旅ごころ

「旅」をキーワードとして、イエローな脳細胞を駆使して生活を愉しむ。

追憶のニューヨーク、ニューヨーク、ニューヨーク 🗽

2018-02-12 23:02:28 | ニューヨーク

最初にアメリカで先ずどこが一番訪問してみたいのかと訊かれるとハワイに次いでニューヨークとの返事が返ってくるかもしれない。私自身過去3回訪れ魅了されているが、10年ほど行けていない。特にここ数年は大事な旅のパートナーである家内の体調があり国内か近場のアジアにしている。でも状況が変われば4度目の訪問に行きたい。本当に刺激的な街と言える、楽しみ方は各人に任される。前置きはここまでとして早速記憶を辿りその魅力を紐解いてみよう。
最初に30年前の初訪問を思い出してみよう。当時仕事でブラジルサンパウロ市に滞在中。休暇を取りフロリダ経由でニューヨークへ入った。入国時フロリダのオーランド国際空港でちょっとしたトラブルに見舞われた。現地で世話になるアメリカ駐在の同僚海外駐在員仲間たちにお土産を用意していた。日本式にきっちりラップしたプレゼントが、見るも無残に全ての包装がビリビリに破られた。中南米からの飛行機便のため徹底した麻薬検査のため。出だしはとにかく最低。
その後ニューヨークに入った。ホテルは5番街近くで3泊したが、大したところではなくホテル名さえ思い出せない。
とにかく一番行きたかったエンパイアステートビルに向かう。さすがにエンパイアからの眺め。特に南の摩天楼群には圧倒された。とにかく行って良かった。絶対初訪問にはおススメ。
次に向かったのは大貫妙子さんの不思議な曲で昔有名となったメトロポリタンミュージアム。大きいとは思っていたがこれほど広く展示物が多いとは思わなかった。大英博物館に匹敵する。古今東西の歴史的展示がある。とても半日では見て回れなかった。ここもおススメですよ。みんなの歌の名曲のような怖さはなかったけどね。
夜は事前に連絡してあった同僚のニューヨーク駐在員夫婦に子供連れのためベビーシッターしてもらう。夫婦でMETとして有名なメトロポリタン歌劇場に向かうことができた。
チケットは予約出来ていた。家内が本格的なオペラファンであるためだ。演目はワグナーの楽劇「ワルキューレ 」。ワルキューレの騎行の旋律は誰しも聞き覚えがあるだろう。当時覚えているのは上演中いびきをかいて寝てしまった事。確か前の座席のお客に注意を受けてしまった。疲れと3時間前後のオペラの長さのせいと思うが。まあ、私はきわめて例外と言える。少しでもクラシック音楽通の方であれば世界でも有数の歌劇場でありプリマドンナたちの美声に酔いしれることができます。
最初の訪問はそれ以外にあちこち出かけているが、強烈な印象があるのはセントラルパークである。

子供たちをここで遊ばせた思い出がある。本当にリラックス出来る都会のオアシスである。マンハッタン島の中にこんな広い公園があるのは驚き。ここも外せない場所ですよ。公園横にあるジョン・レノンゆかりのダコタハウスが有名。当時そこから近くの公園内区画には彼を偲んでイマジンの刻銘があるストロベリーフィールズが出来ていたはず。だが行ったかどうかはっきり思い出せない。ビートルズマニアにはこのポイントは絶対逃せない場所である。
はてさて、最初のニューヨーク訪問の思い出はそんなところかな(実はほとんど思い出せない⁈)。ところで今回追憶のニューヨークはとても頭の中の整理に時間が必要であった。いづれにしても今後さらに旅の質を深めたい。それには現実の旅のみならずメモリー旅を含めざるを得ない。もっともっと時間が必要である。それもあって今後このブログは月イチのアップとなります。ご容赦をお願いしたい。


(写真は11年前のもの。ただし一部写真はWikipediaより)

真冬の海陽リゾート日帰り旅 その2😙

2018-02-01 12:43:08 | 南知多
南知多町師崎から10分程度海岸線を西にドライブし同町豊浜の行列のできる店「まるは食堂旅館」を目指す。午後1時10分前に到着したのだが、覚悟していた以上の1時間の待ち時間。時間つぶしに併設の天然温泉「うめ乃湯」に入る。創業者相川うめさんに因んでいる。
大きな風呂を期待する方にはやや小ぶり過ぎるかもしれない。大小二つの風呂とサウナ。サウナは押入れのような小ささ。まあ、予期していなかったのでタオルを買って入浴する。でも外は寒風なので伊勢湾のいきかう漁船やコンテナ船をゆったり眺めるのは悪くない。
テーブル席はなかなか空かないので、やや人気薄の座敷席で食事することに。代表的な海老フライコース、海鮮バリエーションある豊浜コースとフグ刺身を注文する。
個人的には40年以上前の大昔半田市で勤めていた関係でこの豊浜漁港隣の食堂しかない時代によく来ていた覚えがある。コースに付く茹でたシャコの皮をむいて食べたり、でっかい海老フライ(今では昔ほどジャンボには感じないが)を特製タルタルソースで食べた。
隣席のお客が注文し食べているワタリガニを観ても昔を懐かしく思い出す。無口で必死にカニを食べていたなぁと。そしてここの新鮮な刺身、煮魚、焼魚どれも美味しい。
食堂という名前のとおり味や食器にシビアなものを求めるのは無理だ。家内はその点を指摘していたがこれでいいと思う。そうすると街中の海鮮料理店並みとなる。そうすると価格に跳ね返るに決まっている。漁港隣の食堂の魚介類は新鮮さが一番の魅力である。
昔何度か職場の仲間と来てる折り、先輩がこの店でとめさんにこう言っていたような気がする。「どいだけ(どれだけ)儲ける?」とめさん笑いながら「こそばゆい(くすぐったい)。」と答えた。この日店内に偶然お金のなる木の鉢植えが置いてあったが、金儲けより大事なものがあっただろう。彼女は「ほう・れん・そう」などのアイデアをあれこれ考え、人に先駆けやってみる。いつも勘考して楽しく働く人だったに違いない。
たまには海を目指すのも悪くない。毎日毎日グリーンな気分をスカイ&シーブルーな気分に転換できた。そして色気ばかりか食い気まで満足させられた。楽しいシーリゾート日帰り旅となる。