梅雨時の空模様は変わりやすく、天気予報はあてにならない。ここ最近は朝しばらく天気が良いが、直ぐにガスが立ち込めさほど気温は上がらず午後までには冷たい雨模様となり、日没頃に天候は回復、夜は星空というパターンの繰り返しだ。これまでゴマ平避難小屋には通算何泊したのだろう。正確には数えていないが、恐らく90泊前後だと思う。いつもの定位置の窓から外の景色のうつろいを撮影しながら思うのは、平成20年7月27日の事だ。この日は滝ヶ岳を越えた所で遠雷が聞こえ始める。やがて雨も降りはじめるが気にせず作業を続ける。ところがあっと言う間に頭上でストロボ発光のような稲妻がバリバリと乾いた爆音とともに轟き豪雨となる。こうなれば作業どころでは無い。必死でゴマ平避難小屋を目指してダッシュである。命からがら小屋に駆け込むと、雷鳴も雨も激しさを増し、今にも屋根が吹っ飛ばされるのでは無いかと思うぐらいの雷と叩き付ける雨は一晩中続き、翌日も止む事は無かった。外に出られる状態ではないので何もせず、ずっと床に寝転んで無線機で交信相手を探し、その会話で知ったのが浅野川の氾濫であった。
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