見出し画像

古今東西のアートのお話をしよう

テート美術館展 国立新美術館


『本展は、英国・テート美術館のコレクションより「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶアーティストたちの独創的な創作の軌跡に注目する企画です。』展覧会HPより
(会場は、一部撮影可。撮影禁止はネット画像を借用しました)
ターナー 陽光の中に立つ天使
1846年出品
ターナー(1775〜1851)英 ロマン主義の時代、「光」をテーマにした彼の絵は印象派を30年先取りした

ウィリアム・ブレイク 
アダムを裁く神 1795年
ブレイク(1757〜1827)英 詩人でもあるブレイクは現代のアーティストに多大な影響を与えている幻想画家 
大江健三郎の『新しい人よ眼ざめよ』ブレイクの詩から発想された

ジョン・エヴァレット・ミレイ
露に濡れたハリエニシダ 
1889-90年
ミレイ(1829〜1896)英 ラファエル前派の代表的画家、美術評論・思想家のジョン・ラスキンとのスコットランド旅行で、同行していたラスキンの妻エフィーと親密になる

ジョン・ブレット
ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡 1871年
ブレット(1831〜1902)英 ラファエル前派

ハマスホイ 室内 1899年
ハマスホイ(1864〜1916)デンマーク
カンディンスキーと同年代ですが、懐古的な北欧の伝統が濃厚に漂う

カンディンスキー スウィング
1925年
カンディンスキー(1866〜1944)ロシア 抽象絵画の創始者の一人です

ペー・ホワイト
ぶら下がったかけら 2004年
482本の糸と紙片が天井からぶら下げるインスタレーション。 『靴箱の大きさにまとめて次の展覧会まで持ち運ぶことができる』と作者が語っている。SDGsな楽しいアート。

ゲルハルト・リヒター
アブストラクト・ペインティング(726) 1990年
リヒター(1932〜)ドイツ 現代アートの最高峰と称される
国立近代美術館の個展(2022年6月)、盛況ぶりを思い出す、一目でリヒターな作品

2点図録写真
キャサリン・ヤス 廊下 1944年

ロンドンの精神病院から写真撮影を依頼されたヤスは、ポートレイトの背景として病院の廊下を撮影した。何もない廊下にインスピレーションを感じた。中心の青に収れんする、黄色、赤が教会のステンドガラスを思わせる。 全体的にぼ やけている画面に廊下の床が濡れているように見える。明るい光が逆に不穏な空気を生み、デヴィッド・リンチの映像を観ているようだ。

キャサリン・ヤス(1963〜)英 女性写真家 ライトボックス(蛍光灯やLEDが入った箱)を使った作品に特徴

ジェームズ・タレル 
レイマー、ブルー 1969年

タレルは飛行機のパイロットとしての経験から、この作品のインス ピレーションを得たらしい。「空」なんだろうが、私には「海」に見えた。

『「私の作品には対象 もなく、イメージもなく、焦点もない。 対象もイメージも焦点もないのに、 あなたは何を見ている のだろう。見ている自分自身を見ているのだ」。』 と語っている。

青の空間の没入感と暗室を出た後、反対色の残像がサイケデリックな感覚を与える。くせになってもう一度暗室へ…

タレル(1943〜)アメリカ
主として光と空間を題材とした作品を制作する。光を知覚する人間の作用に着目し、普段意識しない光の存在を改めて認識させるようなインスタレーションが特徴。

オラファー・エリアソン
星くずの素粒子 2014年

オラファー・エリアソン(1967〜)



現代アート作品が楽しい
★★★★★
お勧めします


ランキングに挑戦中
下のボタンを2つ、ポチッ、ポチッと押して頂けると嬉しいです
 にほんブログ村 美術ブログへ
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「美術ブログ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事