今日は実家から出勤。夫が母の見守りに来てくれて、10時30分に老健ショートステイへ無事に送り出し終了。束の間の休息の日々。
ところで昨日、肝心なことを書き忘れていました。
昨日の昼間に、母が入院していた病院から電話。カテーテル検査の結果を踏まえて、手術が可能かどうか検討会議が行われ、その報告の電話です。
以下その内容です。
カテーテル検査の結果、狭心症ではないことがわかった。(狭心症であれば、そもそも手術は極めて危険) つまり手術は不可能ではないということらしい。
ただ、高齢である上に体力も体重もないので、リスクは少なくない。
直近の診察では、「長生きをしたいので手術を受ける」と宣言していたが、それ以前の診察では、迷っていた。本人の気持ちに揺れがあるように見受けられる。
検査の結果と、手述について執刀を担当する医師から説明をし、もう一度本人の意思を確認する必要がある。
日程は5月21日 午後2時30分 外来へ来られたし。
こんな主旨でした。
これは私の憶測ですが、はっきり言って手術はリスクの高いものなのではないかと思います。成功しなかった場合に備えて・・・というのは言葉が悪いですが、患者がイエスと言えば、患者側に責任があるわけで、その言質を取りたいのかなと。
2月に受診したときのT先生は、「あなたは歩いて診察室に入って来たから、体力があると考えて、手術を提案する」とおっしゃいました。
即答できない母に、取り敢えず次の予約は取っておくので、その時までに考えてくるようにと。ハキハキした女医さんで、母は「あの人、威張っていて嫌」とバッサリ。優秀な方であって、威張っているわけではないと思うけど。私はむしろさばさばした人で、いいんじゃないかなと思っています。
「一応予約」という日に検査。診察はT先生。
この時も手術を渋っていましたが、検査結果を聞きに来る日の予約を入れました。T先生曰く、「外科部長の判断を仰ぎたい。次回の外来は外科部長の日に。」
母はこの後も手術には消極的でした。
当初は「手術を受ければ?」と言っていた私たちも、「お母さんの身体だし、お母さんの人生なのだから、お母さんが決めて。手術が怖いなら、受けないという選択もありだと思う。」と言うようになりました。(私たちの気持ちも揺れていたのですね。)たぶん手術はないな。そう思っていました。
ところが、母にどんな心境の変化があったのかはわかりませんが、次の通院の日の前日に、「長生きをしたいので手術を受けたい。」と言い出したのです。
そして診察室に入って部長のI先生を前に、「手術を受けます。」ときっぱりと表明したのです。I先生も「頑張りましょう」と言ってくださったのでした。穏やかな男性の先生で、母の印象も◎。(母、結構、人に対する好き嫌いがあります。女医さんはたいていダメ。なんでだろう?)
こんなふうに母の気持ちが揺れ動いているのは看過できない事項なのでしょうね。
さて、どうするか。
執刀医の先生に、リスク面もしっかりご説明いただき、それを受け止めて母がどう返事をするかに任せたいと、今は思っています。
先日、母が入院中の父と面会したとき、「私どうしたらいいかしら」とつぶやきました。
絶望の淵にいて、母と会って号泣していた父が、「〇〇〇(母の名前)の気持ちひとつだよ」と。
そう言って、父が母をじっと見つめた優しいまなざしが、すべてを語っていると思いました。
母も 在宅介護中は、食事を残すのは、私に申し訳ないのか?何度か隠されましたし、
施設に入った後、母の物を片付けていて カチカチの食べ物がどこからか、出てきました。
施設を嫌がった母でしたが、今は、落ち着いています。
食べ残し隠し、やはりあるのですね。
母は、施設でも病院でもやっています。
食べ物を残す事自体が、恥ずかしいことのようです。
昨日から老健に行っています。穏やかに過ごしてくれるといいなと思っています。