予定も特に無かったので、「今回はどんなかな?」ということで横浜美術館他でやっているヨコハマトリエンナーレ2014を観にいきました。
ムスメも一緒に。
みなとみらい駅を出るとすぐにこれが
積まれたごみ袋のなかにクマが・・
ギムホンソック氏作 クマのような構造物-629
クマは実はブロンズでできてるらしい。
ムスメ少し興味
本会場の横浜美術館に着くと
正面広場にこれが
ヴィム・デルボア氏作 低床トレーラー
ゴシック装飾のような鋼材で創られた実物大トレーラー
これは美しかった。
ムスメけっこう興味
館内に入ると
少しコンセプチュアルな作品が多くて小難しい印象。
個人的にはかなり好みな表現のこれは
イザ・ゲンツケン氏作 世界受信機
制作意図は置いといて魅力的な造形。
ムスメ興味なし
そしてこれ
福岡道雄氏作 何もすることがない
一見オールオヴァの抽象絵画のようだけど
近くで見ると
「何もすることないから、これ描いたの?」とムスメ
「うん。きっとそう。」
ムスメちょっとだけ興味
しかし、このあたりでムスメが飽きてきた。
グズリだす。
速足で観て、結局他の展示会場にも行けなかった。
しかし、この後マークイズの中をジュースを飲める場所を探して歩いていると、やっとムスメが食いつくパフォーマンスが。
何やらあたりがざわつきだしたと思ったら、なぜかピカチュウがこっちに向かってくる。
それも大群。すごい。
行進するピカチュウに並んでずっとついていったムスメ。
興味最高!
結局すばらしい価値がある(らしい)芸術作品よりも、ピカチュウの方がスゴイということで、とにかくムスメがふてくされなくてホッとしたのでした。
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来月4月26日に公開される世界的に有名なアーティスト村上隆氏の監督映画「めめめのくらげ」。
どういった内容なのか疑問でしたが、どうやらつげ義春氏のメメクラゲとは何の関係も無く、きちんとしたストーリーのあるファンタジー作品のようですね。
子供向けのファンタジーなのか、大人に訴えかける意図があるのか不明ではありますが・・。
小生も若いころから芸術家を夢見て、某美大に通い、いい歳になるまで自費で個展などして「芸術」で生きるためにはどうすればいいのかと葛藤する日々を過ごしました。
しかし、芸術の根本にある命題「芸術は何のためにあるのか」を解決できず、村上氏が2006年に出した「芸術起業論」を読んで、芸術家になる夢を封印して現在に至るという経緯があります。
芸術起業論はそれまでの自身のもやもやとした気持ちを殴りつけ、ある結論を出してくれた本です。
需要と供給のバランスが全ての経済活動にあるのならば、芸術作品ももちろん同様。
村上氏はその需要のマーケットに対する供給の考え方をそれまでの芸術家がタブーとしていた言葉を平然と使って論じていました。
芸術をビジネスとして考えることはある意味大変なショックで失望しましたが(笑)。
作家は自身の持つ感性に結構な自信を持っているナルシストが多く、その個人表現の個人的理屈を掘下げることが美しく正しい芸術活動だと考えている傾向が強いです。小生もそうでしたから。
しかし、実は需要がない表現には、美術的価値の前の社会的価値さえ無く、そのことに気づかない作家は作品では食えずに結局美大などの講師の収入が生活の糧ということになるのです。
「売れるために日本のオタク文化をいいように利用した!」とアンチ村上派も多いなか、「めめめのくらげ」が映画という表現カテゴリーのマーケットをどう分析した作品で、どういった手法で価値を供給するものなのか?
一般の方々の目に触れにくい今までの「現代美術」という分野でなく、一般にオープンな映画という表現で村上氏がどういう社会評価を受けるのか?
芸術から離れて生活していますが非常に気になるところです。
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森美術館で「会田誠展:天才でごめんなさい」が開催されていますが、市民団体が会田氏の作品を児童ポルノ・性差別だと抗議しているとのこと。
かなり大事に発展しそうな雰囲気。
会田氏の作品には強烈にエグイ表現も多いので性的表現の強い作品は18禁のスペースに展示されているとのことですが、確かに賛否両論が極端に分かれるはず。しかし、この抗議ニュースでさらに来館者が増えるでしょう。
日本現代美術の気鋭の作家なのでこんな騒動もまた美術史の文脈となっていくこととなる気がします。
会田誠氏や村上隆氏など注目を集めている芸術家の作品自体には魅力は感じないのですが、芸術によって議論や騒動が沸き起こる社会的事態にはとても興味があります。芸術はそうでなくっちゃ面白くないぞとの期待感も。
デザインはデザイナーから切り離されたモノの価値が全てなので、社会に創出された瞬間からモノがほぼ匿名で独り立ちしますが、アートは全く異なりますね。
創られた作品自体の普遍的な価値でなく、作家自身を含めた表現ストーリー全体に対する美術史的価値が全て。そんな感じでしょう。
なので、実は会田氏の人間としての個性には興味があります。作品そのものというよりも。
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東京スカイツリー近くを流れる北十間川に架かる源森橋。その橋のたもとにあるオブジェですが、GTSのプロジェクトで創られたアートで、「支える」というコンセプトのれっきとしたベンチです。
だけど・・なんとなくHな行為を匂わせる怪しい雰囲気を漂わせていて、この付近は人通りも結構多いので目立つコレに座るにはかなりの勇気が要るかと。
座るにしてもどういうポジションで座ればいいのか・・?馬乗り?
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だけど・・なんとなくHな行為を匂わせる怪しい雰囲気を漂わせていて、この付近は人通りも結構多いので目立つコレに座るにはかなりの勇気が要るかと。
座るにしてもどういうポジションで座ればいいのか・・?馬乗り?
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フランスのアーティストの巨大なヘリウムのバルーンを使って湖に橋を浮かせるアート作品がDEZEENに掲載されています。
タイトルはサンジュ橋。
橋の両端が水の中なので、人がちゃんと通れればいいのになあと思ってしまいます。橋ならばせっかくなので。
膜の強度が確保できたバルーンを橋桁に使用して空気を注入すれば、理論上は車も通行できる長い橋が架けられると以前聞いたことがあります。
もちろん永続的な使用は無理だとしても、例えば災害時の緊急車両の通行や避難のために瞬時に橋を架けるということが可能ということらしいです。
この作品を見て思い出しました。
日本の技術力で是非そういう実用の橋を実現してもらいたいなあ。
タイトルはサンジュ橋。
橋の両端が水の中なので、人がちゃんと通れればいいのになあと思ってしまいます。橋ならばせっかくなので。
膜の強度が確保できたバルーンを橋桁に使用して空気を注入すれば、理論上は車も通行できる長い橋が架けられると以前聞いたことがあります。
もちろん永続的な使用は無理だとしても、例えば災害時の緊急車両の通行や避難のために瞬時に橋を架けるということが可能ということらしいです。
この作品を見て思い出しました。
日本の技術力で是非そういう実用の橋を実現してもらいたいなあ。