1面に「アテネ五輪閉幕 平和と友情 北京にバトン」。
コラム「アテネ発――鼓動」は、「たたえあう笑顔の空間 世界に広がれ」。
「目に焼きついている、一つの光景があります」と、男子千五百メートル決勝ゴール後のエルゲージ選手とラガト選手の「力を出し切り競り合った後はたたえ合う。スポーツの持つ美しさが凝縮された場面でした」と紹介しています。
「大事なことは『スポーツを通じ平和でよりよい社会をつくる』という五輪の『理想』に向かう努力を続けることです」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-08-31/01_01.html
3面にもアテネオリンピック「新たな胎動と課題 日本勢の活躍『選手が主役』流れ加速 ドーピング 選手自身が『反対』と声」。
「世界の新たな胎動、日本勢の活躍、今後の課題も含めて振り返」っています。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-08-31/03_01.html
スポーツ面は10面、11面の見開きです。
「五輪精神の実現に課題 友人が不正『残念』 アヌシュ金はく奪 室伏、複雑な胸中語る」
「自分も金メダルを望んでいたが、それより重要なものはたくさんある」など、室伏選手の一問一答が紹介されています。
11面の大見出しは「アテネ五輪閉幕 力・技・美 世界を魅了 国籍・人種・宗教超え」。
「男子マラソン バルディニが優勝 油谷5位、諏訪6位健闘 独走デリマ襲われ失速」
金哲彦さんの「足音」(コラム)は、マラソンのデリマ選手が走りを妨害されたことについて、「あってはならないことが…」の見出し。
「これまでマラソンにかかわってきたなかで、あんな衝撃的な場面は初めてでした」と振り返っています。「今回のアクシデントは彼にとって不幸な事件というだけにとどまりません。マラソン競技にとって絶対にあってはならない出来事でした」と指摘。マラソンは公道で走る競技では、「沿道の人たちが善意をもって見守り、温かく励ましてくれることで成り立っているのです」。「危害を加えた人物への厳正な対応を求めたい」とも。
「ホイッスル」は、男子サッカーのフェアプレー賞をアルゼンチンとともにイラクが受賞したことについて。