今回の場合は試合詳細の前に結果を書いておこうと思う。
陽射しが出たときにはそれなりに暖かいのだが、
風が非常に強く、またその風が冷たいため体感温度としてはかなり寒い。
それ以上に試合はもっと寒い。
中日 6 - 13 JR東海
今年見に行った試合は、
8日 対三菱自動車名古屋 5-8 ●
9日 対一光 5-9 ●
29日 対JR東海 6-13 ●
前回のようなことはないと思いつつ2回とも裏切られる。
そして過去最悪。
今年は
疫病神ということでしょうか?
・3月29日(火)
<プロアマ交流戦・対JR東海>(ナゴヤ球場)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
JR東海 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 6 | | 13 |
D | 2 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0X | | 6 |
(規定により、試合開始から3時間を越えた場合は、
新しいイニングに入らないため8回打ち切り)
JR 伊藤(3)-花岡(3)-植野(2)
D ブラウン(3)-矢口(1)-長峰(3)-小林(1)
▽本塁打 (D)中村公ソロ(4回・花岡)
▽盗塁 (D)鎌田(1回)、中村公(3回) (JR)城内(8回)
▽盗塁死 (D)清水清(5回)
▽走塁死 (D)清水清(3回) (JR)馬場(2回)、宮澤(8回)
▽失策 (D)ブラウン(3回) (JR)伊藤(2回)
▽暴投 (D)ブラウン(3回)
| 回 | 打者 | 安打 | 三振 | 四球 | 死球 | 失点 | 球数 | MAX |
ブラウン | 3 | 15 | 7 | 2 | 0 | 0 | 4 | 56 | 140 |
矢口 | 1 | 6 | 2 | 1 | 1 | 0 | 2 | 17 | 134 |
長峰 | 3 | 14 | 3 | 3 | 0 | 2 | 1 | 51 | 142 |
小林 | 1 | 9 | 5 | 2 | 2 | 0 | 6 | 47 | 140 |
(各種数字に関しては小人さんが2、3球勘定違いの可能性あり。鵜呑みにしないように)
スタメンは、1(遊)鎌田、2(二)都築、3(左)中村公、4(DH)小山、
5(捕)清水清、6(一)ホッシャ、7(右)中村一、8(三)中川、9(中)普久原。
途中出場で、玉野([4裏]打-DH)、土谷([5表]左)、前田([6表]捕)、
櫻井([6表]右)、小川([8裏]打)、堂上([8裏]打)。
山本昌が調整登板をするとの噂もあったので行ってみたのだが、
寒かったからなのか、開幕ローテへ向けてのカモフラージュなのか、投げず。
どうも登板予定はハナからなかったらしい。
画像を撮ろうとブルペン前で待っていたら、
野手のアップ中にブラウンが投手では唯一人出てきて、
ストレッチ始めたからおかしいとは思ったんだ…。
そんなこともあり、投手陣はアマチュアとの交流戦要員の方々です(ぉ。
8、9日の社会人との交流戦に登板したうち、一軍へ戻った高橋聡を除いた投手が登板。
当番は無かったが、石川もブルペンで肩は作っていた。
登板予定はあったかと思うが、あまりにも予想外すぎる試合だったのだろう。
先発はブラウン。

こちらは試合開始前のブラウン。
ブルペンながら、直球、変化球ともにミットがあちらこちらへ動く。
先発発表前から不安すぎるピッチング(;´Д`)。
8日の試合で滅多打ちにあってから、
その後、中継ぎで好投しもう一度巡ってきた先発のチャンス。
しかしチャンスを活かしたとはいえない内容になってしまった。
それでも前回先発時の4回103球10安打6四球7失点に比べれば、
随分とマシになったと言える。
一番の点は四死球を1つも出さなかったこと。
それでもボール先行が多かったものの、
「フォアボールを出すくらいなら、ど真ん中に投げてヒットを打たれろ」
くらいのことを言われていたのではないだろうか。
そして打者有利のカウントから見事にそれを打ち返されていた…。
球威、制球、自己統制すべてまだまだだが、
カーブがたまに良い曲がり方をするときがあったので磨いていけば有効な球になりそう。
ファーストに直接会話できるホッシャが入っていることもあり、
試合中ブラウンによく声をかけていたし、ベンチからの指示も伝えていた。
厳密に言うと、ホッシャがポルトガル語(ブラジル)、ブラウンがスペイン語(ドミニカ)なのだが、
ポルトガル語とスペイン語は元が極めて近い言語のため大体双方理解できる。
ブラウンが登板するときにセットでホッシャを出すというのは、
教育していく面でどちらにとっても相乗効果があっていいかもしれない。
二番手は矢口。
こちらは8日の試合をピークにあまり良い結果が出ていない。
あまり調子が良くないようだ。
ストレートのMAXも134km/h止まりで、ほとんどが130そこそこ。
あと5km/hくらいはないと、絶対的な変化球と制球があるわけではないので、さすがに厳しい。
JR東海の伊藤投手がノーコンながら144km/hを出しているため、より遅く感じる。
フォーム定着にはもう一歩といった感。
三番手は長峰。
失点もあったが、それは記録上ではエラーにはなっていないが、
普久原がお見合いするまずい守備も重なってのものであり、内容自体は悪くない。
ようやくピッチングの形になったかなという様子。
たまにおかしな球を放っていたが、次はもう一度長いイニングを投げさせたい。
右打者へのクロスファイアーも良く決まっていた。
決まりすぎて、JR東海の馬場選手に2打席連続死球をぶつけてしまっていたが。
登板時点で試合内容が内容だけに、スタンドから「アマチュア苛めたるな!」の野次も飛ぶ。
四番手は小林。
ここのところ、マウンドに上がってみないと分からないということを繰り返していたが、
どうやらこの日は最悪の日だったらしい。
長峰のまずまずの好投とドラゴンズ打撃陣の貧打もあり、
5、6、7回といいペースで進んだため9回もいけるかと思われたが、
まんまと試合を打ち切ってくれた。
立ち上がりこそ4球で見逃し三振だったのだが、
次の打者に粘られ四球を出すとレフト線への二塁打、センターオーバーの2点タイムリー三塁打、
4球で空振り三振を挟んで、センターへのタイムリー、盗塁を許してまたセンターへタイムリー、
1-3からあっさり四球を出し、ライト線へ2点タイムリー、
最後は二塁走者の離塁大きく捕手からの牽制死。
もう、ぐちゃぐちゃ。
定着させようとしている岩隈変形型のフォームだが、
勘違いかもしれないが、好投した8日の試合とはフォームが違って見えたがどうなのだろう…。
野手で良く見えたのは、中村公、清水清、土谷くらい。
中村公 1-1 1打点、1四球、1死球、1本塁打、1盗塁
清水清 2-2 2打点、1四球
土谷 1-1
清水清はリードがどうこう以前に投手に問題が多すぎる。
反対に悪い点が目立ってしまったのは、鎌田、玉野、ホッシャ、普久原。
鎌田、玉野は打撃に変わりなし。
バットを振ろうというのは分かるが工夫なし。
ホッシャはタイムリーもあったのだが、見逃し三振が2つと、
際どい球をカットできるようにならないとパワーがあっても宝の持ち腐れ。
普久原は4タコで、最後は8回代打の櫻井、堂上の連続安打の後、投手への平凡な併殺打。
守備でも風があったとはいえ打球反応の悪さやお見合いがあり、あまり守備のセンスを感じられなかった。
試合後、ベンチ前でのお説教タイム。

どこかで見た光景だなー、と思ったら、

9日の一光戦と、まあそっくり。
でも違うところは、9日では檄が飛んでいたものの、
この日も数人名指しで指導されてはいたが、淡々と喋っており、
スタンドからでは何を言っているのかはよく分からないのだが、
そこから逆に怖さが伝わってきた。
9日の説教後では、そのまま試合後の練習に入り、
声を出しながらの本塁から一塁へのダッシュなどをやったのだが、
今回淡々とお話が続いた後は全員ベンチ裏に引き上げてしまった。
合掌。ガンバレ。
はっきり言ってしまえば打たれた投手は力が足りないだけ。
打てなかった打者は工夫も何もなかっただけ。
ただそれが社会人チームとの試合で3試合繰り返したことが大問題。
ファーム相手ですらないのに通用せず。
ぐだぐだの試合ではあるが、寒さと強風は投手には辛い条件。
でもそれはJR東海の投手も同じ。
この社会人との3試合、結果を出した選手は自ずと一軍へと行っている。
結果を出せなかった選手、それ以上に内容を出せなかった選手は、
二軍の試合にも控えとしてしか出られなくなるのではないだろうか。