ネットを見てたら「バレーボールや自己啓発セミナーにさそう」
とあった。
あっ！ 思い出した！
その昔高校のクラブの後輩から突然電話がかかってきた。
何、急に？
やんふうは文化祭だけお勤めする幽霊部員。その子とは特に口も聞いたこともない。
卒業してもう10年は経つ。
「やんふう先輩 お元気ですか？」
「バレーボールで友達作ったりしませんか？ 若い男性もいますよ」
ええな〜
でもやんふうは大の運痴でサーブが相手コートまで届いたことがない。
打ち返すボールは痛くて嫌だ。
突き指なんかしたら涙を堪えて…
だけど涙がでちゃう女の子だもん。
それで断ったら「自己啓発セミナーはどう？」ときた。
そのころ仕事は遅くまでサビ残当たり前で休みの日まで脳みそを使いたくないと断った。
「やんふう先輩ダメですよ。女は27過ぎたらおばさんでウエディングドレスが
似合わなくなる、どったらこったら…」
ちょ、ちょ、失礼にも程がある！ と怒りまくったら謝ってくれたけど、アレは統一教会の勧誘だったのか？
もしやんふうが人並みの運動神経を持って「おばさん」ワードに切れなかったら、
ウエディングドレス着て信者2世を産んでたらと思うと恐ろしい。
ちょうどその頃、家を出て暮らそうか、親子で間借りなのに自分一人がアパートに住んでいいのか？
と、いろいろ思い悩んでて、コレサイワイと泊まりがけの研修とやらに行ってたかもしれない。
路上アンケートなら警戒して断るけど懐かしいフリして電話をかけてこられたら
騙されてしまう。
やんふうの叔母が幼子を亡くした時新興宗教の誘いがいっぱいきた、と言ってた。
別の叔母は子供の頃からお経(蛇腹タイプ)を暗記していて観光地のお寺でもお経を
となえてお坊さんもびっくり！なのに別の新興宗教にもどっぷりハマって姪の
やんふうに「父親を大切にしろ(身内なら離婚を勧めろよ！) ご先祖を大切にしろ
(してるわい)」と道徳的でなく宗教的に押しつけてくる。
また別の叔母は…
と、昭和50年代はそういう誘いが多かったのか？
でも、新興宗教と、ハッキリさせて誘ってたのでまだ健全か？
大人は誘い誘われて教祖様の話を聞きに行ってた。
母親は頭よわとビンボーで誘われなかった。(着ていく服や交通費、お布施のお金がなかった)
頭よわが故に自分で考えることが出来ずいつも妹たちの言いなり。
連れて行かれたら宗教に入会してたかも。
これはこれで母親が仲間ハズレされてるみたいでちょっとかわいそうな気もした。
まあ、毎度のことですから。
その子供だからやんふうも連れて行かれずに済んでよかった。
本来、宗教は頭よわやビンボーで生きにくい人も救済するのにお誘いの段階で
フィルターにかけられるなんて笑うわ。
