書店をぶらぶらしていると、沢木耕太郎さんの文庫本が平積みされていました。
彼の作品はほとんど読んでいるつもりでしたが、この本は記憶にありません。
はい、即購入です。
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◆オリンピック
北京五輪の最終予選も終わり、再来月にはいよいよ開幕です。
話題の多い国での開催ですが、やるとなれば成功して欲しいですよね。
この本は、1996年に開催されたアトランタ五輪のレポートです。
雑誌”ナンバー”に連載を書くために、アトランタ五輪の開幕から閉幕式までつぶさに見て、聴いて、体験したルポルタージュでなんです。
沢木さんの好意的、批判的な目を通して、商業主義にひた走るオリンピック、選手を鋭くレポートしています。
やさしくも厳しい沢木の目。
今回も、沢木節に満足です。
◆『楽しむ』
最近、オリンピックに出場する選手のインタビューで
『オリンピックを楽しんできたいです』
という発言をよく聞きませんか?
これに対して厳しい指導者からは
『そんな甘い考えだから、勝てないんだ!』
という発言が出ますよね。
私も、この『オリンピックを楽しみたい』という趣旨が、イマイチ分からなかったのです。
それがこの本を読み、合点が行きました。
国民の期待を一身に背負って水泳に出場した千葉すず。
しかし彼女は、メダルどころか決勝にさえ進むことができませんでした。
その彼女が硬い表情で言ったことは
『オリンピックを楽しめた』。
千葉は、10代前半から日本のトップスイマーとして注目を浴びます。
世界選手権に出ればメダルを期待される存在。
いつの日か、彼女はこの期待が重石となって、タイムが後退し始めます。
米国に留学した彼女がであった言葉が
『楽しむ』
ということ。
千葉は、プレッシャーに押しつぶされそうな自分を
『自分のために楽しむんだ』
と言い聞かせます。
しかしやがてそれは
『絶対、楽しまなくてはならない!』
に変わり、
『楽しむ』
にプレッシャーを感じるようになっていくのです。
そしてアトランタ五輪での惨敗・・・。
沢木耕太郎さんは千葉すずの章でこのように締めくくっています。
『千葉のコーチは”楽しまなくてもいいんだよ”というべきだったのかもしれない』。
選手は、大きなプレッシャーから逃げ出したくなる。
そんな時『楽しむ』という言葉に救われる。
でもそれがその後、自分へのプレッシャーになってしまう。
この話を読み、選手が『楽しんできます』と発言する意味が分かったような気がします。
北京オリンピックに出場する方々は、各自が素敵な思い出に残るような競技をして欲しいな~。
頑張れニッポン!
■■■最後までお読みくださってありがとうございます!■■■

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彼の作品はほとんど読んでいるつもりでしたが、この本は記憶にありません。
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◆オリンピック
北京五輪の最終予選も終わり、再来月にはいよいよ開幕です。
話題の多い国での開催ですが、やるとなれば成功して欲しいですよね。
この本は、1996年に開催されたアトランタ五輪のレポートです。
雑誌”ナンバー”に連載を書くために、アトランタ五輪の開幕から閉幕式までつぶさに見て、聴いて、体験したルポルタージュでなんです。
沢木さんの好意的、批判的な目を通して、商業主義にひた走るオリンピック、選手を鋭くレポートしています。
やさしくも厳しい沢木の目。
今回も、沢木節に満足です。
◆『楽しむ』
最近、オリンピックに出場する選手のインタビューで
『オリンピックを楽しんできたいです』
という発言をよく聞きませんか?
これに対して厳しい指導者からは
『そんな甘い考えだから、勝てないんだ!』
という発言が出ますよね。
私も、この『オリンピックを楽しみたい』という趣旨が、イマイチ分からなかったのです。
それがこの本を読み、合点が行きました。
国民の期待を一身に背負って水泳に出場した千葉すず。
しかし彼女は、メダルどころか決勝にさえ進むことができませんでした。
その彼女が硬い表情で言ったことは
『オリンピックを楽しめた』。
千葉は、10代前半から日本のトップスイマーとして注目を浴びます。
世界選手権に出ればメダルを期待される存在。
いつの日か、彼女はこの期待が重石となって、タイムが後退し始めます。
米国に留学した彼女がであった言葉が
『楽しむ』
ということ。
千葉は、プレッシャーに押しつぶされそうな自分を
『自分のために楽しむんだ』
と言い聞かせます。
しかしやがてそれは
『絶対、楽しまなくてはならない!』
に変わり、
『楽しむ』
にプレッシャーを感じるようになっていくのです。
そしてアトランタ五輪での惨敗・・・。
沢木耕太郎さんは千葉すずの章でこのように締めくくっています。
『千葉のコーチは”楽しまなくてもいいんだよ”というべきだったのかもしれない』。
選手は、大きなプレッシャーから逃げ出したくなる。
そんな時『楽しむ』という言葉に救われる。
でもそれがその後、自分へのプレッシャーになってしまう。
この話を読み、選手が『楽しんできます』と発言する意味が分かったような気がします。
北京オリンピックに出場する方々は、各自が素敵な思い出に残るような競技をして欲しいな~。
頑張れニッポン!
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オリンピックを楽しむって そういう深い言葉だったのですね。
ねばならないになってゆくなんて・・・・・
確かに勝った選手は楽しそうです。
閉会式なんか晴れ晴れした顔をしています。
勝たなくても楽しい・・・そういう境地にはなかなか立てないのでしょうね。
そんな厳しいオリンピック・・・閉会式に出ない選手が多い理由が分かったような気もします。
あんなリラックスしている選手たちの裏には 自らとの戦いがあるんですね。
ポチッ!
裏には色々な背景があるのですね。
代表にならないとそれは分からないものですね。
メンタルトレーニングの勝負って感じですね。
水着問題もありましたが、普段の力が出せるように頑張ってほしいですね。
ぽちっ。
そんな意味があるんですね。
リラックスするための言葉が、
いつのまにかプレッシャーになっている。
それもなるほどなと思いました。
オリンピックイヤーにはさまざまなドラマがまたありますね。
ポチッ!
その一言が、自分をプラスにしたり、その言葉で苦しめられたりと、深い言葉ですね☆
現実を、プラスでもマイナスでもなく
ありのままに捉えられるように、なりたいです☆
オリンピック選手の「楽しむ」の意味は知りませんでした!
そんな甘い事を言っててどうすんだ!日の丸背負ってんだぞ!
って思う側でした(汗)
ちょっぴり反省!
気付きをありがとうございます!
応援クリック!
鋭くそして美しい切り口で物事をきっていくあの独特なテンポが大好きです
私も沢木耕太郎の大ファンです。先日のニフティビジネスの取材記事のプロフィール欄にも書いています。
特に、「敗れざる者たち」は最高です。競馬ファンの私は、「イシノヒカルお前は走った」の話が大好きです。
ご紹介の本は、私も読んでいないのですが、ナンバーの記事は読んだ記憶があります。彼の本はいつ読んでも胸が熱くなりますね。さっそく買って読もうと思います。
ありがとうございました。