横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

大腸がんとの闘い⑥「ステージと治療」

2022年03月09日 09時28分11秒 | 日記

〇大腸がんのステージ診断について

大腸がんのステージについては、術前で治療方針を決めるための仮診断、術後の病理検査で確定診断を行うこととなります。

大腸がんのステージについては以下の通りです。

<ステージ0>

がんが大腸粘膜内に留まるもの/内視鏡手術可

<ステージ1>

がんが固有筋層までに留まるもの、大腸の5層ある壁の3層目までに留まっている状態で尚且つリンパ節転移がない。

<ステージ2>

がん漿膜下層を超えて浸潤するもの、大腸の5層ある壁の3層目を超えている状態で尚且つリンパ節転移がない。

<ステージ3>

がんの深さに関わらずリンパ節への転移を認めるもの

<ステージ4>

がんの深さやリンパ節転移に関わらず、多臓器への転移を認めるもの

〇ステージによる手術等

内視鏡手術で対応できるのが、概ねがんの大きさが2cm以下でステージⅠでもごく初期の段階のみとなるようです。

術前にステージⅠ~Ⅲと診断された場合には、手術によりガンとその前後10cm程度の腸を切除及び周辺のリンパ節を切除する手術が実施されるのが一般的だそうです。

術後の確定診断でステージⅡの大腸壁の深達度が深い場合とステージⅢとなった場合には術後に化学療法(抗がん剤)の投与を行うのが標準治療となっているそうです。

〇術前と術後にステージ診断をする理由について

術前のステージ診断はあくまでも仮の診断となります、CTやPET、内視鏡などで癌の場所の特定や手術の術式等を決めるためのものになります。

術後の病理検査を行わないとわからないのが「リンパ節に癌細胞があるかどうか?」になります。

術前のCT検査などで腫れがあれば「ステージⅢ疑い」ということになり、腫れがなければ「ステージⅠorⅡ」という仮診断になります。その後、切除したリンパ節を病理検査して「リンパ節に癌細胞有り」となればステージⅢという結果になり、また癌細胞のあったリンパ節の数に応じてステージⅢa、Ⅲb、Ⅲcという分類に分けられます。

術前にCT検査でリンパ節の腫れが確認できれば術前はステージⅢとなりますが、術後の病理検査で癌以外での腫れだった場合には、ステージがⅠorⅡに変更となる場合もあります。またCTでは7mm以上の腫れでないと見つけづらいという点があり、術前では腫れが確認できなかったためステージⅠorⅡと診断を受けたとしても術後の病理検査でリンパ節に癌が確認できればステージⅢと変更になる場合もあるようです。

<横山専務のコメント>

因みに私は術前診断では「ステージⅠ/T1b」でしたが、術後病理検査後の確定診断では「ステージⅡ/T3」でした。

術前の診断で低めのステージで告知されて安心をしていたら、術後の診察でステージⅢと告知されて気を落とした・・・その逆で術後で軽めの告知されて喜んだ・・・という内容の動画をいくつか見ていたので私は術前のステージⅠという説明では安心しないようにしていました。

案の定、術後のステージ変更でショックを受けたもののその精神的ダメージは少なかったように思います。

 


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