監督 是枝裕和
主演 柳楽優弥
元は1988年に起きた《巣鴨子供置き去り事件》。(←に事件の概要が書かれてあります)
最年少でカンヌの最優秀男優賞を受賞した柳楽君の瞳に引きつけられる様に借りてきましたが
すぐには感想の出来ない映画でした
結構ヘビー。
自分の中で消化するのにちょっと時間がかかりました
柳楽君が演じた長男はちょうど息子と同じくらいの年齢。
自分が〈母親〉として憤りも感じるシーンも。
実際にあった事件はもっと悲しくつらい結末だった事を知って
余計に色々と考えさせらました
クレヨンの長さ、
部屋が荒んでゆく様子。
期限切れのおにぎり
初めての万引き
最後のアポロチョコ
母の事も、置かれた状況も何もかも分っている長男
それでも離れたくないという情。
母親が帰って来ないのは、私のせいかと心配する長女
周りの無関心さの為に知られる事がなかった彼らの事
子供達のピュアな心。
会話はドキュメント風。
それが、現実を引き寄せている様に感じました
見終わって、眠っている息子の手を思わず握ってしまいました