yokiのゆる~いブログ

歌や日々の色々日記

「深夜のドライブ」作詞:yoki 作曲:板谷こういんさん

2021-06-16 13:37:38 | オリジナルソング

「深夜のドライブ」作詞:yoki 作曲:板谷こういんさん

 

私にはふるさとに親友が居ます。

ニックネームをドンと言います。

あまりにもどんくさかった彼女に私が付けたニックネームでした

ドンと私は小学生のころから仲良しで、何をするのも何処へ行くのも一緒。

時には一緒にいすぎて同じ男性を好きになったり^^;

これには参った~。

就職したころからドンは自宅へ帰らず、毎日のように私の家に「ただいま~」と帰宅し、朝「いってきまぁす」と職場へ向かってました。

まるで姉妹のような関係。

私の両親はドンを娘の様に可愛がり、ドンは私の両親を自分の親のように慕っていました。

それは私の弟妹も同じでした。

ただ・・・彼女とはあることがきっかけで疎遠に。

私たち家族はそのことで深く心が傷つき、しばらく立ち直れませんでした。

 

お互い結婚し家庭を持ち、25年ほど経ったある日、私は車いすの母を連れて大型スーパーへ向かいました。

するとそこにはドンの姿が。

私は胸が苦しくなり、そこから動けなくなりました。

フラッシュバック・・・。あの時に引き戻された気持ちになったんです。

母も同じ気持ちのはず・・・。

と思ったら・・・

ドンが母と私の側に駆け寄り「おばさん、ヨキ、ごめんな・・・。」と涙をこぼし・・・

「ドン、大丈夫よ。泣かないで。いいよ、もういいんだから。」

と、母が声をかけ二人で抱き合って泣き始めました。

大型スーパーの真ん中で。それもドンはそのスーパーの社員で・・・。皆が観ている前で

その姿を見た時、私はそれまで苦しかった胸の痛みがどこかへ消えていき、苦しかったのは私たちだけじゃなく、ドンも同じだったと知りました。

「自分のしたことでみんなを傷つけ苦しませてしまい、会いたくても会いに行けなかった・・・。」

と、そう彼女は話し始めました。

今思うと、ドンが謝らなくても、母はもうとっくに許していたんだと思います。

というか、母はドンに対し最初から許せないとかそういうことは思ってなかったのかもしれません。

母は人を悪く言ったりしない、いつも「ありがとう」の人でしたから。

この再会の日から一年後、母は息を引き取りました。

それ以降私はまたドンと昔のようなお付き合いをしています。

母はきっと私たちをもう一度引き合わせ繋がせてくれたのかもしれません。

そんな風にドンと電話でよく話します。。

今はコロナで帰省できず会えませんが、命日には母の大好きな花束を持ってお墓参りに行ってくれるドン。

ありがたいです。

そのドンとの思い出を歌詞にし、板谷こういんさんという素敵なシンガーソングライターさんに曲を付けて頂きました。

今日はその歌「深夜のドライブ」を聴いてください。

長々と失礼いたしました。

 

コメント (6)
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