旅ごころ

「旅」をキーワードとして、イエローな脳細胞を駆使して生活を愉しむ。

信長が名づけし街を歩く🚶🏻

2017-06-03 01:03:44 | 岐阜

晴天の風もあるそう暑くない初夏の平日の1日、隣の岐阜市長良川の南にあるみんなの森メディアコスモスから岐阜駅の間往復をジグザグコースで5キロ程ぶらぶら歩く。
最初の目的地はみんなの森ぎふメディアコスモス図書館。朝、2時間迄は無料の隣接駐車場があるので自宅からそこまでは車で行く。今日はタウンウォークを優先し後でそこを利用する。紹介を先にする。この図書館は1年半以上前にオープンした。1階にはイベントスペース、スターバックスやローソンなどの複合施設。図書館へは正面入口から入りすぐエスカレーターか階段で2Fのメインライブラリーに入る。そして壁のない大空間がある。圧倒的な大きさの11のグローブと呼ばれている「岐阜大提灯」のような天蓋に覆いつくされている。その下にはいくつかの円形の巨大な籐椅子。天井も少しうねっている木格子で出来ている。東側の屋外テラスに出ると金華山頂の岐阜城が眺められる。新しさと伝統が完全に調和している見事な設計。設計は国際建築家伊東豊雄さんの作品。ちなみに伊東さんは台湾の台中国家歌劇院なども設計されている。ここは幼児のスペースも十分確保されている。最近母親と幼児、たまに父親と幼児の姿見かける。年寄り、サラリーマンと学生の姿もあるけど、こちらの組合せは図書館の未来を感じる。司書でなく母親自身が直接幼児に読みきかせしてるのを側で見ると率直にいいなあと感じる。
図書館からは南にに1kmほど南の柳ヶ瀬商店街を目指し歩く。昔を知る方は歌謡曲の題名を思い出すだろう。二つの新しい発見をした。ひとつはパリ市で有名だがパサージュ(フランス語で小径の意味)を思い出させる路地小道があったこと。異国情緒がありとても気に入った。人の流れが増え活気づき、皆んなが知れば絶対に好まれるとても素晴らしい小径。イベントでもっと知られればと思う。
もうひとつはレンガ通りに6m四方のカラフルな鳥を描いた大きな絵がある。これは何か愉しいイメージを与えてくれる。例えば昔懐かしい店先に入り何でもよく知る主人と会話し、さらにこういう絵を見るとホッコリできる。用が済んだら帰る買物ではなく別の時間が生まれるに違いない。
そして商店街からさらに1km程度南の名鉄岐阜駅近くのアジアンティーハウスまで歩く。ただし途中せっかくなので数百メートル離れたJR岐阜駅の太陽光でキラキラ輝く黄金の信長像を一目見ておく。またここを起点に巡回するバスの外装もド派手だ。信長は怖い人のイメージがあるが戦国ゲームの世界でも人気者らしい。いろんな信長像があるのは賛成だ。
名鉄岐阜駅東口に到着。タピオカミルクティーかマンゴパフェでも良かったが、台湾マニアとしては中国茶でブレイクをする。店内に席はなく入れない。「オリエンタルビューティー」のプラカップを外側カウンターで立ち飲みした。東方美人はイギリス人が名付けた台湾を代表するお茶。紅茶の味で甘みがあまりなくサッパリして飲みやすいアイスティー。ここからは出発地に戻ることに。
夕方は家内と地元の中国人経営の庶民的な中華レストランに出かけた。家内は小籠包定食。私は名古屋発の台湾ラーメン付きの餃子定食。台湾ラーメンはどうも台湾の料理人が作っていた担通麺を基にし、名古屋の料理人が工夫を加えて作っていったらしい。今や中華レストランでは普通のメニューとなっている。今日1日最後を台湾ラーメンで締められて幸せな気分となれた。謝謝。