横山専務の闘う営業日誌

福島県の不動産屋です、42歳で大腸癌を患って健康と日常の「当たり前」に感謝。闘う不動産屋として情報発信していきます。

癌情報20220329<リンチ症候群>

2022年03月29日 13時13分55秒 | 日記

癌の発症には遺伝も関係している!?という話は聞いたことがあるかもしれません。その中でも大腸癌に起因する遺伝性の疾患がありますのでご紹介したいと思います。記載の記事に関しては国立がんセンターのHPからの抜粋がほとんどとなりますのご了解下さい。

◎リンチ症候群

遺伝性大腸がんのひとつである、リンチ症候群は大腸がんや子宮体がんを若い年齢で発症する可能性が高くなる。その他、小腸がん、腎がん、尿管がん、胃がんの発症リスクが高くなると言われている。全大腸がんの2~5%程度がリンチ症候群と考えられ最も頻度が高い遺伝性腫瘍の一つとされている。

リンチ症候群の患者さんにおける大腸がんの平均発症年齢は43~45歳であり、約80%の人が生涯の間に大腸がんを発症すると報告されている。また女性では20~60%が生涯に子宮体がんを発症するとされている。

複製の誤りを修復できずに細胞のがん化を引き起こす疾患です。まだ原因の解明が研究途上の疾患である。遺伝子変異が原因となっているが、親から子へ引き継がれる確率は約50%と言われている。遺伝子変異をもっていても必ず癌を発症するわけではない。

▲日本大腸癌研究会の診断基準

A群

第一近親者に発端者を含む3例以上の大腸がん患者を認める大腸がん

B群

第一近親者に発端者を含む2例以上の大腸がん患者を認め、なおかついずれかの大腸がんが、次のいずれかの条件を満たす大腸がん

①50歳以下の若年性の大腸がん

②脾湾曲部より近位の右側大腸がん

③同時性あるいは異時性大腸がん

④同時性あるいは異時性の他臓器重複がん

記載内容は下記2つのサイトより抜粋して掲載しております。詳細を知りたい方は下記リンク先よりご確認下さい。

◎リンチ症候群とはー日本遺伝性腫瘍学会

◎独立行政法人国立病院機構四国がんセンター

<横山専務のコメント>

私は42歳で大腸がんの診断と告知をされたわけですが、最初の診察で主治医に聞かれたのが、家族の「がん罹患歴」でした。大腸がんの平均発症年齢が約65歳であることを考えると若年性と言えますし、この遺伝性疾患の可能性を心配してくれていたことがわかります。

父方は癌歴は少ないのですが、母方の親族を調べると自分の60代の母親が子宮体癌を患って現在も闘病中でありますし、母親の兄弟2人も癌に罹患して治療中の状況です。また他界した祖父は肺がんで亡くなっている状況です。その他にも母方の親戚で大腸癌で手術した話を聞きました。

家族歴を調べるうちに・・・リンチ症候群の可能性があるのではないか?・・・と思いはじめてきました。

次回の診察の時に主治医にお願いして調べてもらおうかと考えています。この疾患に見つかれば兄弟に警鐘を鳴らすことができますし癌に対しての向き合い方が1つ変わるような気がします。

癌になったからこそ、断言できるのは検診の必要性と保険の必要性ですね。

家族の病歴から心配になった方は是非早期発見のための検診をうけられてみてはいかがでしょうか?

癌で苦しむ方が少しでも減らすことができればと思います。

 


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