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知足

自然と共に素敵に生きたい

収穫

2006年06月10日 | 日記

 今日は久しぶりに実家の畑仕事を手伝ってきました。

 私の父は、25年以上も家庭菜園をやっていて、25年以上もやっていると家庭菜園というよりは農家って感じですね。いつも新鮮な野菜をたくさんもらっていたのですが、最近は父も歳をとったのか腰痛に悩まされているので、久しぶりに手伝いをすることにしました。

 実家は、神奈川県川崎市なのですが、父が野菜をつくっている畑は、最近ものすごい勢いで開発が続いている新百合ヶ丘駅から車でわずか5分の距離にあります。新百合ヶ丘駅から平尾の方に向かって車を少し走らせ、住宅地の中をいくと忽然と緑の森が姿を現します。
 地元の農家が守り抜いている森。周りを竹林とどんぐりの木で覆われた"森"の中に父が農家の人から借りている畑があります。
 にょきにょきと高いビルが立ち並ぶ新百合ヶ丘の駅前からたったの5分、こんな場所があるとは。。。周囲を深緑色の木々で囲まれているので、畑からは外が見えず、外からは中の畑が見えないので、その空間はタイムスリップしたような感覚を覚える場所、そう、タイムスリップしたのです。20年ぐらい前、私が小さかった頃は、百合ヶ丘周辺は森、林、畑、田んぼといった自然がいっぱいある長閑な場所だったのです。
 この農場だけが、時代の流れから取り残され、そのお陰で、こんなにも素敵な空間が保たれているのはなんだか感慨深いです。

 さて、今回は玉ねぎの収穫をしました。"家庭菜園"なので、一つの野菜をたくさん作るのではなく、普段食べるいろいろな種類の野菜を作っています。といっても、玉ねぎだけでおそらく700個ぐらいはあったと思います。なにせ、親兄弟4世帯分のお野菜を作っていて、しかも玉ねぎやジャガイモは一年分を栽培しているので、その量は半端ではないです。

 玉ねぎ以外にも旬の野菜をたくさん収穫してきました。自分の食べるお野菜を自分の手で摘み取る。これは食べごろだなぁ、これはちょいと大きくなり過ぎかも、うゎーおいしそう、何の料理にしようかなぁ、、、旬の野菜を目の前にし、自分の手で一つ一つ収穫する。手の感触で野菜の味を想像する。野菜と会話し、静かな時の流れを感じることができた素敵な週末でした。