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ヨッシーの傾向と対策(移転先新店舗)

自分の事を一番わかっていない自分への対策ページです( ̄□ ̄;)

無いものは作ってしまえ!! ~其の五・五~

2011-12-02 09:27:28 | 楽器庫
剥離後の作業についてです。
まずラッカー剥離が終わった地金は結構まだらになります。
ごくごく一般的な剥離作業の場合、塗装を剥離し、地金を整え、下処理、サーフェイサーなどの下地材を塗り、塗装をしていくのですが、今回はその後、塗装するわけではないので、下地を整えるを慎重に行います。

これからの作業ですが、場合によっては楽器に一生消えない傷が残るかも知れませんので、心してかかってください。
なお、この作業において発生した損失は・・・

って、もういいって??(;´∀`A"
了解しました。
はい。
では参ります。

作業に取りかかる前に「鏡面仕上げ」にするか「サテン仕上げ(っぽく)」するか。
結構悩むかと思います。
簡単なのは「鏡面仕上げ」になりますが、作業工程は途中まで一緒なので、そのあと考えても良いかと。

用意する物は以下の通り。
■クリームクレンザー
■家庭用食器洗い洗剤(花王の『キュキュッと』がおすすめ♪)
■はけ
■使い古しのタオル
■メタルポリッシュ
■クロス

これからの作業は主にバスルームで行います。
まず、楽器全体をぬらし、クリームクレンザーで楽器表面を滑らせるように洗っていきます。
この際、ごしごしと力を入れてはいけません。
スポンジなどは利用せず、素手でなでてあげるような感じで作業します。
また、一度に作業を進めようと思わずに、実際に楽器の状態を監察しながら数回に分け、実施すると失敗する確率がグンッと減ります。
ベルの縁の部分や管と管の間、バルブケーシングなど、細かいところの作業ははけを使って行くときれいになります。
全体が仕上がって『これで良し!』となったら、家庭用食器洗い洗剤(花王の『キュキュッと』がおすすめ♪(≧∇≦)b)できれいに洗い直してください。

※ここからが重要!!!!!
洗い終わったら素早く水分を除去します。
ここで手を抜くと、跡が残り悲しい結果になります。
あとはメタルポリッシュを利用し、気になるとこを磨いてください。
日頃の手入れは基本的にから拭きで問題ありませんが、バルブオイルをつけてあげると、酸化皮膜が均等につきやすいような気がします。
ただ、オイル皮膜をつけるので、結果的に酸化しにくいかもしれません。
この辺の手入れ方法は色々な方がアップしていますので、ネット上で検索し、自分に合ったお手入れ方法を見つけるのもまた楽しからずや♪(ノ´∀`*)

とまぁ、かなりざっくりとした案内になりましたがこんな感じで作業を行っていきます。
もし、サテン仕上げにしたいとか考えているのであれば、まずは代行で行ってくれる業者を探すことをお勧めします。
もちろん、楽器を取り扱ったことのある業者でないと非常に危険ですので、その点はご注意ください。
おいらはのんびりとスチールウールを利用し、表面処理を行ったのですが、運良くきれいに仕上がりました。

以上、剥離作業後の作業ですが、この作業を行うことにより、地金を少しならず薄くしていきますので、音に影響があると思います。
まずはラッカーのみ剥がし、その上で普段吹いているような曲などを何曲か吹いてみて、どのくらい変わったかを確認しながら作業を行ってください。
おいらの場合、まず指かけを全て外した状態から作業を始めたので、比較的作業しやすかったのですが、その後の試し吹きがなかなか出来ず、これからどのようにすればよいのかかなり悩んでいる状態です。
現在、知り合いのリペアマンも本業が忙しい為、当たり前ですが本業優先で、おいらの楽器は後回しになっています。
年内に仕上がるかかなり微妙な感じなのですが、ま、メインの楽器ではないので、気長に育てていこうかと。
その間にヒレとかその辺の加工もと考えていたのですが、まずは現在の状態で何処をどの様にすべきなのかを確定しなくては部品も作ることが出来ません。
とりあえず先に作ってしまって、吹いてから考えるのもありかな??


無いものは作ってしまえ!! ~其の五・弐~

2011-11-24 18:41:33 | 楽器庫
一部の皆さん!お待たせしました♪ヽ(〇∀〇)ノ
ラッカー剥離のネタをアップしますね~!ヽ(´▽`)ノ
※かなり長文のため要注意。

今回のネタでラッカー剥離についてのお問い合わせがぽつぽつあったものですから、軽くアップしてみます。
ここであげている方法は『民間療法』みたいなものなので、必ずしも正しい方法ではありません。
従って、まねされて『あんな事!?』や『こんな事!?』になっても一切責任は負いませんのでご注意ください。
しかも、今回は薬品を取り扱いますので、やけどや身体に関わる部分もありますので、まねしようと目論んでいる方は本当に注意してくださいねっっっ!!!!(ノ>д<)ノ

とまぁ、いつものように注意書きを書いたので、行ってみよー!!ヽ(´∀`)9 ビシ!!


まず利用している剥離剤はこれです。
http://www.kanpe.co.jp/products/111/index.html

なぜこれを選んだかというと、たまたま近所のホームセンターにおいてあったから。(;´∀`A"
特に理由はなかったのですが、結果として良かったかと思います。
スプレー式と筆塗り用の2種類があるのですが、スプレー式は関係ないところにまで塗ってしまいそう(他に被害が及ぶ可能性大!)だったのと、作業中に吸引しちゃいそうだったのであえて避けました。
価格的にも筆塗りの方が安かったしね!ヽ(´∀`)9 ビシ!!

さて、実際の作業ですが、その前に準備を万端にしてください!!
先ほど書いたとおり、剥離剤は『薬品』です。
しっかり下準備しないと大事故に繋がります。

まず用意するものは以下の通り。
■マスク
■ゴーグル(必要であれば。ちなみに私は利用しませんでした。)
■少し多めの新聞紙
■いらなくなった歯ブラシ
■割り箸
■剥離剤
■陶器の皿など。
■はけ(大・小)

ざっとこんなもんですが、剥離剤とはけさえ手に入れば、一般家庭にあるもので代用できます。
では、実際の作業ですが、作業が始まるとスピーディーに事を進めなければいけないため、写真などを撮る暇がありませんでした。
ということで、文章のみのご案内です。
わからないことがあれば別途ご質問を受け付けます。
(おまえ、日本語変だよ。。。というツッコミは無しで)

1)まず場所の確保!!
周りに人がいないかを確認し、古新聞を床などに敷きます。
できれは広い場所、もしくは屋外などが良いかと。

2)楽器全体を眺め、完成像を想像し、どの順番で剥離していくかを決めます。
作業を開始したら時間との勝負です!!
薬剤をつけたまま放置すると、地金がまだらになってしまったりするので要注意。
※ちなみに私は「2番管」「1番管」「3番管」で様子を見たあと、
「チューニングスライド」「ピストン周り(ボトム、トップキャップなど)」と進み、
「バルブケーシング」「マウスパイプ」「ベル」と行った具合です。

3)意を決して剥離作業開始!!
本当にやっちまって良いのか。
自分の心に問いかけてください。
一度作業に入ったら後戻りはできません。
やめるなら今のうちですからね!!
覚悟を決めたら順に作業を始めます。
瓶から作業しやすい容器に液剤を適量移し、はけ(小)で細かいところに先に塗ります。
塗り残しがないと信じ、はけ(大)で全体に薬剤を塗っていきます。
ここで『じゃ、次に』と、他のパーツに手を出さないでください!!
まだらになります。

4)ラッカーをはがす。
しばらくすると表面化がしわしわになり、ラッカーがはがれてきたことが目で見てわかります。
その状態になったら用意していた割り箸でこするように除去してください。
くれぐれも気合いを入れすぎて地金に傷をつけないよう気をつけてください。
※ちなみに私はその都度、水洗いし、状態を確認しながら作業していました。
ただ、水と反応すると異臭がするので、正しい方法かどうかをわかりません。

5)はがし残しが無いかをチェックします。
なにげに重要な項目です。
ここで手を抜くと、あとで悲しい思いをすること間違い無しです。

以上でラッカー剥離は完了です。
剥離後の作業は『無いものは作ってしまえ!! ~其の五・五~』にて。


BEST BRASS Warm-up for Trumpet

2011-11-15 10:47:14 | 楽器庫
『こいつ、BEST BRASSの回し者か!?』と思われるかもしれませんが、BEST BRASSネタです(;´∀`A"
今回のネタは先月7日に発売開始となりました『Warm-up Trumpet』です。
キャッチコピーは『際立つ吹奏感』
まぁ、吹奏感に関しては個人差があるので実際に吹いてみないと何ともいえないのですが、、、


まずはパッケージと外観から。
見ての通りアルミ製で非常に軽いです。

詳しいスペックは以下のサイトを参照してください。
http://www.bestbrass.jp/jp/stf/warm-up.html#up_ptp


大きさですが、歴代の『壺』と比べても、一番ちっちゃくて軽いです。
消音効果に関しては『e-Brass』に軍配が上がりますが、あくまでも『Warm-up Mute』ですので、消音効果に関しては副産物と考えた方が良いかもしれません。


実際に取り付けるとこんな感じに。
息が出て行くのは中央の『おへそ』からだけなので、結果として音が小さくなります。
購入する際、旧モデルと吹き比べたのですが、旧モデルの方が音は小さいです。
ですが、すべての音域で安定感があったのはニューモデルの方でした。
ま、そんな訳で新しい方にしたんですけどね。
下の写真は実際に装着してどれくらいベルからミュートが飛び出るかを比較するため撮ってみました。


さすがに一番ちっちゃいだけあって出っ張りも少ないですね!
そのまま楽器ケースに収納できると案内されていますが、ケースの種類によっては難しいかもしれません。
ソフトケースであれば問題なく収納できるかと思います。


最後になりますが、こちらはミュートというかおまけでついてきた『オリジナル本革ポーチ』
BEST BRASSのロゴが焼き印してあります。
今回発売になったWarm-up Mute初回出荷分と、12月発売予定のワウワウ(ピッコロ用)についてくるそうで、今回購入したWarm-upについてきました♪ヽ(´▽`)ノ
そんなに大きくないポーチなので、オイルなどを収納するのにちょうど良い大きさです。
が、個人的にもったいなくて使えないかもっっ!!(ノ>д<)ノ


ゲルホン探索。

2011-11-12 16:24:07 | 楽器庫
『潮風公園』のステージも終わり、素直に帰路につこうと思ったのですが、ま、おいらが素直に帰るわけないですわな。(;´∀`A"
FOOTPRINTSのらっぱ吹きを引き連れ、トランペットステーションへ。
ま、彼がゲルホン見たいって言うからさ!
仕方なくつきあったんですよ、ホントに!!Σ( ̄□ ̄;)
とりあえず見た目重視で数本選んでもらい、順に試奏することに。


まずは見た目も渋い!『Selmer CONCEPT(ブラッシュドラッカー)』
比較的大柄な楽器ですが、音は全体的にまとまっていて非常にグー♪
なんですけど、なぜかミドルB♭の音を吹くと楽器と共鳴してしまって少々びびりが。
うーん、何でだろ・・・?


お次はXOのブラックラッカー2本!
HD-BNS(イエローブラス)とHD-GB/BNS(ゴールドブラス)


仕上げは一緒なので見た目では判断できませんが、音色はゴールドブラスの方がまろやかでした。
レスポンスも良く、非常にまとまった楽器ではないでしょうか。
おそらくラッカー仕上げよりも音がしまっているかもしれません。


最後はおいら一押し!!
『Brasspire 933 2b』です。
見た目が非常に美しいため、ぱっとみラッカー仕上げかと思うかもしれませんが、これ、ローブラス(ノーラッカー)なんですよ。
しかも、ヘビータイプで他の楽器を持った後にこの楽器を持つと『ズシッ』とウエイトがかかります。
音に関しても予想通りというか、この後、どのように変わっていくかが楽しみな楽器です。
Brasspireのラッパもそうなのですが、ピストンのできが良く、ピストンワークにストレスを感じることはありません。
これで値段もリーズナブルなのですからお値打ちですね♪

今回は下見と言うことで、冷やかしになってしまいましたが、連れ曰く『これ(Brasspire)がいい!!』とのこと。
まぁ、今日吹いた中ではダントツだと思いますが、まだまだ隠れた名器はありますので焦る必要はないのでは?といいつつ、帰る時間となり、店を後にしました。