タロウ助教授GTの研究室

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2013年 J2リーグ公式戦 第3節 ガイナーレ鳥取 vs 水戸ホーリーホック戦

2013-03-21 21:29:58 | ガイナーレ鳥取


先日の鳥取でのホーム開幕戦に行ってきました。

今年のホーム開幕戦は天気も良く、お客さんの動員も開幕戦初の6000人超えでした。
開幕からの2戦、鳥取はアウェイでの試合が続いていましたが、そこを1勝1分けと実に立派な結果を出してくれていましたが、その直後の地元紙の記事を読んだところ、何人かの選手達が『今年は負けずにホーム開幕戦を迎える事が出来たから、お客さんがたくさん試合を観に来てくれるかなぁ』と口々に言っていたなんて記事を読みまして、ワタシ、不覚にも目から青春の汗が流れ落ちまして、
『そりゃ行くしか無かろうが !!! 』てなことで行って参りました。(いや、もし負けてても行ってたんですけどね)
今季からとりぎんバードスタジアムに新設された大型ビジョンのお披露目式もあったりして、まあ、和やかな楽しいムードの試合でした。

この日は、最初こそ水戸のFW、元日本代表の鈴木隆行選手に先制ゴール(これ、お手本の様な美ゴールでしたよ)を許すも、鳥取の久保、住田、岡本のFW陣がゴールを決め、結局3-1で快勝しました。

ともかく今季の鳥取、間違いなく一新された感が有ります。

さてこの日、唯一残念だったのは昨年12月の野人スタジアムのこけら落としの試合にも参加してくれていた水戸のキャプテンであり守護神の本間幸司選手が、前半の序盤で鳥取の選手と正面衝突し、胸を強打して途中交代してしまった事。後になって退場後に救急搬送され、胸骨と肋軟骨(ろくなんこつ)を骨折していて全治4週間の大ケガだったと知りました。
試合中のやむを得ない状態での接触(ある意味、これはお互い様ですから・・・)とはいえ、対戦相手の正GKの負傷交代は何やら心持ちの悪さを感じました。
弊ブログでも何度も取り上げさせてもらってる名選手ですし、他人事に思えません。本間選手の一日も早い復帰をお祈りいたします。



さて、ついでに。

最近、多くの他サポの皆様から、『今季の鳥取が調子が良いのはなぜ?』とのご質問を頂きます。
『監督さんが替わったから強くなったんでしょ?』と聞いてこられた方もいらっしゃいますし、『選手が大幅に入れ替わったから?』とも聞かれました。

確かに、鳥取の監督が昨年の吉澤英生監督(現鳥取ヘッドコーチ)から小村徳男監督に交代したのは、チームが好調である理由の一つとは思います。
昨年末、小村新監督就任のアナウンスが有った際、仲の良い他サポさん達から『成績面から見て今回の鳥取の監督交代は仕方ないと思う。しかし現役時代、あの熱血漢で名を馳せた小村監督なら下位に甘んじている停滞ムードの鳥取に良い効果が生まれそうだし、J初采配であってもそれなりにプラス面の期待ができるのではないか』との客観的なご意見を多く頂きました。
ワタシはJリーガーとしての現役時代の小村監督を良く知らない(その頃はサッカーに全く興味が無かったので)し、その後の(JFLでの)鳥取での選手時代は残念ながら試合での雄姿を一度も見たことが無かったので(理由は聞くなw)、まあ、現役時代の小村監督を良くご存じの皆さんがそう言って下さるのなら(それがリップサービスで無ければ)そうなんかな~、程度にしか考えてませんでした。
ただ、それらのご意見の共通のキーワードとしては『元日本代表』『熱血漢』『J初采配』『停滞した弱小チームに活を入れる存在』だったので、ワタシの頭の中での勝手な小村新監督像は、ギラヴァンツ北九州を率いていた時の三浦泰年現東京ヴェルディ監督と非常にダブっており、試合中は大声を張り上げて熱血采配を繰り広げるのかな?と想像したりしておりました。
ところが今日現在、ワタシの感じる実際の小村監督の印象は、事前に聞いてイメージしていた『熱血漢』などでは無く、一言でいえば『繊細』です。
TVのローカルニュースで取材されている時も、常にやや緊張したような面持ちで慎重に言葉を選びながら、されど丁寧に返答されている姿は、現在J2で無敗の指揮官に対しては大変失礼、且つ、変な表現なのですが沈痛の印象すら感じます。
先日のホーム開幕戦で指揮している姿をじっくりと拝見した時も、ベンチにどっしりと座っている様な事は無く、試合中のボールの行方に合わせるかのようにベンチ前を左右に往ったり来たりしながら戦況を確認し、かなり細かくピッチ上の選手たちに指示を出している様に見受けました。
ワタシは、自分の好みだけで言えばサッカーの監督は『選手は駒で、ワシの言うとおり動けばええんじゃ!』みたいなオタク気質丸出しの戦術家タイプの人が理想像なのですが、そんな人物は恐らく多分、今の鳥取(もしくは他のチームもあわせたJ2全体)にはフィットしないんじゃないか、むしろ前述の三浦監督の様な、シンプルな戦術をチームにしっかりと浸透させて、なおかつ試合中は常時大声を出して選手を鼓舞し続けるモチベータータイプの人が向いているのではないか、と昨年あたりからぼんやりと考えておりました。
しかしながら小村監督、ワタシの勝手な想像を裏切り、繊細な気配り采配で『負けないサッカー』を展開してくれています。もちろん、選手たちも監督のその意を汲んで、一所懸命にプレーしてくれている結果なのでしょうけど。
(因みに近年の鳥取で指揮を執ってきたビタヤ、松田、吉澤の各監督はいずれもコーチ(育成)タイプの方々でした。但し、チームの成績が低迷している時でも普段の練習メニューやサッカーそのものの指導力などは決して他のチームの監督さん達と大きく違う、或いは劣っている様な事は無いはず、むしろコーチとしては非常に有能な方々であったと今でも思っています。しかし反面、試合中の戦術的な動き方の指示や、選手交代のカードの切り方などについては、まあ、『ほほう♡』と思う場面が少なかったのも事実で、だからこそ戦術オタクタイプの監督さんに、妙な憧れが有ったりした訳なのですが。)

あと、今季の選手についてもいろいろと情報&ご質問を頂いたりしてるので、そちらも書きたいんですけどちょっと長文書いて疲れましたのでいつかそのうちに気が向きましたら。



最後に、心温まるお話をひとつ。

この日、バードスタジアムに到着しまして、いつものようにバックスタンド側の席に座って試合前の選手達の練習風景を見ながら『今日は岡本はスタメンじゃないんか・・・』などど心の中で呟いていたところ。
ワタシの斜め後ろあたりに座っていた、お父さん&4歳くらいの男の子の会話が聞こえて参りました。

男の子 『おとうさん、きょうはガイナーレはかつかなぁ?』
お父さん『今年は強いから、きっと勝ってくれるよ』
男の子 『そうか。ことしのガイナーレはつよいんだね』
お父さん『強いよ』
男の子 『ねえ、お父さん』
お父さん『何だい?』
男の子 『ガイナーレってね、アビスパよりつよい???
お父さん『・・・・』







お、お父さん・・・(´Д`|||) ドヨーン





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