自然のメモ

群馬県の天然記念物、ヒメギフチョウが絶滅の危機例年1500個の卵が93個に

群馬県 ヒメギフチョウが激減し、絶滅危惧種が危ないというニュースがありました。

 

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jomo/region/jomo-20230824011049

 

 

 

ちょっと今回はイラストを作ってみました。私もいろいろ試行錯誤をしようと思って、また、イラストレーターのソフトの練習も兼ねています。

 


私も、ほとんど素人なので、ギフチョウは知っていますが、ヒメギフチョウ?とは知りませんでした。

すると、有名どころのギフチョウは、やはり有名で、日本にしか住まない。
ヒメギフチョウはロシア、本州東や韓国などにも住む。

とはいえ、日本だけに住むから貴重ではなく、各地域に住むから地域の遺伝子や系統として貴重であり、多様性があることが生存するために重要なので、どちらも貴重です。

 

食草

ウスバサイシン:ヒメギフチョウ
カンアオイ:ギフチョウ

どちらもウマノスズクサ科カンアオイ属で、色形が似ております。

このヒメギフチョウとギフチョウもよく似ています。

これは同じ祖先を持つからです。
そして、アゲハにも似ております。じつはアゲハの祖先なのです。

じいさま?

つまりは、我が近所のアゲハのじいさま、ばあさまということだなと私は思いました。


このじいさまばあさまたちは、食草で生息地を分けており、それが新潟や長野のあたりで東西に分かれているようです。

見た目はそっくりですが、微細な違いによって生きる道を分け、住み分かれているのですね。

 

ご先祖様と言われたら、間違いないと言える、それぐらい今のアゲハとそっくりであります。


そして、じいさまのなんと、美しいことでしょう。
なんか、太古の昔を思わせる風格がありますね。
万葉の頃の面影があるというか・・・

古代の蝶の雰囲気がある。

このたおやかさ、つつましさ、おちついた華やぎ。
悠久の太古の貫禄。

美しい蝶です。
本当にこの蝶を消すことなく、つないでいきたいですね。

 

しかしそのせいか、人間という天敵に狙われているそうです。


ヒメギフチョウが数を減らしたのは、開発によるものと、畑や林業の人出がなくなったことや乱獲、密猟などが原因みたいです。

何のために密猟しているかは、本当に何のため?と疑問なのですが詳細は分からず、ただ、ネットなどでは標本が売られているのを見かけます。

また、ロードバイクで踏み荒らす人らもいるようです。

 

人間も(ロードバイクや密猟)対処せねばならないしょうが、今はまず、少ない母草地をもっと増やさねばならないでしょうね。

 

柑橘系の木のアゲハなど、植木と植木の間とか、苗木で大きな木の下に偶然隠れた木とか、すみっこに忘れて隠れた木とかなら、捕食者に狙われず何とか生き残れるのですよね。


アシナガバチの他、カエル、クモ、カマキリ、トンボと相当な数の天敵がいますが、彼らにも注目されない、盲点みたいな場はよく生き残るのです。

 

シカだけが悪いわけじゃないと思います。

 

 

 

 

 

群馬県では天然記念物となっており、ずっと保護増殖活動をされているところがありますので、今は保護されているようです。

今後、もっと増えるように、我々も応援していきたいですね。


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