爺ちゃんの旅

77歳の爺ちゃんの旅 人生も旅 旅行くもまた旅

ゴン

2005-07-17 00:40:18 | Weblog
ゴン。20年間我が家の愛情を全身に受けて育った我が愛猫である。今日午後2時43分私に前足を預けたまま静かに息を引き取った。2時過ぎだったろうか激しい呼吸をしながら左目をあけて私を見つめた。目があったといおうか。何かをうったえているような、いつもなら、ニャーンと一声もらすところであった。私には、さようならといっているように思えた。ありがとうといっているようにも思えた。それからだんだん呼吸が激しくなり、大息の間隔が短くなった。しまいには、しゃっくりをするような息遣いになり、臨終間じかを思わせた。ゴン、ごんとよび続けながら背中を、腰を、足をさすり続けた。ありがとう、よく一緒にいてくれて励まし慰めてくれたねと呼びかけた。しゃっくりは間遠になった。そしてその間呼吸をしなくなった。そしてまた大きなしゃっくりをした。またしゃっくりが来るんだと呼びかけ、さすりながら、もう一度もう一度と願い続けたがとうとうこなかった。名を呼びかけて、前足をじっと握っていた。ゴンはだんだんと空しくなった。安らかに眠れごん、ありがとうゴン、わたしが急性心筋梗塞で倒れた時、私の褥の上に、その頃まだいたミイと2ひきで36時間何も食わずに祈ってくれたごん ありがとうゴン