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「縄文系縄文人」 と 「弥生系縄文人」

2022年03月11日 | 歴史
 日本の民族構成は、「縄文人」の住む地域に新たに「弥生人」が侵入してきたのでは無く、また「縄文人」が突然「弥生人」に変わった訳でも無い事は、最近の「遺伝子分析」で確認されているようです。

 「縄文系縄文人」と「弥生系縄文人」は何れも「縄文人」由来で、ここでは其々「縄文系」と「「弥生系」として書きます。他にも「九州・四国・中国地方・元半島系縄文人」もいますが、これを「倭人系」とします。

 古代から基本は全て「縄文人」ですが、そこに長い年月をかけて周辺民族との混交が進み、その内、新し物好きな系統が「弥生人」と呼ばれ「弥生系」として、大陸との交易が盛んになると「倭人」と呼ばれ「倭人系」として、変化を望まなかった「縄文人」は「縄文系」として、其々現在でも存在しています。

・「縄文系」;保守的で、如何なる時代でも変化なく、一定数居る。
・「弥生系」;混乱に強く、危機に瀕すると活躍し、増殖し易い。
・「倭人系」;日和見的で、常に勝者側に付く為、正義のように見える。

 経済活動は「弥生系」が担いグローバリズム思考です。政治は「倭人系」に、文化面では「縄文系」が向いています。

 経済成長期でも「縄文系」の人数は然ほど変わらないのですが、「弥生系」が増える為に「日本人」の人口が増加します。この時に最も利益を得るのは「倭人系」です。
 
 安定期には、「弥生系」による人口増加率が止まり、「倭人系」も大人しくなり政治も停滞します。但し、「縄文系」は環境が変わっても同じ事を繰り返しているので、相対的に活躍しているように見えます。

 混乱期になると真っ先に居なくなるのは「倭人系」で、「弥生系」は自分勝手に活動し始めるのですが、「縄文系」が安定化に乗り出し秩序が保たれます。そろそろ「縄文系」の出番かも知れませんww

 「石器時代」の日本海周辺(当時は陸続き?)には、後に「縄文人」と呼ばれる民族が住んでいて、縄文海進が進むにつれて大陸から日本列島が分断し、「縄文人」が誕生しました。「大陸半島系縄文人」が「大陸西部民族」に浸食されその一部が後の「弥生系」となり、残りの半島南部に留まっていた「倭人系」も遂には日本列島に押し出され、現在の「縄文系(東北以北・九州以南)」「弥生系(関西~関東)」「倭人系(九州・四国・中国地方)」による、北海道から沖縄までの「日本民族」を形成する事になりました。

 北海道の「縄文系」は10世紀ころに、更に北のオホーツク系民族・大陸北方系民族の侵入にあい混交が進んだのですが、北方系の「平均寿命が短く若死にし易い」特徴から北方男系(Y染色体)が激減し、現在の「アイヌ系」と呼ばれる民族が「縄文系Y染色体」を保存しました。つまり「アイヌ系」では、男系(Y染色体)は縄文系で女系(ミトコンドリア)は北方系の特徴も残していると予測できます。但し、私は調査した事が無いので「事実」は分かりません。単なる「科学的な推測」です。

 また日本全国を見ると、「縄文系」が減ったのではなく、経済成長と共に「弥生系」の増殖率が高くなり、その割合が変化したと言えます。当然「倭人系」は政治を利用して、常に優位な立場にいます。

(異端説です)




1 コメント

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Unknown (小平次)
2022-03-11 09:21:45
>>そろそろ「縄文系」の出番かも知れませんww

歴史的には古代から時折そんなことがあったと思っています

世界に向けて縄文系の出番だと思いますが、争いが嫌いのようなので難しいのかもしれません
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