ダブル介護の憂鬱

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希望は持っていよう

2024-05-28 21:56:30 | 日記
今日は仕事帰りに父の病院へ面会。
厳密には1時間休を取って病院へ。
この病院、面会時間が14時30分から15時50分までの間に受付。10分間。平日のみ。
いったい病院は誰のため?と言いたくなってしまう。
患者様のため? 百歩譲っても、患者様のご家族のためではなさそう。
病院の運営上の都合だな。
お陰で、父との面会をする度に時間休を取っている。

愚痴はこのくらいにして
今日の父は、テンションが低かった。
会った瞬間から悲しそうな顔をしていた。

「お父さん、来たよ」
「うん・・・」

会話が続かなかった。
「今日は、僕の今後の身の振り方について〇○(私の名前)ちゃんの考えを聞かせてほしい。」
自分からは話すことは特にないといったニュアンス。
6月4日に、ソーシャルワーカーさんや主治医の先生に同席してもらって、退院後のことを話し合うことになっている。それを気にしているのね。

「お父さんは、ベッドと食事が保障されて、身の回りのことを助けてくれる安心な場所がいいって、このあいだ、言ってたよね?」
「うん」
「私もそれは賛成だよ」
「家に帰るのは無理だと考えている」
「今は無理だね。でも、私は諦めていないよ。リハビリしたら今よりよくなるんじゃない?」
だよね? 白々しく聞こえていないよね。諦めていないというのは、本当だから。

「お父さん、病院でテレビ見る?」
先日病院から、テレビカードをやめて、1日300円で見放題に方式が変わったというお知らせが来たので。申し込むかどうか、思案してたから。
「見ない。テレビは角度が悪いんだ。寝ながら見るのは疲れる。電話をするのも、うまくできない・・・」
ガラケー、片手で操作は難しいよね。

「僕は、〇〇〇(母の名前)のいる⭐️⭐️(老健の名前)に行きたいと思っているけれど、希望は言わないほうがいいと思う。」
「確かに、それは難しいかもしれないけれど。でもお父さん。希望は言っていいのよ! 希望は言わなくちゃ。それが可能かどうか決めるのは相手だけれど、希望は言った方がいいよ。」
「わかった。希望は伝えよう。
ところで、〇〇○(母の名前)はどうしてる? 瘤を取るのはやめたんだよな。」
「お母さんは⭐️⭐️で、大切にしてもらってるよ」
「かわいそうになあ、、、、」
突如号泣し始めた父。
困ったな、、、
リハビリのsさんが、ティッシュを持ってきてくれました。優しい。
この方のことは、父もとても心の支えにしていて、何度もお名前が出てきます。ありがたいことです。

帰り際に、sさんに
「今日は、父のテンション、上がらなかったです」
と言ったら
「直前のリハビリがね、上手くいかなかったんです。40秒、ご自身で立つことができたんですが、その後、一歩が踏み出せなくて。まるで赤ちゃんだなと、しょんぼりされていました。」
うーーーん、、、40秒立てたのはよかったと思うけれど。
真面目で努力家で、努力することで人生を切り開いてきた父だから、成果が上がらないのは辛いのだろうなあと、想像します。

テレビの角度が悪いなら、直してあげたいな。
電話がかけられないなら、携帯を持つのを手伝ってあげたいな。
一緒にいればできるのにね。
在宅介護って、それが可能なんだよね。
「在宅は無理」とか言ってしまっていてごめん。
でも、無理だよ、、、
仮に仕事を辞めて介護に専念したとしても、難しい。
身体介助、できないよ。小柄な母の介助ならまだしも。
父は自分で起き上がること、できないし。
それと、異性の親の排泄の介助に抵抗が。ごめん。

これは、言い訳なんだろうか。

でも、私は諦めていないから。
お父さんが家に帰ること。
もしかしたらありかなと、思ってる。
希望を持つのは自由だよ。
希望は持ったほうがいい。たぶん。



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