横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

癌情報20221129<ANK療法について>

2022年11月29日 10時27分58秒 | 日記

〇ANK療法とは?

自己リンパ免疫療法(ANK)とは血液からリンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞の活性を高めながら選択的に増殖させ点滴で体内に戻すという治療法。免疫力を高めて癌を死滅させるという治療法で副作用も少ないと言われている。保険適用されておらず自由診療となるため治療費が高額となるのが大きな問題となっている。

〇免疫療法とは?※国立がん研究センターHPより抜粋

免疫療法とは免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法である。T細胞(Tリンパ球)にはがん細胞を攻撃する性質があるが、がん細胞が免疫細胞のブレーキをかけることがわかっている。このブレーキがかかることを防ぐことを利用してがんを攻撃する治療法を「免疫療法」という。

現在の免疫療法には「効果が証明された免疫療法」と「効果が証明されていない免疫療法」があります。

「効果が証明された免疫療法」で使用する主な薬は「免疫チェックポイント阻害薬」です。

日本において保険診療で受けることができる「免疫チェックポイント阻害薬」はニボルマブ(オプジーボ)、ペムブロリズマブ(キイトルーダ)、イピリムマブ(ヤーボイ)、デュルバルマブ(イミフィンジ)、アテゾリズマブ(テセントリク)、アベルマブ(バベンチオ)です。

自由診療で行われる免疫療法は、効果が証明されておらず医療として確立されたものではありません。治療効果・安全性・費用について慎重な確認が必要です。

〇自己免疫療法についての解説

自己免疫療法について解説している動画・記事のリンクを貼りましたので興味のある方は閲覧下さい。

がんの自費免疫療法ってどうなの?

がん治療でNK細胞を増やしても意味がない

自費がん治療クリニックに放り出されて痛恨の最期

超高額「がん免疫療法」戦慄の実態<わらをもつかむ思いの人々が食い物にされている!>文芸春秋特選記事※文春オンライン

<横山専務のコメント>

がんになったことが最初にわかった時に、やっぱり死の恐怖と併せて手術や抗がん剤への恐怖も感じました。ネットを検索した際に広告と併せて表示されるのが自費診療クリニックのHPです。

保険が適用されなくて高額となるが「副作用がない」「がんが死滅した」などの情報をみれば飛びつきたくなる気持ちもわかります。

仕事関係の知り合いからも直接勧められました(笑)

ですが自己の免疫を強化してがんを攻撃するという治療法は一時期注目を集めたものの公開試験の結果、残念ながら効果がないということが実証され現在では過去の治療法となってしまったそうです。

それをあたかも最新治療法のように説明を行って癌患者からお金をむしり取ろうとする人間がわんさかいることには怒りをおぼえますね。

アガリスクやビタミン療法、糖質制限療法なども公開試験が実施されたものの効果がなかったことが証明されたそうです。

ただ、コロナワクチンで免疫が活性化されたことによって転移先の癌が消滅した・・・医者の理解を超えたところで自然治癒した症例もごく限られた数ではありますが報告されているようです。

現状の医学ではがんを完全の治癒することができないことを理解した上で、医学の進歩を願いつつ今できる最善の治療を行っていくしかありません。

警鐘を鳴らす意味で今回の記事をかきましたが、自費免疫を完全に否定するわけではありません。富裕層や芸能人の方が貯金の余裕のある範囲でやっておくことで安心したい・・・というのであれば、なんらそれを否定するつもりはありません。

私も家族が勧めてくれた黒にんにくや野菜ジュース、その他の健康食品を摂るようにしています。癌になった現実を受け入れて逃げずに闘うことが大切だと考えています。


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