●月●日のスポーツ面

「しんぶん赤旗」の日々のスポーツ面の内容と、暮らしの中の出来事について。

最高のエンターテイナー 数字こえた存在感

2004年09月30日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面に「パラリンピック閉幕 4年後は北京へ」の見出しで、閉会式で笑顔で手を振る日本選手たちの写真が掲載されています。

 スポーツ面(11面)トップは、「あと『3』イチロー最多安打秒読み」。1回に二塁打を放つイチローの写真が掲載されています。
 ベースボール・ライターの上田龍氏の「最高のエンターテイナー 数字こえた存在感」は、「普段はヤンキースのことしか書かないニューヨークのメディアが彼の特集を組むぐらい、大変な騒ぎになっています」と全米の「興奮」を紹介。「イチローは、プロ野球選手として最高のエンターテイナーです」とし、「すべてのプレーが印象に残る選手で数字をこえた存在感があります」と評します。
 イチローの「プラス思考」の野球哲学、日米の野球文化の違いなどについても。

 アテネパラリンピック「躍進、輝き 熱戦の12日間 高校生追悼で閉会式は短縮」。解説記事「30代の活躍 希望への第一歩 厳しい選手の協議環境 多くが『練習、大会は自腹』」

 「来季12球団へ審査小委 オーナー会議 交流試合も正式決定」

 ほかに、サッカー欧州CL「18歳ルーニー3得点 マンU、6-2で快勝」、プロ野球「上原投打で活躍13勝目」…。

 「ホイッスル」は、パ・リーグ理事会が来季プレーオフ継続を決定したことについて。

野球新リーグ 四国に設立へ

2004年09月29日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 スポーツ面(11面)トップは、「中日2発でM1 きょうにも5年ぶりV」。写真は、6回表井端が2ランを放つシーンです。「中日 投打がっちり」の見出しで解説記事が掲載されています。

 アテネパラリンピックでは、「成田7冠 メダル8個 競泳女子」「やり投げ 経験生かし3位に 尾崎 6大会連続表彰台 41歳『まだ続くね、これは』」

 「サッカーくじ 『ネット販売撤回を』文科省に13団体が申入れ」は、「文科省がサッカーくじ(トト=toto)の新たな委託先を選定するのにかかわって、当せん確立の高いくじやインターネット販売などの導入を打ち出していることにたいし、サッカーくじに反対する女性、スポーツ、教育、消費者などの13団体」が、撤回を申し入れたことについて。

 「野球新リーグ 四国に設立へ 石毛元監督らが準備」は、「既存のプロ、社会人とは異なる野球の独立リーグを四国で立ち上げる計画」を石毛氏らが代表を務める「JBLJ」が進めていることについて。「30日に高松市内で記者会見し、正式に発表します」。

 大リーグ「イチローが4の1 残り6試合であと5本」、サッカー「W杯予選 中田英代表はずれる オマーン戦の23選手発表」「ベルリン初V渋井が笑顔の帰国『2時間17分台いけそう』」…。

 「ホイッスル」は、プロ野球パ・リーグの観客動員数が1割増えたことについて。ロッテ36%増、日本ハム32%増の数字を示し、経営努力と今回の球界再編について言及しています。

震災の年のV、力づけられた

2004年09月28日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面に、「オリックス・近鉄最終戦 別れ惜しむファンたち」として、ヤフーBB球場ライトスタンドの写真。

  「18年ぶり、松中選手三冠」では、史上7人目の三冠王決定を伝えています。「一九八六年のランディ・バース(阪神)、落合博満(ロッテ)以来十八年ぶり」

 他に、「スト代替試合なし プロ野球実行委 来季交流戦は各6試合」

 15面に、「オリックス・近鉄が最終戦 震災の年のV、力づけられた」の見出し。

 4面の「おはよう ニュース問答」も野球の話題。「新球団はどうなるの?」の見出し。ラブドア、楽天の審査や分配ドラフトについて、“ふゆみ”と“のぼる”の問答。

 スポーツ面(11面)トップは、「松中、充実の3冠 パ・リーグ全日程終了 投手部門は岩隈が2冠」の見出し。「三冠王」と書いた紙(直筆??)を持ち、笑顔の松中選手の写真が掲載されています。
 解説記事「揺るがぬ自信、栄誉つかむ」、また、一問一答が「『夢の夢だった』松中会見」の見出しで掲載されています。
 「プロ野球の三冠王」の表、「2004年パ・リーグ表彰選手」も掲載されています。

 オリックス・近鉄戦で「両チームで胴上げ 梨田監督“目頭熱くなった」「55年の歴史に幕閉じた近鉄」も。

 アテネパラリンピック「初出場、菊池 陸上女200が銅 競泳・河合は3連覇」の見出し。解説記事として「菊池 雨はメダルの使者」「河合 力泳し念願果たす」

 欧州サッカー「高原が2得点」、大リーグ「イチローあと6本」など。

 「ホイッスル」は、国際サッカー連盟がW杯ドイツ大会を前に、W杯前に最低8日間の休養を設定することについて。

魁皇、5度目の優勝 寄り勝負で朝青下す

2004年09月27日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面に、「ベルリンマラソン 渋井が日本新V」。2時間19分41秒でゴールした瞬間、右手を突き上げる渋井選手の写真が掲載されています。

 スポーツ面は10面、11面の見開きです。
 11面トップは、「ベルリンマラソン 渋井、故障乗越え笑顔 苦しさバネに日本新」。月桂樹の冠をうけ、笑顔の渋井選手の写真。

 10面トップは、大相撲「魁皇、5度目の優勝 寄り勝負で朝青下す 追う栃洋、琴若に敗北」の見出し。「綱取へ大きなV」の見出しで解説記事がついています。

 Jリーグ「首位浦和逆転勝ち 磐田ようやく後期白星」
 「川J復帰5年ぶり」には、「川 市民クラブか推進で再生」の見出しで解説記事がついています。

 アテネパラリンピック「マラソン男女でV 女子100背 16歳の秋山が銀」には、「高橋 歓喜の瞬間20分遅れに 初出場で金」の見出しで解説記事。

 「参加広がり大会新相次ぐ 第25回全国スポーツ祭典始まる」では、新日本スポーツ連盟主催の第25回全国スポーツ祭典について。約170人の選手が参加した水泳からスタートをきりました。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-09-27/10_02.html

 他に、プロ野球「先発の落合好投 森が先制2ラン」、ラグビートップリーグ「東芝府中 モールで主導権 トヨタ寄せ付けず」、大リーグ「イチローあと7」…。

 15面に、アテネパラリンピック「男子円盤投げ 56歳の銀、『満足です』元漁師・大井さん 4年後も“挑む”」

パラリンピック ウィルチェアラグビー

2004年09月26日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面に、アテネパラリンピック「競泳成田は5冠 陸上男子1600メートルリレー日本は銅」の見出し。リレー1600メートルで銅メダルを手にしたの4選手の写真が掲載されています。

 スポーツ面(11面)のトップは、プロ野球で「中日ついにM点灯 盗塁、連打で速攻先制 代替試合なければ『4』あれば『6』」。三回表、生還した荒木をハイタッチで迎える中日ナインの写真が掲載されています。「期待に応えた代打高橋光」の見出しで解説記事がついています。

 大相撲「魁皇5度目Vへ王手 豪快上手投げで2敗守る」、パラリンピック「磯崎銀、平沢は銅 アーチェリー女子個人」、大リーグ「イチローあと8 4の2で歴代7位 松井秀も本塁打など活躍」…。

 15面(社会)に、コラム「オリンポス便り」「車いすで体当たりの衝撃 ボール持ちゴール ウィルチェアラグビー」。新日本スポーツ連盟の桑名さんの記事です。
 ウィルチェアラグビーとは、「ラグビーのトライのようにゴールエリアにボールを持った選手が入」ると得点になるスポーツと紹介しています。激しいぶつかりあいがあり、その「衝撃は大きく、軽い選手は車椅子が跳ね上がるほど」。「選手には体の丈夫さと機敏性の両方が必要」と解説しています。

いま「しんぶん赤旗」が話題です 広げて話せば対話に

近鉄、地元ファンに“サヨナラ”の贈り物

2004年09月25日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面に、「近鉄が本拠地で最終戦 4万8000人、大声援」。思い思いのメッセージボードなどを掲げるファンで埋め尽くされた一塁側スタンドの写真が掲載されています。
 「スタンドは今季最多の四万八千人の観衆で埋まりました。大声援に応えるかのように、延長戦の末に近鉄がサヨナラ勝ち。一塁側スタンドからは優勝したかのように七色のテープが投げ込まれました」

 15面(社会)には、「大阪ドーム 近鉄、地元ファンに“サヨナラ”の贈り物」の見出し。
 「近鉄バファローズらしい劇的な幕切れでした」の出だし。4万8千人の大歓声、松坂と中村の勝負、吉岡選手、赤堀投手の出場、そしてサヨナラ勝ち…。大阪ドーム最終戦のようすを伝えるこの記事からは、最後の時間を惜しむ選手とファン、ドーム全体の一体感が伝わってきます。
 「熱烈なファンは『ぼくの命だった』『自分自身を失うような気持ち』と口々に語りました。ファンにとって愛するチームがなくなることほど、つらいことはありません。55年の歴史に幕を閉じる近鉄。大阪での最後の夜に、ファンに最高の贈り物をした選手たちは輝いていました」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-09-25/15_03.html

 スポーツ面には、「球界改革 社会にも好影響 “力合わせれば変えられる”」の見出し。
 「球団経営者の横暴にストップをかけたたたかい」が日本プロ野球70年の歴史に「確かな画期」をつくったと評しています。
 「われわれにはユニホームを脱ぐ自由しかない」(原辰徳・元選手会長)というほど、選手の権利がなかったところから、フリーエージェント制導入や代理人制度を受け入れさせるなど「一歩一歩権利を勝ち取」ってきたことを紹介。そして、今回、「選手会が球界改革に意見がいえるところまで地位を確立したことは、大きな前進です」と述べています。
 今回のたたかいが、「社会的にも好影響を与え」たことについても。

 トップは、「ハム一丸 プレーオフ進出へ 小笠原の適時打 好継投 ダイエー松中が三冠王確実に」。オリックスを下し、ハイタッチをかわす日ハムナインの写真です。「見てくれたか北海道 移転一年目 目標へ前進」の見出しで解説記事が掲載されています。

 ほかに、大相撲「大関対決 魁皇首位守る 朝青4敗 5連覇厳しく」、アテネパラリンピック「競泳の成田4冠 女子平50 男子リレーは銅」、大リーグ「GO!イチロー 年間最多安打 記録かけ最後の10試合」…。

 「ホイッスル」は、プロ野球のシーズン終盤の記録争いをめぐる敬遠について。

選手会とファンが球界を動かした日

2004年09月24日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面トップに、「『来季12球団』で妥結 新規参入、速やかに審査 プロ野球界の壁崩す」の見出し。合意書を交わす古田会長と瀬戸山氏の写真。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-09-24/01_01.html

 「選手会とファンが球界を動かした日」の見出しで解説(コラム?)が掲載されています。
 「日本のプロ野球創設七十年という節目の年に起きた激動。ストライキ、署名活動、交流集会…。六月十三日の近鉄、オリックス両球団の合併合意以降、これまで経験したことのない運動に身を投じた、選手とファンのたたかいは、球界の大きな転機をつくりました」
 選手とファンのきずなが「どんどん深まって」きた過程を振り返り、その力が「経営者の思惑だけで動いてきた球界の厚い壁を突き崩し」たと指摘。「今後は、その新たな力をどう発展させ、球界に根づかせていくか」と課題を提起しています。近鉄の三輪選手、磯部選手のコメントも。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-09-24/01_02.html

 「潮流」もプロ野球の話題。

 2面(政治)には、「主張」(他の新聞の社説にあたる)は「プロ野球スト回避 ファンとの連携プレー生きた」。

 3面(総合)には、「選手の本気社会が味方 プロ野球妥結 識者はこう見る」の見出しで、漫画家の黒鉄ヒロシさん、スポーツキャスターの佐々木信也さんのコメントが掲載されています。

 5面(国民運動)に「プロ野球交渉妥結 選手会に連帯した労組 各地で署名 大きな反響」。

 スポーツ面(11面)のトップにも「プロ野球妥結 球界改革へ道筋 2球団合併は覆らず」。「今回は真摯な対応/ファンが力に」の見出しで選手会の談話、経営者側の談話が掲載されています。
 「NPBと選手会の合意文書(全文)」も。

 14面(社会・総合)、15面(社会)にまたがって、「選手の正論が通った 経営側の横暴抑えた」の大見出し。
 14面には、「大きな改革案と思う 古田選手会長の一問一答」、「これからがスタート NPB代表の一問一答」、「選手会の勝利を歓迎 全労連事務局長が談話」。
 15面には、「プロ野球交渉妥結 ファンの思いは…」としてナゴヤドーム、大阪ドーム、横浜スタジアムのファンの声が紹介されています。「6球団は守るべき」の見出しで街の声。「『代打・古田』に球場から拍手」も。

法学者「スト、問題ない」労働運動総合研究所が発言

2004年09月23日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 5面(国民運動)に、「プロ野球 法学者『スト、問題ない』労働運動総合研究所が発言」の見出し。
 労働法の学者や研究者らが参加する労働運動の研究機関、労働運動総合研究所が、『プロ野球選手会・NPB(日本プロ野球組織)の実りある団体交渉のために』と題した大須眞治事務局長(中央大学教授)の発言を発表したことについて。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-09-23/05_01.html

Jリーグが各クラブの経営状況公開決める

2004年09月23日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 1面に、「プロ野球労使交渉 きょうにも妥結か 球団側、新規参入で譲歩案」の見出し。

 スポーツ面(11面)トップに「“暴走”球団合併」のロゴ。「瀬戸山委員長『審査通れば来季参入も』2社の加盟申請は審査へ」の見出し。「瀬戸山氏の一問一答」が掲載されています。
 「球団減ないとの言葉あった 古田会長」の見出しで、古田会長、近鉄・磯部会長、ヤクルト・真中会長、広島・西山会長のコメントが紹介されています。交渉途中で退席し、報道陣に囲まれる古田会長の写真が掲載されています。
 「楽天 本拠地は仙台 あす申請 ライブドアと競合」も。

 大相撲は「出島押し一直線 首位3人 旭鷲山は3敗に後退」、アテネパラリンピック「土田、初の冬・夏で『金』競泳成田は世界新で3冠」、大リーグ「イチロー固め打ち5の5 あと14 自己最多の243安打」など。

 「ホイッスル」は、Jリーグが来年から各クラブの経営状況を公開すると発表したことについて。「野球界のようにいきなり合併とか言われても困りますから」という鈴木チェアマンのコメントも。

 14面(社会・総合)に「北京五輪へカウントダウン開始」。

 15面(社会)に、「選手やファンの声聞いて 名古屋プロ野球選手会の交渉会場前 愛労連が支援の宣伝」。

プロ野球 ファン同士にも連帯感

2004年09月22日 | スポーツ面紹介(2004年6月~12月)
 スポーツ面(11面)トップは、プロ野球「プレーオフかけ熱戦 日ハム 新庄連日の活躍 ロッテ 3者連続本塁打」。本塁打を放ちガッツポーズする李選手の写真が掲載されています。

 「“暴走”球団合併」のロゴには、「実行委員会 加盟審査『公正に』きょうから労使交渉再開」。他に、「シーズン中に戦力外通告も オリックス」、「本拠地長野 楽天が検討」。

 大相撲は「朝青、出島を逆転 旭鷲山敗れ、2敗が4人」、アテネパラリンピック「自転車の葭原が銅 男子スプリント」。
 「成田、2つ目の金 亡き友にささげる」も。

 「ホイッスル」は、ストライキの間に、ファンと選手の距離だけでなく、ファン同士の距離も近くなったことについて。「いままでほかのチームのファンは敵だと思っていたけどストライキで連帯感が生まれた」という西武ファンの声が紹介されています。

 14面(社会・総合)にアテネパラリンピック、「日本女子ゴールボール 『やかましジャパン』初勝利 鈴の音を頼りにチームが連動」。

 コラム「オリンポス便り」は、「会場に広がる温かさ」の見出しで新日本スポーツ連盟副理事長 桑名令子さんの報告。自転車競技のを取材しています。