「邪馬台国」 と 「山と島の国」

－－ 偽史和人伝 －－

Ｎ国が国家統一を果たし、前Ｃ国で天誅が下った後に暫くして、Ｎ国の使者が新Ｃ国に派遣された時の会話です。

Ｃ：あなたの国はどの様な国アルネ？
Ｎ：ワノクニハ（我の国は）ヤマトシマノクニ（山と島の国）、ヒミコシラスクニ（日巫女統す国）。

Ｃ：なるほど、「倭国、邪馬台島国、卑弥呼統国」とメモするアルネ。
Ｎ：カンジ、ワルー！

Ｃ：中華思想では、これが慣わしアルネ。その代わりに、金印を差し上げるアルヨロシ。

先祖と合わせて金印を二  階  回も貰ったＮ国の使者は、帰国後、代々隠し持っていた【漢委奴国王】の印と、今回貰った【親魏倭王】の印を、バレないように埋めたそうな。

また、偽書の和訳を「和国、大和の国、日巫女の統す国」として伝えたとさ。

－－ めでたし、めでたし －－

今でも支那大陸の支配者は、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の判決文を「紙屑」と呼んだり、「偽史」を勝手に創って、それを否定されると「歴史修正主義者」と罵ります。一方、日本政府はそれには反論せず「美しい日本を取り戻す」とか言いながら経済を優先していて「誹謗」に耐えています。一般国民が大企業の金儲けに協力する義理は無いのですが、憲法前文に

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

と書かれている事から、「日本人以外の諸国民は平和を愛する」と洗脳されているので、多くの日本人は「強欲な大企業」と「外国からの罵声」に、耐え忍んでいます。

３世紀末ころに書かれた「魏志倭人伝」には「其人壽考、或百年、或八九十年。（人は長命であり、百歳や九十、八十歳の者もいる）」と日本人の寿命が書かれていて、日本では「二倍年」が使用されていたかもしれません。人骨から推定した日本人の平均寿命は、

旧石器時代 ：１５歳
縄文弥生時代：２０歳
飛鳥奈良時代：３０歳

と推定されています。古代ローマ時代（紀元前753年～前476年）の平均寿命は２５歳ですが、殆どが５歳以下で死んだため、５歳以上生き延びた人の平均余命は４０年程度ではないかとされているので、当時の日本の「二倍年」では妥当な寿命だと思います。

「倭人伝（東夷伝）」は旅行記の様な「物語」を「正史」としているのかも知れませんが、日本の一時期を書いたのではなく、「実際の調査内容」と「長い間の口伝」も一纏めにしている為、時代考証も当てになりません。当然原本は無く、南宋期（800年前）の版本（実存しているかどうかは知りません）を清朝時代に影印した本が善本とされるくらいで、殆どは（全部ではない）最近の中国の「活字本」のようです。

南宋は日本との貿易も盛んで友好関係にありましたが、元の属国になってからは日本に対し「元の属国」になるように要求し、蒙古襲来の時には日本の敵として攻撃に加わりました。この時に魏志が偽史になり「歴史の捏造」が有ったかも知れません。