
大学でサクソフォンをレッスンしている時に常々思うことは、技術的なエチュードはたくさんあるけれど、曲を演奏するために他にも必要な音楽的なセンスを磨くために、メロディをたくさん吹いた方が良いと思うのに、ラクールの50のエチュード、フェルリングの48のエチュード…たくさんはないんですよね!


これからの生徒たちのためにも…
サクソフォンは歴史が浅いのでオリジナルで古典やロマン派のメロディや和音をしっかり味わって演奏することが不可能なのです
近代、現代の音楽にいきなり入ってしまうケースが多いです!
そのために技術が簡単で美しいものに触れる機会は殆どありません
外国では時間をかけて初級からグレードを上げていくスタイルの学校もありますが…
そんな時に声楽曲や他の楽器のために書かれた名曲をサクソフォン用に書き換えて教材として使用してきました
それでもたくさん出版されているわけではありません
世界中の一般的なお客様が心地よく興味持って聞いてもらうためにも、シンプルな曲をいかに上手く吹くか、感動があるかなど、楽器のコントロールはとても必要で、高い技術力もとーっても必要ですが、その点だけを重要視せずに、ワンフレーズ吹いただけでその人の味が出るような練習もできたらいいなと考えます!
そのような曲に出会い演奏するしかない
そのためにも色んな曲の音出しをしています!
写真はサクソフォン奏者のD.デファイエ氏!
彼のトランスクリプションした楽譜の音出しを終えて楽譜を閉じたら、デファイエ氏の写真が…ドーン!!


もう亡くなられてかなり年月が経ちました
あちらで大好きな甘い物をニコニコしながら食べているのでしょうか…
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