先日、息子が学校から帰ってきて、良いものもらったんだーと
嬉しそうに、ランドセルから何か取り出しました。
何かと思ったら、それはカードで
「認知症サポーター証」と書いてありました。
もう一つ、オレンジ色のラバーバンドもありました。
息子によると、授業で認知症サポーター養成講座
というものを受けて、もらえたそうです。
ほー、そんなものがあるんだー。
どんな内容かというと、認知症の人の行動や
認知症の人への適切な接し方などを学んだそです。
今は学校で、そんなことを教えてくれるんですね~。
具体的にはどんなお話だったのか、というと…
認知症のおじいさんが、お昼ご飯を食べた後、30分昼寝をしました。
起きて「ご飯は、まだ?」とおうちの人に言いました。
ご飯を食べたことを忘れてしまったんですね。
そこでおうちの人は、「そうですね、準備しますね」と言い
「とりあえず、お茶と大福があるので食べますか?」と提案して、お茶をいれました。
おじいさんは、お茶を飲んで落ち着いて、その後は何も食べなかったようです。
それは、「さっき食べたじゃん」って言っちゃだめなの?と私が質問すると
息子は、そんなこと言ったら怒っちゃうじゃん
とのことでした。
そっかー。基本的に否定したらだめだよね。
でも一緒に暮らしてたら、言ってしまいそう。
私は認知症に対して、あまり知識がないから
こういうことを子供達に教えてくれるのって、すごく良いなと思いました。
多分、知識があっても、実際に認知症の人と接したら
うっかり、ということはありそうだけど
知識はあったほうが良いですよね。
義父はもう10年以上認知症なのですが、たまに会うと
おお〜、これは話が通じなくて大変だろうなと思います。
義母は毎日接していて大変なんでしょう。
結構、冷たく返事をしたり怒ったりしています。
気持ちはわかります。だって大変だもの。
毎日だと、優しくしようとも思えないんだろうなあ。
お世話もしているし。
けれど、相手に正論を言ったところで、なんの解決にもならないし
二人の間柄は悪化してしまうでしょうね。
お正月に夫の実家へ行ったとき、甥っ子が義父に対して優しく接していました。
時折、義母の接し方に「そんなこと言っちゃだめだよ」と諌めていました。
本当に優しい子だなあって感心していたのだけど
きっと学校で学ぶ機会もあるからなんでしょうね。
良いことだなあ。
今は高齢者がとても多いから、接する機会もありますもんね。
今度このお休みに夫の実家へ行くので、その時は息子にお手本を見せてもらおうと思います。
できるだけ穏やかに、二人には過ごして欲しいですね。