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カサカサの感想ハダで備忘を保てるか

日々の感想、音楽の話、研究と教育を素材に、
作文の練習を兼ね備えた一皿。
かしこまった文体風のソースを添えて。

お茶屋に上げていただいた。

2010-09-08 18:25:41 | Weblog
先日、仕事というかアルバイト先関係の人々と食事会があった。そのうち1名の方が二次会を企画されたというので、そちらにも参加した。

行き先が祇園だということで、祇園の良い飲み屋をご存知かと思っていたら、着いた先はお茶屋さんだった。何しろ驚いた。

お茶屋さんに上げていただくというだけでも初めてなのに、座についてコップやビールが運ばれてくるうちに舞妓さんと芸子さんが上がってきた。さらに驚いた。

お茶屋の女将さんと地方(じかた)さんも座に入られ、入れ替わりながらお酌をしていただき、お話をしたりしながら時間を過ごした。真横に座る舞妓さんや芸子さんがとてもきれいで、皆さんの物腰も優しく気さくである。

そうこうするうち、座のふすまがはずされ、視界が広くなったところに芸子さんと舞妓さんの舞が始まった。

曲は「あけぼの」(画像上)と「祇園小唄」(画像下)。日中別件の仕事をしてからだっただけに、デジカメを持ち合わせず、携帯電話のデジカメ機能で撮影したので、きれいな画像になっていないのがとても悔やまれる。




舞手のお二人も一つ一つの動きに清廉な切れを感じられるし、地方のお姐さんの歌の声の通りのよさに芸の大きさが感じられ、この上ない経験をすることができた。

「祇園のお茶屋」の持つ、敷居や格式などのイメージなど全く感じることのない心地の良い時間が流れ、「ぜひまた来たい」と思うところである。

二次会をセッティングしてくださった方は弁護士さんで、その方のご相伴に預かったわけだが、舞妓さんなどとお話される内容も、祇園甲部のお師匠さん方についてもお詳しく祇園の方に合わせた話題を持ち合わせておられる。

やはりこういうところに自分の財布で来ようなどというのは、金持ちだというだけでは資格がないように思う。芸に対する理解、その世界に対する理解、人格的な幅も深さも持ち合わせていて、遊ぶに似合うところのように切に思った。

返って自分の出来栄えの小ささもつくづく思い知る良い機会にもなった。


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2 コメント

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Unknown (トジック)
2010-09-09 13:05:48
 良いビジネスパートナーをお持ちですね。
 米子では経験できませんね。

 我が職場は、上司が飲食を奢ってくれることが極めて少ないので、うらやましい限りです。
返信する
お酌 (やきめし)
2010-09-09 14:34:47
>トジックさん
コメントありがとうございます。
ビジネスパートナーというより、バイト先のお知り合いなので、格が違います(笑)

皆生温泉あたりのお座敷ではどうなんでしょうね?

京都で舞妓・芸子さんのお酌だけなら、夏場だけ(もう今年は終わりかも)北野天満宮のある上七軒という華街では、白塗りしてないけど浴衣姿の姐さん方のいるビアガーデンのようなイベントがあります。誰でも立ち寄れるお値段です。

夏京都に来る機会があったらいかがですか?
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