9月6日から観始めたブレイキング・バッド。
終わってしまった・・・。
寂しい・・・ロスです。。。
詳細は書かないが、全シリーズ通して感じたことを書きとどめておきたい。
エピソードでは余命半年のさえない教師が麻薬王に昇りつめていく、といった印象。
評価の高いドラマでどんなおもしろい展開が待ってるんだろうと期待して観た一話。
最初は正直淡々としてて地味に感じる部分もあり、いつおもしろい展開になってくんだろ?と観てたが映像や描き方のセンスを随所に感じたり、暗いテーマの中のブラックユーモアや思わぬ展開、キャラクターの魅力にハマッていった。
そして単に普通の男が麻薬王に昇り詰めていくというような単純な話じゃなかった。
とても深く、最後は考えさせられる。
視聴者1人1人を映す鏡のよう。
登場するキャラクターがみな個性的で人間らしくそれぞれの生活があり、正義があり、どれも正しい正しくないで計れなくなる。
どのキャラに共感するか、登場するキャラが起こす行動や考えに自分がどんな気持ちになったか、どんな考えを持ったか、これも一人ひとりで違うと思う。
何度も自分だったらどんな選択をするか、という問いを投げかけられた。
真実は一つじゃなく、大事なことは目に視えないということを実感したり、これまでの自分の倫理観、モラル、善悪の境界線とかも見えてきたりする。
光と影、平和と戦争、愛と憎しみ、善と悪・・・絶妙なグレーゾーン感がこのドラマの魅力に感じた。
シーズン4が終わったとき、もうこの終わり方でいいやんと思ったが、案の定シーズン5に入ってつらく悲しい場面も増えていく。
最後の終わり方もリアルタイムでは賛否両論、色々意見が交わされたようだが、それこそが大事だったんじゃないかと。
日常の中でこんなに考えるきっかけって、ないかもしれない。
視野が少し広くなった気がするぞ。
ウォルターは最悪で最高な主人公。
凄いドラマ。
長い小説を読み終えた感じで、しばらくはブレイキング・バッド廃人w
ブレイキング・バッドに登場する弁護士、ソウル・グッドマンが主人公のスピンオフドラマ「ベター・コール・ソウル」が配信中のようなのでこちらも観てみたいな。