横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

大腸癌との闘い㉖「無事手術終わりました」

2022年12月29日 20時43分17秒 | 日記

大腸癌が肝臓に転移したため、その切除を行った入院の経過を残しておきたいと思います。興味のある方は閲覧下さい。

●12月20日(火)

午後1時30分から入院となった、病院についた時点で仕事の書類を作り忘れていたことに気づいて、事務所に一旦戻り仕事を片付けてから再入院した。

●12月21日(水

検査あり、夜までごはんが出た。下剤飲んで寝る直前までトイレを何往復もする状況。

●12月22日(木)

9時から手術だったが、前日の下剤が効いており8時30分過ぎまでトイレを往復。8時50分に手術室に徒歩で向かう、外科外来で妻が待っていて声をかけてくれた。少し歩くと親父もいてくれた。おふくろも来ていたようだったがトイレに入っていたようで会うことはできず・・・。

自分で歩いて手術室まで行き自分で手術台に乗るのは、ただただ怖い!(;'∀')

手術は9時から17時までの8時間だったらしい・・・自分の意識が戻ったのは18時30分ごろだったと思う、全身麻酔が切れてくる中で強いめまいと吐き気。。。胃が空のはずなのに吐き気がとめどなく襲ってくる。傷の痛みと併せて右肩に激痛が走っていた。後から執刀の先生が来てくれて手術中は右腕を上げ続けていた影響ではないか?っとのこと。

この晩は大腸の切除の時と同じように一睡もできずに朝を迎えた。

●12月23日(金)

点滴から吐き気止めをいれてもらったが、効くのは一瞬・・・吐き気をもよおすと傷口に力が入るため激痛が襲ってくる。ひたすらこの繰り返し時間経過がとてつもなく長く感じる・・・リハビリの先生が午前中に来てくれたが、立ち上がっただけで吐いてしまい思わず泣いてしまった。大腸の時とは明らかに違う症状にメンタルがやられてしまった・・・回診にきてくれた先生に吐き気が強いと伝えると痛み止めをかえましょうということになった。

痛み止めを変えて痛みが取れるのか?別の不安がおそってくる。

夜中に大声を出しているおじいさんがいるようでただでさえ寝れないのにノイローゼになりそうだった。

●12月24日(土)

朝7時、妻に泣きながら電話をしてしまった、完全にメンタル崩壊・・・痛み止めが変わった影響で痛みが強くなったが、めまいと吐き気が弱くなったため、小刻みに眠ることができた。寝ることが回復の早道だと自分に言い聞かせる。

リハビリではなんとかトイレまで歩くことができた。

食欲は全くない、少し口をつけただけでほぼ全部残すような感じだった。

●12月25日(日)

尿管外してもらうのは痛かった。

若い看護師さんに尿管を外してもらう・・・という何とも言えない挫折感。

リハビリ中に主治医から励まされて泣きそうになった。

食事が進んでいなかったので栄養士と相談の上、メニューを一部変更してもらうことになった。

●12月26日(月)

はじめて1食を完食することができた。

肝臓の造影CTを行った、結果が良ければドレーンを外してもらえるかもしれない。

術後からずっとオムツ生活だったが漸く自前のパンツに戻せた。

●12月27日(火)

ドレーンと点滴を外してもらうことができた、後は体調が戻るのを待つのみ。

時間があればひたすら歩くようにした。

7日ぶりに浴びたシャワーが気持ちよかった。

手術後から便が全く出ていない、酸化マグネシウムを処方してもらうことになった。

●12月28日(水)

看護師さん達から「そろそろ退院ですか?」っと声をかけてもらえるようになった。

主治医から肝臓の数値が下がりきらないから、明日の血液検査の結果でどうするか決めると伝えられる。

未だに便がでずに強めの下剤を追加で処方してもらったが全くでない、何度も便座に座るが力んでも何してもでない。

●12月29日(木)

主治医から退院の許可がおりた、長い長い10日間だった・・・開腹手術の可能性があったが腹腔鏡で手術を終えてくれた主治医に感謝。親切に対応してくれた看護師さん達に感謝。

退院した後、妻と入ったファミレスで8日ぶりの便が出た。食べていないとはいえここまで長い便秘ははじめて・・・とりあえず良かった。今日はとにかく寝たい。

<横山専務のコメント>

術前に以下2点の説明を受けていた。

①画像に移っていないような癌が発見できた際には、手術を行わない場合があります。※延命処置のみとする。

②転移した場所が肝臓の裏側にあるため、腹腔鏡ではかなり難しい手術になるので手術の安全性を考慮して現場判断で開腹手術に切り替える。

いろいろと覚悟を決めて臨んだ手術でしたが、結果として腹腔鏡でしっかり病巣を取り切ってもらえたことには心から感謝です。

経過としては順調ではあったものの・・・

●寝具が合わなかったこと

●痛み止めの麻薬が身体にあわずめまいと吐き気が数日続いたこと

●夜中徘徊したり叫ぶ他の患者の影響で寝不足だったこと

●長期間の便秘etc・・・

大腸癌の原発巣切除の手術と比べると精神的ダメージが大きくメンタルが崩壊気味でした・・・

入院期間は9泊10日でしたが、1ヶ月かな?・・・というぐらい長く感じましたね。ドラゴンボールに出てくるカリン塔を思い出しました。

体重は73kg⇒68kgのマイナス5kgでした。食事ができず不眠も続けばこんなものですかね~。。。体重計乗った時は正直ショックでしたね(笑)

手術直後、妻が執刀医から聞いた内容では再発発見時に2cm弱だった腫瘍が、手術時は3cm×4cm程度の大きさにまで大きくなっていたとのことでした。

転移した癌の増殖スピードから考えると手術を受けなければ半年程度で手術不可、もしくは肝不全で死んでいたことも想像できますので今回手術が無事終わったことに関してはいろんなものに感謝の気持ちをもつべきだと考えています。

繋いだ寿命を少しでも伸ばせるように、癌に勝つために気持ちを新たに新年を迎えたいと思います。

ひとまず年末年始は身体の養生に使って過ごしたいと思います。

入院している間に親戚の方々、取引業者様などからお見舞いを頂戴したようです。

取り急ぎこの場を借りてご心配をおかけしたことへのお詫びとお気遣い頂いたことへの感謝を申し上げます。

体調が落ち着いたタイミングを見計らってお返しに伺いたいと思います。

 


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