なれ合い、妥協無しの本音ブログ

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首相による緊急事態宣言と東京都知事

2020-04-08 10:58:48 | 考え方
昨夜の安倍首相による新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言。一応、全部を見た。結論は、時間の無駄。グダグダダラダラ、緊急性のかけらもない。

中身はすでにあちらこちらで報道されていることだらけ。まったくの時間の無駄だった。どうしてこうも状況を理解していないのだろう。この程度がこの国の内閣総理大臣である。情報を小出しにしてきたことも、緊急事態宣言というテレビ中継においてインパクトの無い弱弱しさにしか見えないのだということさえ、考えが及ばないレベル。

日本もPCR検査数は2万まで増やすということになったが、それはそれで世界に倣った方向である。しかしそれも、世界から、特に米国から日本の数字は信用できない、日本にいるアメリカ人は速やかに帰国せよ、という一撃こそもきいているのだろう。

在日米軍用があり、日本の司法は一切及ばないという未だ植民地状態なので、日本のトップはやらなければいけないということなのだ。

西村経産再生大臣は意味がまるで分かっていない。都道府県の考えに口を出すな。首相の宣言は知事への権限委譲ではないか。口を出すのなら、具体的な事まで決めて責任を取れ。

東京都知事は今までも知事として出来ることをやらず、すべてが病的なまでに遅かった。政府に丸投げ状態を続けた。本当に危機感があったのなら、北海道のように独自で動けばよかったのである。北海道、大阪と知事が色々なことを打ち出した後、マネするように始めたが結局はいつも政府に丸投げを繰り返しただけ。

言っていることも連日同じことの繰り返しでまったく政治家ではない。あれなら官僚が定期発表している程度でしかない。

権限があるのだから、国が国がと逃げず、国がおかしいと言うのなら独断すればいい。なぜ、やらない。

政治とは離れるが、テレビでは田崎史郎氏が「モーニングショー」という番組の中で、「肺炎で亡くなった人のことを、後でCT検査をして、これでコロナウイルスなのかどうかというのは、いちいち判断しているんですよ。全部やっているんですよ。その結果として、今の死者数が出てきているんで」と言った。

ネットでも大批判が展開されているが、年間約10万人が死亡している肺炎は、単純計算で1日約300人となる。しかも全国の話であるのだから、生きている人間の検査さえまともにやっておらず、検査機関も限られた状態なのに全数検査していると言い切ったのは、完全なる間違いであろう。

そもそもこの人は安倍内閣総理大臣の応援団の一人といわれ、いつも政府寄りの発言を繰り返している。

このブログでは触れてきたことだが、検査数が異常に少ない状態で時間を浪費してきた日本のやり方で、感染者数は増大したと考えている。つまり人災である。

今頃になって感染経路不明者が増えたと騒いでいるが、とことんまで頭が悪い。

検査体制が十分であれば、自覚症状がなくても念のための検査を受ける人が多くいたことだろう。そして陽性となれば外出できない。隔離施設がなく感染者が増加すれば医療がパンクするから、検査しないというのはまったく人命のことを考えていない狂気の理論であり、それで突っ走ってきたのだからこの国はいかに狂っているかの証明である。世界をの事例から学び、やがてひどいことになると考えて隔離施設を早い段階で確保するべきだったのだ。何もかも異常なまでに遅い。これが日本の現状であり、テレワークも世界で下位レベルの状態というビジネス社会においても、何もかもが遅い。

検査体制を整えなかったのだから、自覚症状がない人は外で拡散するに決まっているではないか。何とも感じない人に自粛ということを言い続けるのが政治の仕事ではないのだ。ましてや検査を要望しても不要を繰り返す医療機関とは誰のために存在しているのだ。何もかも、根本から腐っている。

結果、グダグダの状態で感染者が出ても経路不明は当然ではないか。

一昨日現在の100万人あたりの検査数は、
ドイツ11,127人、
イタリア9,829人、
韓国8,382人、
アメリカ3,825人、
しかし日本は273人。

中国、韓国、イランそしてヨーロッパで感染者数が急増し、それを話題にしていた日本であり、ヨーロッパは危ないと他人ごとにしていた日本人。情報操作を見抜けない低レベルである。

また、医療関係者がヨーロッパ旅行して感染したり、研修生が飲みかで感染を広げていた。医療業界もこのレベル。何も手を打たないどころか感染を広げることしかやってこなかったのが日本である。世界では医療従事者が涙を流して訴え、死者も多数出しているのに、何を考えているのだ。こういう連中は医療に従事してもらいたくはない。

異常なまでに検査をせず、その結果の感染者のグラフをどれだけ出しても無意味なのだ。分母が小さいうえに、毎日の検査数さえ分からない。100の検査をして70人が感染しているのか、150の検査をして40人が感染しているのか、まったくわからない。割合を出しているといわれているが、マスコミでそんなものは見たことがない。

検査をしないのだから当然低い数字の折れ線グラフ、棒グラフを使って大したことはないと言い続けてきた医療従事者、学者、マスコミ、ネットを中心としてコメントをし続けている連中は、全員辞めてもらいたい。繰り返しだが世界では医療従事者も多く亡くなっている。風邪程度、インフルエンザ程度と言い続けてきた害は大きい。1%でも責任を感じるのなら、その立場を離れ二度と発言するな、である。

また、検査をしないのだから肺の病で死んだ人は単なる肺炎として扱われてきたからこそ、新型コロナウイルスの死亡者が少なく推移していると考えるのが自然なことである。

そして緊急事態宣言は実質、国民にとって実効性はない。日本人であれば緊急事態宣言という強い表現で、「忖度」するだろうという甘々、ゆるゆるな話。つまり国民にボールを投げて、お願いしているだけである。政治はまったくリーダーシップはない。

国民は、やがて鎮静化してからも、今の政治がどれだけ愚かであるかを決して忘れず、自分の一票をしかるべき人にいれるべきである。

他に受け皿がないから結局同じ、そういう発想は単なる勉強不足。マスコミは常に偏っているので、自分で情報を集め、分析し、国を変えていく手立てにするしかない。