隠岐の島の野山に咲く花/野生蘭/山野草/樹木

島根県隠岐の島の野山に咲く花/野生蘭/山野草/樹木等を紹介します。

ネムの木

2009-08-14 | 隠岐の野山 海岸付近の樹木
・開花時期は、 6/15頃~ 9/ 5頃。



7月後半頃は花が途絶えるが、8月になると
再び咲き始める。



・日当たりのよいところに生える。


・夏の夕方に、かわった紅の花を咲かせる。

花は化粧用の刷毛(はけ)に似ている。

・オジギソウの葉は触るとシューッと閉じるが、
ネムノキの葉は触っただけでは閉じない。
夜になるとゆっくりと自分で閉じる。
それがまるで眠るようなので「眠りの木」、
そしてしだいに「ねむの木」に変化していった。

・地方によっては七夕の日に「ネム流し」といって
合歓の木の枝と大豆の葉を川の流れに流して
邪気をはらう行事がある。


・地方によっていろんな呼び名があるが、
(ねんねの木、眠りの木、日暮らしの木・・・)
眠りを意味するものがほとんど。


・「昼は咲き 夜は恋ひ寝(ぬ)る
合歓木(ねぶ)の花
君のみ見めや 戯奴(わけ)さへに見よ」
(紀女郎(きのいらつめ) 万葉集)
「合歓咲く 七つ下りの 茶菓子売り」
小林一茶
「象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が
ねぶの花」 松尾芭蕉
(”西施”とは、中国の春秋時代の傾国の
美女のこと。花をこの美女にたとえた)



ねむの木、いつか撮影をとチャンスを見ていた。


なかなか、気に入った被写体と巡り合わず、少し諦めかけていた矢先


今日、素敵な咲き具合と花色のネムを発見。





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