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あれもこれも今日のできごと

トランペットの発表会が終わりました。只今、学芸員資格取得のため、レポート書きに追われ中。

「美人画報」を読む

2005-03-02 01:12:43 | おすすめ本
 安野モヨ子の『美人画報』文庫版が出ていたので購入。
 
 安野モヨ子というと、最近ではダンナさんの庵野カントクとの生活を描いた『監督不行届』が祥伝社から出たばかりのはず。ずっと連載を読んでいたので、まだそちらは買ってないのですが・・・

 何年か前に女性誌『VOCE』で連載していた美容関連のエッセーについてまとめられています。
 美容関連、というとスキンケア・メイク・ヘアケアに偏りがちかな?と思いますが、安野モヨ子の本ではまず「美しくなろう」という心構えを持つことから書かれていて、なかなか参考になります。
 ファンデーションを「隠すように」塗っていくと、化粧は隠すための道具になっていきます。が、ファンデやコンシーラーなどを使うときに、「これらの道具で肌本来の美しさに近づいていくんだ~」と肌へのいたわりをこめて化粧をしていくのでは、美人目指す度が断然違ってくるんだそう。要は心がけ次第ということ。なるほどね~

 ファッションに関しても同様で、ブランドものをそのまま着ることや、他人と違うおしゃれにこだわるあまり、個性化(というより、妖怪化)にこだわるのは、なんか違う。可愛ければいいんだ!と思うのは自分だけ。他人から見れば、どこかで見たような格好か、自分だけ可愛いと思ってる「なんかずれてる」人と映ってしまうしね~


 私個人は、ブランドで凝り固まったり、雑誌からそのまま出てきたような格好するのに抵抗があるし、そういった格好している人をみると、「ああ、一生懸命そのコーディネートを覚えたんだね」と思ってしまうひねくれものです。でもなんか痛々しく見えるよ~似合ってないのにそういう格好する人たち。

 そういう意味では安野モヨ子の本、共感しながら楽しく読ませてもらってます。自分の「美しいと」思うものに対して素直になる感覚って、大人になると難しくなってくるのでしょうか。
 かく言う私も、中途半端にインテリ風なめがね(コンタクト無くした)姿にカットソー、ジーンズ(=楽)な服装、化粧の落ちた自分の姿を見てガクゼンとしました。「美しいと」思うものに対して素直になる感覚、というより、「自分はやばい」と自覚する能力が衰えてくるのでしょうか・・・楽しい30代生活を迎えるためにも(現在29歳)、これではいかーん!!!

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