2014年の桜花賞馬ハープスター(牝4歳、栗東・松田博資厩舎)の引退が5月7日(木)、所属するキャロットクラブのホームページで発表されました。
3月末のドバイ遠征(シーマクラシック8着)から帰国後はヴィクトリアマイルを目標に置いていましたが、遠征の疲れが抜けずに春全休が決定。放牧に出された北海道早来のノーザンファームで1日、右前繋靱帯炎が判明し、さらに7日の精密検査で種子骨靱帯炎の併発も明らかになり、関係者が協議の結果、現役引退が決まりました。
同馬は祖母に93年春の牝馬2冠馬ベガを持つディープインパクト産駒で、最後方から直線だけで17頭をごぼう抜きにする豪快な競馬で、桜花賞を射止めました。通算成績は11戦5勝(うち桜花賞GⅠを含む重賞4勝)。今後は繁殖牝馬として、その名血を後世に伝えていくことになります。
突然の現役引退のニュースに驚いていますが、怪我のためなら仕方ありません。彼女の生の勇姿を見たのは去年の札幌記念ですが、それが最後になってしまいました。今後繁殖牝馬として頑張ってほしいと思います。怪我の治癒後、早来の社台スタリオンステーションでの特別公開も期待したいですねえ。