必携!MLM情報

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MLM情報5/11 ビズ 虚構の仮想空間

2010-05-11 | MLM
(5月10日/東京新聞)
○ビズ/虚構の仮想空間 「列島丸ごと」実現せず

 インターネット上の仮想空間での土地投機話で損害を受けたとして
会員17人が損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した「ビズインター
ナショナル」(さいたま市)。新会員を勧誘した人に報酬を出す連鎖
販売取引で、約2万6000人から約100億円を集めたとされる。
多くの会員を魅了した仮想空間の実態とは──。
(中略)
 こうしたネット上の仮想空間は、米国のリンデンラボ社が03年に
開設した「セカンドライフ」が先駆け。自分の分身を操作し、物の
売買など実社会のような暮らしを体感できるとして、注目を集めた。
一週間で全世界の40万~60万人が利用しているとされ、日本企業
も出店。国内でもビズ社以外に、都内を再現した仮想空間が登場して
いる。
 だがビズ社の場合はシステムが未完成で、弁護団は「説明通りに、
仮想空間を開発する意思も能力もなく詐欺だ」と主張。70人以上の
会員から相談があり、追加提訴や刑事告訴を検討するという。
 ビズ社は取材に「仮想空間が予定のものとかけ離れており、開発を
委託した会社に抗議した」とし、トラブルの責任は委託先にあると
釈明している。

     ×     ×     ×

東京新聞の記事は、ビズが破綻した原因を探ろうとしたもの。
あわせて、それが詐欺だったことを強調し、「詐欺には注意」を
言いたいらしい。

初めから詐欺とわかっているものに引っかかるノーテンキな人は
アホと言うしかないが、東京新聞はアホな読者を相手に
記事を書いている、というわけか。(・。・)プッ

東京新聞のみならず、この手のニュースに対する新聞論調は
概してそんなところにあるから、いまさらあれこれ言うつもりもないが、

ビズ事件に関して言えば、最大の原因は会社側が
「約束(カネ)を履行(支払)しなかった」ことに尽きる。
つまり、会員の要求(クレーム)を無視した会社側にある。
だから、行政処分はもちろん、訴訟騒ぎにもなる。

集金した金を開発と報酬につぎ込んでいたか、会社が正当に運営されていたか、
報酬と開発に当てるべきところを、ヨソに流用していないか、

この点を徹底的に調べない限り、この種の事件は解決が遠のく。

当たり前のことだが、企業破綻の原因はどの業種にしても、
案外、そんなところにあり、見逃されやすい点ではある。

     ×     ×     ×

~~~日刊『必携!MLM情報』(5/11見出し)から~~~~

○ビズ/虚構の仮想空間 「列島丸ごと」実現せず
○トリヴァニ……
○アシュラン……
○大衆薬市場09年度は2.4%減 改正薬事法響く
○日経社員装い投資詐欺 子会社の元社員を起訴
○利殖、内職の悪質商法への相談急増/盛岡




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~~【今日の名言&格言】 日々の反省、自戒をこめて ~~~~~

 月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。

                       松尾芭蕉 「奥の細道」

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