群について

アスペルガー症候群という発達障害について書かせて頂いています。

アスペルガー症候群について 40

2010-05-22 22:54:26 | 日記

アスペルガー症候群の特徴では、

”自分の事を人に話したがらない”傾向の方がいます。

わたしもそういうタイプです。

見方を変えると”秘密主義者”です。

とにかく、誰にも(親を含む)、自分の外出先や自分の事を

話さないというタイプの人も少なからずいます。

理由の一つは、

①自分の事を他人に知られるのを極端に嫌がる。

ということと、

②自分自身の感情にうまく気づけていないので、当然それをうまく相手に伝えることができないことです。


わたしは、自分の事を人にはあまり話しません。(※ブログは例外です。)

そして、誰かに”楽しかった?” ”どうだった?”と出来事に対しての感想を聞かれたときも、

楽しいのかどうか自分の感情がわからないので、うまく答えられないことが度々あります。

両親の側から観ると、我が子はどうして何も返事を返してくれないのだろう?どうして、自身の事を何も話してくれないのだろう?と、いうことになりますが、それはアスペルガー症候群の特徴ですので、親のせいではありません。育った環境のせいでもありません。ただそういう個性で生まれてきているのです。「我が子は変わっている。」「何を考えているか分からない時がある。」と思うかもしれませんが、何より、本人も、自分が変わっている事に悩んでいたり、本人自身、自分の感情に気づけていない。(自分自身が何を考えているか分からない時があるのです。)子どもが自身の事を話してくれないのは、誰のせいでもありません。

アスペルガー症候群について 39

2010-05-22 00:34:47 | 日記
誕生日について思ったのですが、

言いにくいのですが、わたしは、両親と兄の誕生日を覚えていません。

父は確か2月、兄は5月、母については、月すら分かりません。

つめたい、と思われるかもしれまん。

でも、これもアスペルガー症候群の特徴としての一面でもあります。

残念ながら、興味の薄いことに対しては、ひたすら興味が薄い。

でも、小学生くらいの時は、誕生日プレゼントを渡していた記憶があります。ぬいぐるみやパズルを母にプレゼントしていました。

その時は、覚えていたはずなのですが今は覚えていません。

学校の春休み、夏休み、冬休みも同じです。

当時は、春休みなどの休みの時期は知っていて過ごしているはずなのですが、

興味が薄いため、もともと覚えていません。

春休みって4月くらい?

夏休みは7月、8月くらい?

冬休みは、かろうじて12月後半から1月の中旬くらいというのは覚えています。

春休みも過ごしていますし、誕生日プレゼントも渡しています。

ですが、興味が薄いのでほとんど覚えていません。

以前は、そういう自分を責めていた時期もありましたが、

この障害では、そういう側面も人によってはあります。

優先順位が普通の人とは違う場合があります。

わたしは、高校2年せいくらいになるまでは、自分の年齢を覚えていませんでした。(自分の年齢に対しても興味がうすいため)

高校1年生の健康診断の時に年齢を聞かれ、14才か15才くらいと答え、相手にあきれられていたのを覚えています。

高校を卒業するまで、巨人とジャイアンツが別のチームだと思っていたことも同じことです。興味が薄いため、それまでの人生で幾度も野球中継を観たり、話題にのぼっていても、

興味が薄いために、右から左にその情報が流れてしまっていたのかもしれません。

優先順位が違うのかもしれません。

”目の前の大切な事”には、興味を示さず、

”遙か彼方の何か”を大切にしているのかもしれません。

でも、身近な人の誕生日を覚えておくことは大切な事だと教えてあげてください。

誕生日を覚えておくことが大切なことだと思っていましたら

子どもにそれが大切な事だということを教えてあげて下さい。

わたしも、両親と兄の誕生日を覚えるようにしますので。

アスペルガー症候群について 38

2010-05-20 17:11:49 | 日記
アスペルガーには、不器用な人が少なからずいます。

わたしもその中に含まれます。

みんなのように上手く作業がこなせなかったり、

コミュニケーションが不器用だったりします。

みんなが出来ている簡単な事がなぜ

僕だけできないのだろうか。

ときどき腐るときもあります。

”あの人達は、健常者だからできるんだろう。”と、

でも、そう思ったところで何にもなりません。

自分の価値が下がるだけです。

そして、周りのみんなと同じ事を出来るようになろうと思う反面、

別に、自分はみんなと同じように出来るようになろうと思っていない部分があります。


周りのみんなが器用にやっていることを、自分は器用にできない。

でも、周りのみんなが苦手にしていることを、自分は得意だったりします。

それでいいような気がします。

苦手な事や出来ないことが、できるようになる事がすばらし事なのか、

それとも、得意な事をとにかく伸ばして上げた方がいいのか、迷うところですが、

できるようにならなければ生きていけないのなら、

何としてでもできるようになる方法を見つけるしかありません。

アスペルガー症候群について 37

2010-05-19 22:56:36 | 日記

”自分が人と違っている。”と感じ始めたのは、

小学校4年生くらいの頃からの気がします。

それまでは、周りのことなど気にせずに過ごしていて、

高学年になって、周りを意識するようになり

”自分はどこか違う”という違和感が生まれました。

よく「変わっているね。」と言われることがありましたが、

そのときは、何が変わっているのか自分でもよく分かっていませんでした。

自分はみんなのように、音楽や野球の話しなどほとんど興味がありませんでした。

巨人とジャイアンツが同じチームだったことに気づいたのは高校を卒業する頃でした。


アスペルガー症候群について 36

2010-05-18 23:03:56 | 日記

”感謝する”という、心の使い方が難しいです。

”反省する”ことも同じくらい難しいです。

どちらも「心を使う」必要があります。

人に怒られたときに、きみは反省していないと言われる事が昔、ときどきありました。

相手が怒っているのは分かるのだけれど、いまいち自分が怒られているという実感が沸かない。


”感謝”も結構苦手です。

人に何か良いことをしていただいて、感謝の気持ちを持つこと。

それがなかなかできない。

決して感謝していないわけではありません。うまく感謝できないだけなのです。

感謝されなかった相手は、さびしい想いをするかもしれません。

わたしは、うまく感謝出来ないことが多くあります。

感謝されないツラサよりも、

「感謝したくてもできないツラサ」をずっと抱えて生きています。

そのツラサを、少しだけ知ってもらいたいのです。



(とても極端なたとえですが、)

例えば、

今の時点から、ずっと「ありがとう。」という言葉を絶対に口に出さずに生きることと同じ事です。

とてもツライと思います。