エレキギター弾きの徒然日記

ウェスに、デュアン・オールマンに、スティーブ・レイ・ボーンに、ロベンフォードに、そしてGov't Muleしびれる日々

売り払ったGibsonに想う

2007年01月27日 17時12分01秒 | Weblog

1994年製GIBSON ES-335





TokaiLS-200の購入代金捻出のため、GIBSONのLP stdとES-335
を売り払った。
335は1994年製で、表裏ともにトラ杢バリバリのハードメイプル、
ネックもトラが出ていた。今店頭に並んでいるGIBSON335に較べた
ら、材の良さは歴然で、今、スタンダードの335を探している人が
いれば、新品なんて止めて、程度の良い中古を探しなさいと言い
たい。
しかしながら音は、乾いていて、箱らしい音だったが、どうも、
おとなしかった。(あくまでヴィンテージと較べてだが・・)
もっと荒れた音が欲しかったが、生まれつきはどうしようもない。
LPStdについては以前書いているが、加工や材の良さの割に鳴って
いなかった。ネックの鳴りがボディにしっかり伝わっていない。
僕はディープジョイントが決定的だと思っているが、いずれにせよ、
弾いていてつまらなかった。この辺が、結局、躊躇無くGIBSONを処
分できた理由だ。(それでも胸は痛んだが・・)

Tokaiに限らずだろうけど、'70~'80'sのJAPANヴィンテージコピーは、
今のGIBSONStdラインアップより遙かに「らしい」音の出る個体が多く
あるのは明白だ。ただ、ヴィンテージの音を、特に良いとは思わない人
にとってはどうでも良いことで、ニュートラルな音と加工精度や材の質は、
現行GIBSONは高品質であるから、安心して欲しい。

エレキギターの音で良い音、惹かれる音というのは、倍音成分が豊で、
ホーンライクつうか、どこか人間の声を想起させるような、なにかちょっと
複雑な音である。S・R・Vのギターなんて、ほんとに女性の叫び声やホーン
のような音がする。

Tokaiのギターを弾きながら、例えば、ウォーレン・ヘインズのレスポール
と較べると、音のコアの太さの違いを感じる。もうこの辺は、ホンジュラス
マホガニー、それも良質の物をボディ&ネックに奢っているからで、いくら
Tokaiでも勝ち目はない。それでも、枯れた音として聞こえる弦の響きの余韻
(倍音成分)は、かなり近い感じで出る(様に感じる)
それから、ウォーレン・ヘインズの場合、半音下げたチューニングで演奏する
ことが比較的あり、チューニングを合わせるだけでらしい音になってくる。

ハイポジションの弾きにくいレスポールでは、ハイポジを多少犠牲にしても
半音下げて低音を出すだけでヘヴィーなリフを弾くときに効果的で、音の広
がりが違ってくる。ガヴァメントミュールの場合、新たに曲をコピーするので
あれば、最初から半音下げておいた方がよいかもしれない。
開放でGやD、A、Eを使うような曲の場合は、当然スタンダードなチュー
ニングの方がよいが。


今度お金が貯まったら(いつになるやら)、いちど現行の国産レスポールを
手に入れて音を聴いてみたい。
なんと言っても期待できるのが、NavigatorのN-LP380LtdやTokaiLS-165。
また、もし、Gibsonを購入することが有れば、絶対にヒスコレにするつもりだ。

最新の画像もっと見る