野球の国別対抗国際大会、第3回 World Baseball Classic が先日終了した。
決勝戦は、ドミニカ対プエルトリコ。3ー0でドミニカが勝利し初優勝。
何はどうあれ、結果で勝ったのはドミニカ。優勝おめでとうと素直に言うことにしよう。
というわけで、日本は今大会は残念だった。
生業の都合で生観戦は出来なかったが、生業の昼休みの最中に携帯電話のニュース速報で準決勝の結果を知った。
試合経過の詳細は帰宅後にネットとテレビ録画、各種報道などで知ったが、試合の流れが悪かったね。一発勝負ゆえのちょっとした運気の強弱だけだったと思う。
期間中の結果概要は、サンスポのページにリンクを貼っておく。
日本の準決勝、対プエルトリコ戦の経過はこちらに。
ただ、「残念だった」とは言ったけど、良くやったとも思う。
少なくとも、defending champion としての最低限の戦いは充分したと考えられる。
前回のエントリーでも書いたけど、最高とは言い難いチーム状態の中、良い流れに途中までは乗っていたと思う。
主催する米国大リーグ側の「都合」に抗議の不出場決議から一転して出場決定し、それ以降も監督人事ですったもんだしての厳しい船出だった。日本ではプレシーズンの時期に開催される大会であるゆえの、選手達の調整の難しさもあって、(まぁ第2回の時の中日のボイコットはひどいと思うけど)そんな中で調整しながら本番で勝つ戦いをしてきたわけで。
第1,第2ラウンドでは厳しい試合もあったけど、昨今息を吹き返した台湾や格下のブラジルに粘り勝ちしたり、強打のオランダに豪打で打ち勝ったりなど、本領は発揮した。過去の強豪だった韓国やキューバ、開催国のアメリカの不振を思えば、野球の強豪としての日本を見せつける戦いは充分したと思う。
さて、日本の準決勝。
先発の前田健太(広島)はよく投げて、試合をしっかり作ったと思う。2番手の能見(阪神)が2点本塁打を喫したのが痛かったね。
攻撃陣は大勝のあとの戦いの難しさや、一発勝負ゆえの流れを掴む難しさのなかで、雲を掴むような感じだったことだろう。8回裏1アウト1,2塁での内川の走塁死は、結局はサインミスだったようだけど、2塁走者の井端を併せて、責めるわけにもいくまい。強いて言えば山本監督の采配ミスと言うことだろうが(指示内容は確かに中途半端だったと思うけど)、それもまた結果論でしかない。第1ラウンド台湾戦の時の9回裏2アウト1塁からの鳥谷の盗塁にしたって、失敗していたら試合終了という大ギャンブルだった。結果的には井端の適時打で同点に追い付いて、今大会の日本のその後があったわけだから。
プエルトリコの捕手モリーナの策略にしてやられたという一面は、前半に限ればあったかも知れない。
ただ、打線の側に打開する術があったかというと、あったとは思う。現に試合の後半はぼちぼちヒットも出始めていたし、8回には大きなチャンスも作った。プエルトリコ投手陣の出来が最高だったかというと、今大会での戦いぶりから推察するに、どうかな...と。1次ラウンドC組ではスペインにこそ楽勝したもののベネズエラには大苦戦、後日決勝で当たることになるドミニカには敗れている。2次ラウンド2組ではアメリカと2度対戦して完敗と辛勝、イタリアにも大苦戦。そう考えると、役者は揃って各々の身体能力は高いにせよ、さほど苦労する相手とは考えにくいチームだった。
それでも何が起こるか分からないのが、国際大会の一発勝負である。
実は、決勝戦のドミニカ対プエルトリコは、CS 放送 J-Sports の中継録画で観戦した。
共に身体能力の高いチーム同士の戦いではあったものの、内容的には草野球レベルの凡戦に見えた。目の肥えた日米韓台のプロ野球ファンが見れば、誰が見てもそう思ったであろう。
そう思うと、そんなチームに負けたのかと思うだけでも、残念な気分になる。多分、リーグ戦で対戦する形式だったら、ドミニカもプエルトリコも7戦すれば悪くても5勝2敗くらいはできる相手だったと思う。
今回初優勝のドミニカ、実は大会史上初の全勝優勝を果たしている。
史上初と言ってもまだ3回目の WBC だが、第1回、第2回の日本は共に韓国に2敗ずつしている。今大会の日本も2敗しかしていないのだが、準決勝で負けてはね...。ただ、そう思うと、返す返すも、最善ではないなりにも底力で勝ち上がり、優勝候補たるにふさわしい戦いをしたんじゃないかと、やっぱり思う。
とりあえず、日本代表の選手の皆さん、お疲れ様でした。
ここまで来たことには誇りを持って、今春からのプロ野球のシーズンインに備えて、体調を整えて欲しい。
決勝戦は、ドミニカ対プエルトリコ。3ー0でドミニカが勝利し初優勝。
何はどうあれ、結果で勝ったのはドミニカ。優勝おめでとうと素直に言うことにしよう。
というわけで、日本は今大会は残念だった。
生業の都合で生観戦は出来なかったが、生業の昼休みの最中に携帯電話のニュース速報で準決勝の結果を知った。
試合経過の詳細は帰宅後にネットとテレビ録画、各種報道などで知ったが、試合の流れが悪かったね。一発勝負ゆえのちょっとした運気の強弱だけだったと思う。
期間中の結果概要は、サンスポのページにリンクを貼っておく。
日本の準決勝、対プエルトリコ戦の経過はこちらに。
ただ、「残念だった」とは言ったけど、良くやったとも思う。
少なくとも、defending champion としての最低限の戦いは充分したと考えられる。
前回のエントリーでも書いたけど、最高とは言い難いチーム状態の中、良い流れに途中までは乗っていたと思う。
主催する米国大リーグ側の「都合」に抗議の不出場決議から一転して出場決定し、それ以降も監督人事ですったもんだしての厳しい船出だった。日本ではプレシーズンの時期に開催される大会であるゆえの、選手達の調整の難しさもあって、(まぁ第2回の時の中日のボイコットはひどいと思うけど)そんな中で調整しながら本番で勝つ戦いをしてきたわけで。
第1,第2ラウンドでは厳しい試合もあったけど、昨今息を吹き返した台湾や格下のブラジルに粘り勝ちしたり、強打のオランダに豪打で打ち勝ったりなど、本領は発揮した。過去の強豪だった韓国やキューバ、開催国のアメリカの不振を思えば、野球の強豪としての日本を見せつける戦いは充分したと思う。
さて、日本の準決勝。
先発の前田健太(広島)はよく投げて、試合をしっかり作ったと思う。2番手の能見(阪神)が2点本塁打を喫したのが痛かったね。
攻撃陣は大勝のあとの戦いの難しさや、一発勝負ゆえの流れを掴む難しさのなかで、雲を掴むような感じだったことだろう。8回裏1アウト1,2塁での内川の走塁死は、結局はサインミスだったようだけど、2塁走者の井端を併せて、責めるわけにもいくまい。強いて言えば山本監督の采配ミスと言うことだろうが(指示内容は確かに中途半端だったと思うけど)、それもまた結果論でしかない。第1ラウンド台湾戦の時の9回裏2アウト1塁からの鳥谷の盗塁にしたって、失敗していたら試合終了という大ギャンブルだった。結果的には井端の適時打で同点に追い付いて、今大会の日本のその後があったわけだから。
プエルトリコの捕手モリーナの策略にしてやられたという一面は、前半に限ればあったかも知れない。
ただ、打線の側に打開する術があったかというと、あったとは思う。現に試合の後半はぼちぼちヒットも出始めていたし、8回には大きなチャンスも作った。プエルトリコ投手陣の出来が最高だったかというと、今大会での戦いぶりから推察するに、どうかな...と。1次ラウンドC組ではスペインにこそ楽勝したもののベネズエラには大苦戦、後日決勝で当たることになるドミニカには敗れている。2次ラウンド2組ではアメリカと2度対戦して完敗と辛勝、イタリアにも大苦戦。そう考えると、役者は揃って各々の身体能力は高いにせよ、さほど苦労する相手とは考えにくいチームだった。
それでも何が起こるか分からないのが、国際大会の一発勝負である。
実は、決勝戦のドミニカ対プエルトリコは、CS 放送 J-Sports の中継録画で観戦した。
共に身体能力の高いチーム同士の戦いではあったものの、内容的には草野球レベルの凡戦に見えた。目の肥えた日米韓台のプロ野球ファンが見れば、誰が見てもそう思ったであろう。
そう思うと、そんなチームに負けたのかと思うだけでも、残念な気分になる。多分、リーグ戦で対戦する形式だったら、ドミニカもプエルトリコも7戦すれば悪くても5勝2敗くらいはできる相手だったと思う。
今回初優勝のドミニカ、実は大会史上初の全勝優勝を果たしている。
史上初と言ってもまだ3回目の WBC だが、第1回、第2回の日本は共に韓国に2敗ずつしている。今大会の日本も2敗しかしていないのだが、準決勝で負けてはね...。ただ、そう思うと、返す返すも、最善ではないなりにも底力で勝ち上がり、優勝候補たるにふさわしい戦いをしたんじゃないかと、やっぱり思う。
とりあえず、日本代表の選手の皆さん、お疲れ様でした。
ここまで来たことには誇りを持って、今春からのプロ野球のシーズンインに備えて、体調を整えて欲しい。
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