詰将棋劇場blog

平井康雄の詰将棋など、あれこれ

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詰備会オンライン

2020-05-04 18:35:02 | 詰将棋
 もともと昨日、5月3日は詰備会開催の予定でした。しかし、コロナの影響で通常開催は不可能となり、一旦は、場所を変えて小規模で開催することも画策しましたが、結局、開催不可能との結論で、中止となってしまいました。

 今回、小林さんからの提案で、「Discord」というソフトを使って、オンライン開催をやってみることになりました。
 本来は昨日なのですが、私の仕事の都合で、本日開催とさせていただきました。連絡可能な方には連絡を取ったつもりですが、一部の方からは返信なく、見切り発車となりました。

 昨日までの事前接続で、文字チャットだけでなく、音声チャットが使える事を確認。webカメラが付いていれば、映像も送れることを確認していました。

 寝間着のままではいけないので、普通の普段着に着替えて、1時前から接続しました。
 残念ながら、webカメラはうまく作動せず。どこが問題だったのか分からないまま、これはあきらめて音声チャットのみとなりました。

 参加者は小林、冨永、則内、津久井、小池さんに、東京の馬屋原さんが詰備会としては初参加。他に、音声発信はなかったものの、見るだけ、聞くだけの方が数名おられたようですが、ハンドルネームでは分からない方も数名おられました。

 今回急遽かき集めた作品展用の作品披露から始めたのですが、向こうからの声はずっと聞こえてきているのに、ふと気付くとこちらの声が届いていない状態になることがしばしば。そのたびに、再起動して接続し直すしかなかったみたいで、なかなか不便でした。
 この不具合が、こちらの回線の問題だったのか、使い方の問題だったのか、結局わからずじまいでした。
 柿木の画面をアップロードする方法は何となくわかりました。こちらは無難に使えていたようです。

 後半は、馬屋原さんに数作披露してもらいましたが、さすがに面白い作品が多くて、感心しました。

 5時過ぎにはお開きとさせていただきました。いろいろ課題も残りましたが、とりあえず、やっただけのカイはあったように思います。

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将棋世界4月号若島作

2020-04-18 22:45:58 | 詰将棋
 気になった作品が一つあります。

 

 将棋世界4月号の巻頭作品の若島正作。
 さすがの若島さんと思わせるような爽快な中編作品です。
 解答締切は過ぎていますが、解答発表はまだなので、手順は保留としておきますが・・・・・・

 この出題図を見ていると、いかにも逆算できそうな雰囲気が漂っている。
 まさかとは思ったが、何となくやってみるとこんな図に辿り着いた。

 

 駒を増やすことなく、自然な流れで6手も逆算できてしまった。

 37馬、(イ)25玉、36飛成、14玉、15馬、13玉で出題図になります。
   (イ)同馬は同飛成、25玉、43角、14玉、44飛、24歩合、同飛、同玉、34龍以下。

 こんなに簡単に逆算できるのに、ナゼそうしなかったのか、ものすごーく気になります。
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再度の急告:詰備会中止のお知らせ

2020-04-01 11:40:13 | 詰将棋
先週、会場変更の告知をしたばかりですが、その後もコロナを巡る情勢も悪化の一途。
当方の事情もいろいろありまして、結局は、中止にせざるを得ないという結論です。

開催中止
 5月3日(日・祝)13時~ 天神山文化プラザ第1練習室

当方の事情としては、勤務先の病院から通達がありまして、
「関西・関東への原則渡航禁止」
「その方面からの来訪者とはできる限り濃厚接触を避けること」
となりました。

前回、「遠来参加者の拒否はしない」と書いたのですが、たちまち困ってしまいました。

それなら、遠来参加は遠慮してもらって、岡山県人だけでひっそり集まることも考えてみましたが、
実は、赤畠さんが毎日大阪に通勤されていることを思いだしたので、
それすらも困難であることが判明しました。

したがって、中止にせざるを得ないというのが結論です。
いろいろ考えても、どうにもなりません。

とにかく、コロナが収まらないことには何もできません。
9月の全国大会もかなり心配です。





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急告:詰備会会場変更のお知らせ

2020-03-22 17:49:46 | 詰将棋
 コロナの猛威はすさまじく、これがいったいいつまで続くのやら・・・・

 東京オリンピックも外堀を徐々に埋められつつあり、もはや「延期」の選択肢しか残っていない感じです。

 次回詰備会は、5月3日に「未完成」という店を借り切っての開催を予定しておりましたが、この情勢では予定通りの開催は困難と判断いたしました。
 参加を予定していた、関西方面の方々の大半の方が参加を遠慮されると思われるためです。

 そこで、急遽ですが、日時そのままで、場所を変更することにしました。以前から毎回使っている、常連にはお馴染みの場所です。

 天神山文化プラザ 第1練習室
 5月3日(日・祝) 13時~17時

 今回は、近県住民を対象に少人数の開催を想定しています。
 現時点で、平井・赤畠・小林の3人は参加予定ですが、それ以上は極めて微妙です。
 岡山に緊急事態宣言が発令されない限りは、少人数でも開催します。

 遠来の方、参加拒否はしませんが、自己責任でお願いします。
 特に、危険地帯を通過する公共交通機関は危険度が高いので注意をお願いします。
 ただし、体調の悪い方(発熱・風邪症状など)は参加をご遠慮ください。

 なお、詰パラ4月号に、「未完成」での開催告知が掲載される予定ですが、それは取り消しです。
 5月号に訂正記事を掲載します。

 また、秋の会合は「未完成」での開催を予定しております。 今のところ、11月22日(日)を想定しています。

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山本昭一氏の初入選作

2020-02-21 22:51:10 | 詰将棋
 先日おもちゃ箱の記事を読んでいたら、ある作品の参考作品として下記の作品が紹介されていた。



 詰パラ1974年2月 山本昭一作

14飛成、同玉、25銀、同馬、23銀、15玉、
16金、同馬、11飛成、26玉、16龍、35玉、
26角、36玉、37角以下83手

 この作品、私にとっては初めて見る作品だったのです。
 山本氏の作品については、2002年発行の遺作集「怒濤」を執筆して以来、私が誰よりも詳しいはずだと思っていたんですが、それが全く初見の作品が登場とは・・・、まさに晴天の霹靂でした。
 当然ながら「怒濤」には収載されておりません。

 慌てて、詰パラのバックナンバーを確認したところ、1974年2月号の大学院に初登場として掲載されており、4月号結果稿で初入選として登録されているではないですか・・・・・
 ということは、記念すべき「初入選作」を収載し損ねていたことになります。

 「怒濤」の原稿を確認したところ、短編15番を「初登場作」として紹介してありました。
 ここでもう一度改めて、パラのバックナンバーを確認してみると、1974年2月号の「壮棋会(今の創棋会)」と「大学院」にそれぞれ「初登場」として掲載されており、結果稿の順番にしたがって、本作が初入選で、壮棋会の作品(=短編15番)が入選2回としてカウントされていることを確認しました。

 ここで当時の事情を説明しますと、遺作集の執筆に際し、完全・不完全に関わらず、全ての山本昭一名義の作品を、データベースからピックアップしてもらった(担当:平井孝夫氏)のですが、どうもその作業中に漏れがあったようです。
 原因が孝夫さん側にあったのか、私側にあったのか、データベース側の問題だったのか、今となってはわかりませんが、いずれにしても重大な漏れがあったことは間違いないようです。
 私のパラ入会が1975年12月だったので、それ以前のことについて、当時はアクセスする手段もなく、確認のしようがなかったのです。結果稿のコピーを柳田さんから送ってもらって、それを参考に原稿を書くのが精一杯でした。
 短編15番の作品紹介に「初入選」ではなく、わざわざ「初登場」と書いてあるのは、初入選作がどれか特定できないままに、疑心暗鬼のまま、見切り発車してしまった何よりの証拠のように思われます。
 今から思えば、もう少し真剣に、「初入選作」を追求するべきだったとは思えるのですが、当時としては、手段が限られていたのが現実です。
 柳田さんに、山本さんの初入選作を探してくれるようにお願いする、というような手はあったかもしれませんが、さすがにそこまではできませんでした。
 今となっては痛恨の極みです。

 改めて本作を鑑賞してみます。
 結果稿の解説によりますと、「桂ハガシと香ハガシを交互に組み入れた複合ハガシ趣向でこの分野での元祖作となる」と掲載されており、当時としては画期的な作品と言えるそうです。本当に前例がなかったのかどうかは、断定しにくいところではありますが、こんな作品を高校2年時に初入選でものにしたことは、作者の才能の一端を見せつけられた思いです。
 収束手順がなく、趣向が終わった途端、唐突に詰上がる辺りは今後の課題というところでしょうか。

 こうやって見ると、絶対に外していけない作品を漏らしてしまっていたことを、改めて実感させられます。

 本作の完全性を検討してみましたら、残念ながら欠陥が1カ所ありました。
 作意15手目37角のところ、27龍、25玉、37角、35玉、26角、25玉、16龍で作意に戻る迂回手順が成立します。迂回とは言っても、かなり味が悪く、現代感覚では許し難い大キズのようで、消せる物なら絶対に消すべきキズのように見えました。

 37歩→玉方37と とするだけで、部分的にはキズを解消できますが、初形でそれをやると序盤の変化が詰まなくなるため、序奏を大幅に変更する必要が生じますので、できればそれはやりたくないところです。
 そこで思いついた修正図案は下記の通りです。


 

14金、同玉、13金、15玉、14金、同玉、
(A)25銀、同馬、12龍、13歩合、23銀、15玉、
16金、同馬、13龍、26玉、16龍、以下85手

(A)12龍の手順前後は13歩合、25銀、同歩、23銀、15玉で逃れ。


 37歩消去のワンサイクルを省く替わりに、ちょっと味の良い手を加えて、ついでに露骨な駒取りや、飛成生非限定を解消してみました。
 これで作者に納得してもらえるかどうかはわかりませんが・・・・・・。
 
 とにかく、「怒濤」を買ってくれた皆様には、ただただお詫びするばかりです。
 


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