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中日民間文化交流会が北京で

2015-06-23 09:21:22 | 16lao

北京市にある宋慶齢旧居で21日、中日民間文化交流会(中国の宋慶齢基金会と日本の全国農業協同組合京都中央会の共催)が開かれました。中国の伝統祝日である「端午節」の連休にあたり、日本政府や企業など各界から約300人と、中国の約200人の民間代表者らが集い、食文化や民俗文化をめぐり交流しました。
交流会では、日本の茶道や浴衣の体験コーナー、中国の伝統的な点心や民俗娯楽などのコーナーが設けられました。食のコーナーでは、中国の伝統的なお菓子が披露され、特に端午節の粽は多くの日本の婦人たちに人気でした。日本のように肉が入っている粽と違い、甘い棗を入れるのは中国の常識。また、一番人気が高かったのは、サンザシの汁物で、甘酸っぱく、暑い夏の北京にピッタリだと大好評でした。
一方、中国の参加者の間で人気を呼んだのが、浴衣体験です。中国人にとって日本の「着物」と「浴衣」は着るのが難しい、日本の民族衣装だと思われています。ところが、意外と可愛い浴衣が素早く簡単に着れ、しかも薄い生地。中国の女性たちも浴衣を楽しんでいました。その1人は「腰にいっぱい巻いているので、立つのに楽だと感じた」と話しました。
 夜の宴では、わざわざ京都から持ち寄った野菜や水を使った料理で日本の食文化を満喫。一方、「全聚徳」北京ダックなど中国の代表的な食文化も登場。このほか、ダンスや民族楽器の演奏、書道などといった中国文化のパフォーマンスも披露され、交流会を盛り上げました。
宋慶齢基金会の井頓泉副会長は「習近平主席はこのほど開かれた中日友好交流大会で、民間交流は両国関係にとって重要な意義を持つことであると強調した。中日友好の根底は民間にあり、両国は一衣帯水の隣国、地理も近く、文化も通じ合い、交流の歴史的な淵源は非常に長いものだ」と述べました。斉鳴秋常務副会長は「宋慶齢基金会は民間機関でありながら、両国の友好関係づくりにずっと努めてきた。今日のような民間交流は一番身近な食文化や民俗文化がテーマなので、とても意義のあるイベントだと思う」と話しました。
交流会に出席した日本の木寺昌人大使は「中国の人たちも日本料理が大好きだし、日本料理を中心に紹介できる、素晴らしいイベントだと思う。日本と中国で、このような交流を妨げるものは何もない。」と述べました。


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