OSAKA had brought me good old days

関西で東京から来たというと、
「東京て、なんか迷子になりそうでひとりでよう歩けへんー」
「めっさ怖いやん、東京」
「芸能人、よう見るの？誰に会うたん？」
「所ジョージの家、近い？世田谷やろ？」
「なんで？東京になんでもあるやん。」
「せやけど、たべもん、まずいなー。」
大体こんな質問が来ます。

「うどんはまずいけど、そばとにぎり寿司はおいしい」というと、
ガッカリされます。

「所ジョージの家はどこやろ。知らへん。」
というと、これもガッカリされます。

誰に会ったかについては、
たまたまワタシの会社はレコード会社の近くなので、
スタバで結構いろいろな人を見るので、それを言うと
リスペクトされます（笑）

東京怖い論は、神戸人の場合、
「大阪怖いのと一緒や。慣れたら怖ないし。」
というと、理解が進むようです。大阪人に言うと、
「そやけど、～でさ、とか～じゃんとか言われたらアカンわ！」
と若干拒否されます。

何が言いたいかと言うと、
なんちゃって神戸人のワタシにとって、大阪は怖かったわけで、
あまり知らない街なのです。

でも、東京で見逃したルーシー・リー展が大阪ではじまると知って、
大阪に行ってみましたー。

淀屋橋で降りて、テクテク。
昔から思っていたのですが、大阪御堂筋線の照明が蛍光灯アートで
かっこいいんですよ。ノスタルジックな、昭和な感じ。
　

「大阪、変わらへんなー」と駅を出たら、
おおお、かっこよすぎる建物がジャンジャン建っているではないですか。
川もたっぷりの水量で、大阪八百八橋の水の都の面影が。


日本銀行

なんかいい気分がしてきたやん♪と思ったら、
耳カットをされたリリース猫さんが挨拶をしてくれました。


これは図書館。もう涙でそうにかっこいい。


コレはまたなんじゃろという迫力。
　

ココにはカフェがありそうでしたが、なんかオバちゃんを引き寄せるイベントがあるみたいで、
オバちゃんテンコモリだったので、遠慮してみました（笑）


お目当てはココ。大阪陶磁美術館。
ここも昭和の建物でなかなかシックでしたよ。

ルーシー・リーは素敵な女性の素敵な陶磁器。この話は別にしますね。
そして見終わったので、教えてもらっていたレストランに行こうとしたら、雨！！
というわけで目の前のカフェバー（古い！）的な所へ避難。
そこのおねえさんが「傘貸せるよ？どないする？」などと言ってくれて、
メッチャ関西帰ってきたーというかんじ♪

その周辺にも普通に格好いい建物が。
　
かわいいなー。こんなお店持っていたら嬉しいなー。売上げとか別にして。


会社でしたけど、めっちゃかっこよすぎるやん。


これ級のかっこいい建物がまだまだありました。
場所的には薬屋さんの多い道修町あたりでしょうか。

すっかりこんな町並みを見せてもらっていい気分ですねん。

小学生の頃、本気でこういうかっこいいビルを出入りする
ピンヒールのかっこいいOLになりたかった。
でも大人はそんなこと言うたら、
外見ばっかりと言われるのは目に見えているので、
あんまり言わへんかったけど。

OSAKA had brought me good old days.
そんなかっこいい！と思う自分の原風景に会えた気がしました。
こういうビルが普通にビジネスして生きていたからでしょうね。
神戸は商業ビルになったり、観光地になったりしていますからね。

ここから本町、船場、心斎橋まで歩いてしまい、
黄色く色づいたイチョウの御堂筋なんかを見て、
誰も知らないと思うけど、
「小ぬか雨降る御堂筋～」と言う歌を思いだし、
そのまんまやんとひとりほくそ笑みながら神戸に帰りました。

あ、ついでにこうなったら徹底的にgood old daysしたろ、と思て、
夫婦ぜんざいにもいってきたでー。


さらに観光地も押さえたろと思って、
戎橋にも行ってんでー。
ここは中国人しかおらへんねん。
中国人のパワーはすごいわ。そら、日本の山やらビルやら買わはるわけやわ。




神戸では実家の地デジ化敢行。
父も元気そうでよかった。ちょっと安心しました。
なぜかというと、老人ホームの夜ご飯の時間が早くて、
夜にお腹が減るらしいので、おやつを買っておいてたんですけど、
無茶食いをしたらしく、心配をしたホームの人が
少しずつ毎日渡してくれることになったんですね。
それでシュンとしてないかなと思ったのですが、大丈夫そうです。
まあ、そのほうが身体にはええんやけどね。