若葉の季節
今年は雨が多いせいか、若葉がとても美しい。四月の二十日頃、
春の満月が見られるかと期待したが、お月様は顔を見せてくれなかった。
蕪村の(菜の花や 月は東に 日は西に)は今頃のこと。
歳時記によれば、冬の夜の(冴え)に対し春の宵は(おぼろ)と言う。
昼間は霞といい、日が落ちてから(おぼろ)と呼ぶそうだ。
素敵な詩を見つけた。月夜の詩人と言われた吉川行雄の詩。
うすいおぼろに いぶされて 月は魚になりまする 細い木にいる
丹頂もとろり とぼけて飛びまする。
月のランプに うっすらと 雲のカーテンひかれます
いちごばたけの いちごには 霧のミルクを そえましょか。
その日の午後、近くの川で、カモチャン夫婦がお昼寝していた。
紗がの花が優しく見守っていた。
今年は雨が多いせいか、若葉がとても美しい。四月の二十日頃、
春の満月が見られるかと期待したが、お月様は顔を見せてくれなかった。
蕪村の(菜の花や 月は東に 日は西に)は今頃のこと。
歳時記によれば、冬の夜の(冴え)に対し春の宵は(おぼろ)と言う。
昼間は霞といい、日が落ちてから(おぼろ)と呼ぶそうだ。
素敵な詩を見つけた。月夜の詩人と言われた吉川行雄の詩。
うすいおぼろに いぶされて 月は魚になりまする 細い木にいる
丹頂もとろり とぼけて飛びまする。
月のランプに うっすらと 雲のカーテンひかれます
いちごばたけの いちごには 霧のミルクを そえましょか。
その日の午後、近くの川で、カモチャン夫婦がお昼寝していた。
紗がの花が優しく見守っていた。
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