小布施で妖怪に出会う

2012年09月20日 | インポート
2012.8.17 小布施町で「妖怪夜会」なる催しがあり、出掛けてみました。
                                           
まず、町立図書館の「まちとしょテラソ」という可愛いホール?で講演を聞く。
神田の古書店、大屋書房の4代目社長纐纈久里氏による「浮世絵・絵巻・和本から見る妖怪」。
社長のお名前は「こうけつ・くり」さんとお読みする。そして女性。

テーマが妖怪ということで、会場は幼児からお年寄りまで、年齢層が広い。
話す人は話しづらかったかなー。

神田の古書店はほとんどが靖国通りの南側にある。
それは、本が陽の光で色褪せしないように、店を北向きにしているためという。
そういえば、昔、あの通りを歩きながら、どうして通りの片側だけに古本屋があるのか不思議に感じたことがあった。
今頃になってやっと分かった。
それが、今日聞いた話の中で一番の収穫かな。

1700年代中期頃描かれた「百鬼夜行絵巻」その他の実物を見せてもらう。
それで遠慮なく写真を撮らせていただく。
妖怪は家具を100年使うとそれに取り憑くのだそうで、そのうえ明るいとだめ。
「小布施にはまだいるような気がする」とのこと。
そういえば、帰るときの小布施駅前は誰もいなくてそんな気になりそうだった。

絵巻は和紙に描かれていて保存が良く色褪せしていない。
こっそり値段を聞いてみたが、これは売らないつもりとのこと。
やっぱり、店の宝は売らないという古書店があるんだ。


 琴と琵琶の妖怪が遊んでる?


 ぬれ女。川や海にいて人間をとって喰うという。


 おどろし。神社や寺の守り神で、そこでいたずらすると鳥居などからどさっと落ちてくる。


 ご存じ、やまんば。



 本日だけ、高井鴻山記念館は夕方6時から夜の特別公開があった。
 そのうえ、無料。
 入口横に屋台が出ていた。


 展示室は大賑わい。2階では怪談の読み聞かせ。


 高井鴻山の描いた妖怪図。たくさん描いたらしい。

 のんびりと楽しめた。
 いつものことではあるが、小布施町もいろいろやってくださる。
 日が暮れると人影がなくなってしまう?ような町で、それを逆手にとって楽しい行事になっていた。

 町立図書館が綺麗で、開架本棚も明るく、手に取ってみたい本が並んでいて、良い雰囲気だったのも印象の一つ。


 
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