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靖国神社ガイドのブログ

靖国神社周辺を中心に、東京の戦争遺跡のガイド日記。ガイド記録や関連ニュースなど気になったことを書き留めていきます。

今年初の靖国ガイド報告

2015年05月24日 | 靖国神社ガイド報告
ここのところ、ブログの更新を怠っていたせいか、ガイドの依頼は最近なかったのですが、知り合いの紹介で、アメリカから来た大学の先生ご夫妻をご案内することになりました。予定が直前に確定し、5月23日に決まりました。

朝9時半、宿泊先のホテルに伺い、通訳の方と合流。
境内のモニュメントも全部見たいとのことでしたが、体力との関係でできるだけスピーディーに、コンパクトにということになりました。
ホテルからタクシーで外苑の社号標前に付け、ガイドスタート。2時間半か3時間が目安でスタートです。

通訳の方を介しつつ、別格官幣社の概要から順に説明。説明内容もできるだけシンプルに、ただ誤解されるような表現は避けて、時間も気にしつつ進みます。

鎮霊社は外側の覆いの部分の修理ということでしたが、神門放火事件以来、門は閉ざされたまま。間近で見学することはできません。

憲兵の碑も見たいと言うことで、いつもはいかない霊爾簿奉安殿の側へ。一部の樹木が伐採され、かなり建物の様子が分かるようになっていました。近年、桜などの樹木が伐られているのも散見されます。寿命なのでしょうが、献木した戦友会の札だけ残っている場所もありました。

日本刀鍛錬会や靖国会館を案内して、遊就館へ。例によって、食事をしてから入館しました。

日曜日ということもあってか、境内の半数は外国人。すっかり観光名所となっています。国は様々のようで、中国や韓国と思われる人もいれば、ヨーロッパ系の人など様々です。

遊就館は1時間程度でというのでしたが、途中もいろいろ質問も出て、すでに計画の時間はオーバー、それでも「私たちは忘れない」の半分ほどを通訳の方に訳してもらいながら見ていただき、展示のいくつかのポイントも案内。特に日本語と英語の説明のずれや、再三説明や展示板の修正が行われている場所を確認してもらいました。

結局3時前に全体が終了。大変満足だと言っていただき、充実感に満たされながら、楽しい時間は短く別れの時。ご夫妻をタクシーにお乗せし、ホテルへ向かっていただき、こちらは現地解散となりました。
久々のガイドに、知識の確認もでき、話す中身の精査をできたことはなによりでした。英語ももう少し話せるようになると、通訳の方の負担も大幅に減少するとお聞きし、なるほどと思いました。

ガイドを仲介してもらった友人に感謝、急な予定を調整していただいた通訳の方にも感謝です。
敗戦から70年目の初ガイドは、改めて多くを気づかせてもらえたガイドになりました。

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